ヒエヒエの実を食べた少女の話   作:泰邦

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幕間:オクタヴィア/ロジャー

 ドラム王国から島をいくつも辿り、シャボンディ諸島を経由して魚人島を通り抜けて〝新世界〟へ。

 後ろ姿をカナタと見間違えられることもあったが、騒ぎになることもなく懐かしい海へと戻ってきた。

 

「ここが〝新世界〟……海自体は〝楽園〟と変わらないんだね」

「お前はここを何だと思っているんだ。気候や天候が〝楽園〟以上にデタラメなだけで、海であることに変わりはない」

 

 キョロキョロと海を見渡すカテリーナを尻目に、オクタヴィアは呆れた様子で返答していた。

 海中から追ってきて船ごと飲み込もうとする海獣を一撃で焼き殺し、記録指針(ログポース)の針を頼りに船を進める。

 旅そのものは非常に順調と言っていい。

 襲い掛かってくる海獣、海王類、海賊に海軍。それらは全てオクタヴィア一人でどうにでもなるものだし、カテリーナという荷物がいても然したる問題にはならなかった。

 何しろ強さの次元が違う。

 覇気も碌に使えぬ海賊など木端の如く吹き飛ばし、海軍の誇る軍艦であろうとも障子の如く打ち破る。

 小さい船の上で時折進路を確認しながら新聞を読み、見知った顔の海賊たちの名が載っているのを見るたびに目を細めていた。

 カナタに会う機会があるかと思ったが、新聞を読む限りだと現在は〝新世界〟にはいないらしい。もっとも、会ったとしても何か話すことがあるわけでもない。

 母親として思うことはあれども、今更会って何を話せばいいのかもわからないのだ。

 ウォーターセブンでも一度だけ顔を見に行ったが、長年会っていなかった彼女に出来るのはそこまでだった。

 欲しいものがあれば与えよう。手に入れたい情報があるなら与えよう。そう思っていても、カナタは何も求めることはなく。オクタヴィアが母親として出来ることなど何一つなかった。

 だから、今はまだ会わないほうがいい。

 

 ──そう考え、旅を続けて〝ハチノス〟へと辿り着いた。

 

「ここが〝ハチノス〟かぁ……悪趣味だね?」

「あの髑髏は元からだ。昔、どこぞの能力者が作り出したものだろう」

 

 島の中央にある巨大な髑髏を模した岩を見て、カテリーナは率直な感想を口にした。

 あれはオクタヴィアたちが拠点として使う以前からあるものなので、作られた理由も何もわからないものだ。「よくあんな悪趣味な物を作ったね?」と言わんばかりの視線に思わず口を出すのも仕方ないと言える。

 

「それで、オクタヴィアの探し物はどこにあるの?」

「この島の地下だ」

 

 勝手知ったると言わんばかりに歩き出し、カテリーナはその後ろをとことこと歩いていく。

 かつてはロックス海賊団の活動拠点として多くの海賊が暮らしていた島だが、今や誰もいない無人の島だ。栄枯盛衰は世の常とは言え、当時の活気あふれた島を知るオクタヴィアとしては思うところもある。

 大抵はいつ死んでも仕方ないようなロクデナシばかりだったので同情はしないのだが。

 

「ここって誰かが拠点にしたりしてないのかな」

「この有様を見る限りはないだろう。時折上陸する船乗りくらいはいるかもしれないが」

 

 そもそもこの島では自給自足も難しい。よほど大きな組織でもなければ拠点として使うことも出来ないだろう。

 もっとも、かつてロックス海賊団が拠点としていた島を拠点とするならば、政府から目を付けられることは確実だ。多少情報を得ている組織なら基本的に避けるだろうし、それが出来ないレベルの組織ならここを拠点として扱うほど地力があるとも思えない。

 ……時たまそれが出来てしまうほどの不条理な組織もいるのだが。

 

「ここだな」

「ここから地下に行けるの?」

 

 建物の一角から内部に入り、入り組んだ迷路のような通路を通って地下へと向かう。

 隠し扉を複数開け、わかりにくい道を辿れば、オクタヴィアが探していた物がある──()()()()()

 

「む? 〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟が増えている……?」

 

 かつてここには一つしかなかった〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟が、今は赤い〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟も含めて二つある。

 誰かがここに運び込んだのだろう。だがまぁそこはいい。地下室は結構な広さがあるし、一つ二つ増えたところで手狭と感じる程でもない。

 問題は、もう一つの方だ。

 

「誰かに盗られたか。この場所を見つけるのは至難だったはずだが……」

「入れる以上はどんなに対策してもいつかは入られるよ。でも、ここに何があったの?」

「刀だ……ジーベックの形見のな」

 

 〝最上大業物十二工〟が一振り──銘を〝村正〟。

 かつてロックス・D・ジーベックが振るった刀であり、ロックスの死後にオクタヴィアが回収して誰にも見つからない墓代わりに鎮座させていた物でもある。

 しばらく顔を出せていなかったが、大丈夫だろうと楽観していたことが仇になった。

 これほど入り組んだ地下まで探しに来るなど、よっぽど気合の入ったトレジャーハンターか何かだったのだろう。そうでもなければ何かがあるかどうかもわからない場所まで探しに来るはずがない。

 オクタヴィアは溜息を吐き、二つの〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を見上げる。

 

「誰が盗んだのやら……」

「探す?」

「そうだな。この〝ロード歴史の本文(ポーネグリフ)〟を置いている辺り、これの秘密を知っている人間だろう。もしかすると、しばらくここにいれば戻ってくるかもしれんな」

「えー? その間ずっとここにいるの?」

「そんな訳があるか」

 

 しばらく近くの島で過ごし、時折様子を見に来る程度でいいだろう。〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟の秘密を知っているならこの場所を探り当てた海賊の数も自ずと絞られる。

 今世界で名を揚げている海賊団のいくつかがそうであるなら、オクタヴィアはそのほぼすべてを知っている。

 能動的に探しに行くのもありだが、さてどうしたものか。

 

「……あの子の手にあるのなら、問題は何もないのだがな」

 

 可能性の一つとして考えられるし、彼女の手にあるのならオクタヴィアも文句はない。

 子が親の形見を持つことなど、珍しくもないのだから。

 

 

        ☆

 

 

 ──その日、ワノ国は大騒ぎが起きていた。

 〝九里〟の大名である光月おでんとその家臣たちが日々鍛錬を続けている中で、〝九里〟にある伊達(イタチ)港に海賊が現れたと情報が入った。

 すぐさま城から出て行ったおでんを追いかけ、錦えもんとカン十郎は急ぎ伊達港へ向かっていた頃。

 浜に打ち上げられたオーロ・ジャクソン号から這い出て、「まいった」と帽子を押さえる男が一人。

 

「いやァ……鯉に掴まって滝を登るなんざ、生まれて初めてだぜ。わっはっは」

「滝を登った先に島と海とはな……ここがワノ国か」

 

 陽気に笑うロジャーと辺りを見回すレイリー。

 船は無事だが、浸水で積荷がダメになってしまっていた。調達も必要だろうと思い、ワノ国の探検に出かけようとロジャーは言う。

 

「まァ待て。まずは色々と把握しないと──む」

「ほう……こいつは強そうだな!」

 

 ウキウキで刀を抜くロジャーは、森から飛び出してきた一人の男に視線を合わせる。

 大柄な男で両手に刀を持っている。あちらもロジャーを見るなりニヤリと笑い、「海賊の船か!」と声を上げた。

 

「よくぞ来た! 悪天候を越え、滝を越え! よくぞここまで!!」

 

 振りかぶった二刀を勢いよく振り下ろし、強烈な斬撃を放つおでん。

 対するロジャーも一切引かず、おでんの攻撃を真正面から受け止める。

 ぶつかった衝撃は周囲に広がり、すわ戦闘かと構えたところでおでんが口を開いた。

 

「おれの名は光月おでん! 誰だか知らんが、お前の船に乗せてくれ!!!」

 

 ファーストコンタクトがまさかの目的の人物と言うことで、ロジャーもレイリーも目を丸くして驚く。

 

「お前が光月おでんか!! おれ達はお前を探しにワノ国に来た!! だが船に乗せてやることは出来ねェ!!!」

 

 ひとまず二人とも刃を収め、おでんを追いかけてきた家臣二人が追い付いたところで本題に入る。

 元より目的は光月おでん、あるいは光月スキヤキのどちらかだ。仲間になってくれるというのならロジャーにとっても好都合……カナタとの約束が無ければ、という話ではあるが。

 おでんは自分を探しに来たという事と、しかし船には乗せてやれないという二つに首を傾げていた。

 

「なんで海外の奴がおれのことを知ってんだ?」

「おれ達はカナタに聞いてこの国に来たんだ」

「何と、カナタ殿の! かの御仁は元気にしておいでか?」

「おう、前に会ったときは他の海賊とドンパチやってたぜ!」

「ハハハ、なるほどカナタ殿らしい。あの御仁、見かけによらず血の気が多いところもあったでござるからな」

 

 確かに、と錦えもんはカン十郎の言葉に頷いて笑っていた。錦えもん本人は自分の流派を一目で真似されたのでややトラウマ気味なのだがそれはさておき。

 

「あの女か! しかし船に乗せられないとはどういうことだ?」

「ワノ国の将軍の息子だから下手に国外に連れ出すな、と言われている。スキヤキ殿には義理もあるからとな」

「あの女……! 毎度毎度おれの邪魔しやがって!!」

「いやおでん様、この場合カナタ殿が正しいのでござるが……」

 

 錦えもんの言葉にも聞く耳持たず、カナタへの怒りを燃え上がらせるおでん。

 ロジャーとレイリーは顔を見合わせ、錦えもんへと疑問を投げかけた。

 

「カナタとは知り合いなんだろ? 仲が悪ィのか?」

「あー、まァ何と言うか、おでん様とカナタ殿は折り合い悪く……」

「次会ったらぶっ殺してやる!」

「……まァこんな感じでござる。ちなみにカナタ殿には全く相手にされておらず」

「わははははは!! 確かに並の強さじゃカナタをどうこうするのは難しいだろうな!」

 

 生半可な実力で挑んでも一蹴されるだけだろう。今や彼女の実力は世界でも指折りだ。

 おでんも確かに強いようだが、カナタに一矢報いることが出来る程ではない。特に彼女は自然系(ロギア)の能力者だ、攻撃を当てるにも相応の実力が求められる。

 

「ぐぬぬぬ……!」

「おでん様、今回()諦めていただくという事で」

「フザけんな!! おれは海に出て冒険してェんだよ!!」

「ご自分の立場をわかってください! あなたは〝九里〟の大名で! 将軍の息子なんですよ!?」

 

 意固地になって海外に出たがるおでんとそれを諫める家臣。

 彼らを見ながら、ロジャーとレイリーは「長くなりそうだな」と感じていた。

 

 

        ☆

 

 

「おれを船に乗せないならこれは読まねェ」

 

 当然というかなんというか、おでんはロジャーの頼みを蹴っていた。

 〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を読んでもらう事が目的なのだが、光月スキヤキは病床につき一部の側近や大名以外は面会できず、おでんも不貞腐れたように読まないと言う。

 そこを何とかと交渉してみるも暖簾に腕押しもいいところで、おでんにとって「海外へ出る事」以外は交渉にならないらしい。

 さてどうしたものかと頭を悩ませるが、すぐさまいい考えが浮かぶわけもなく。

 ひとまず浸水して駄目になった積荷の処理などを済ませながら考えることにした。

 

「意外と難航しそうだなァ……」

「おれとしてはおでんを乗せてやると言い出すと思っていたんだがな」

 

 カナタも恐らくそう思っていたから釘を刺したのだろうし、釘を刺しても無駄だと思っているようでもあった。

 だが、予想に反してロジャーはおでんを頑なに船に乗せようとはしていない。ロジャーらしくないと言えばらしくない動き方だ。

 

「おいおい相棒、お前おれを何だと思ってんだ。おれは約束を破らねェ!」

 

 直接約束したわけでは無いが、レイリーを通して聞いた以上はそうするのが筋というもの。

 破天荒な男として有名だが、友人との約束は極めて誠実に守るのがロジャーという男だ。時たま約束そのものが頭からすっぽり抜け落ちることもあるが。

 

「それはいいが、ではどうするんだ?」

「どうすっかなァ……」

 

 何か考えがあるのかと思いきやそういう訳でもないらしい。

 もっとも、急ぐ話ではない。ワノ国を見て回りつつ考えりゃいいだろと楽観視しながら、ロジャーは笑っていた。

 

 ──そんなことを言っている間に一ヶ月が経った。

 

 事態は全く進展せず、流石にワノ国に居るのも飽きてきた。一度ワノ国から出て冒険するかと思い始めていたところ、おでんが虎視眈々と密航するチャンスを狙っていることに気付く。

 わかりやすい男なので対処は出来るが、下手に海に出ると何としてでもついてきかねない男だ。

 こうなると根気よく交渉し続けるしかないのだが、肝心のおでんの譲歩が「海外に出る事」なのでどうしようもない。

 あれこれ考えているうちに、おでんはワノ国の都である〝花の都〟に出かけることになったという。

 

「〝花の都〟?」

「ワノ国の都だ。将軍の住む城のある町でな、いい場所だぞ」

「ほー。そこにワノ国の将軍がいるのか」

「ああ、おれの父上だ」

 

 時折「船に乗せろ」「乗せねェ」の論争が起きるが、基本的に馬が合うロジャーとおでんはよく一緒に食事を取っていた。

 その時にこの話題が出たのだ。

 

「どうも父の容体があまり良くないらしくてな。一度家臣どもの顔見せもかねて〝花の都〟まで行くつもりだ」

「なるほどなァ……お前がいねェってことはおれ達も出航するチャンスだな」

「バカ言え! お前らにとっても悪い話じゃねェぞ。お前らが読みたがってたあの暗号、あれと同じ文字が書かれた石が城にある。赤いがな」

「一番欲しい奴じゃねェか!!」

「カナタもそんなことを言っていたな……城の中にあったのか」

 

 どこかの遺跡にでも置いてあるのかと思い、交渉が難航している間に探していたのだがまさか城の中にあるとは思わなかったらしい。

 おでんはにやりと笑い、「興味が出たらしいな」と食いついたロジャーを見て満足そうにする。

 

「これを読んで欲しけりゃおれを船に乗せろ!」

「それは出来ねェ! カナタとの約束だ!」

「あのアマァ!!」

 

 おでんの怒りはさておき、ロジャーはとりあえずついていってみるかと考えていた。

 スキヤキが病床についているという事もあり、ロジャーたちは城の中に入れていない。無理に入ることも出来なくはないが、おでんとの関係も悪化しかねない以上は避けたかったのだ。

 一度〝花の都〟を訪れてから考えようと、ロジャーとレイリーの二人はおでんに付いていくことにした。

 

 

        ☆

 

 

「……父上から海外に出ていいと許可を貰ったんだが」

『えェ~~~~!!??』

 

 おでん自身も困惑しつつ、家臣たちにそう告げていた。

 どういうことかと視線で尋ねてみると、経緯を説明し始めた。

 

「父上と城で会ったんだが、まァとりあえず今日明日にどうこうなるって感じではなかった。顔色も悪くなかったしな」

「危篤と呼ぶほどではないが、体調が悪いのが続いていると?」

「そんなとこだ。それで、今来ている海賊と一緒に海外に行きてェって話をしたんだがな」

 

 おでんは腕を組み、先程の内容を思い出すように口を開く。

 

「父上は『何を言ってもついていくつもりだろう。だから私から条件を付ける代わりにワノ国から出ることを黙認する』と」

「なんと……! ワノ国では海外に出るのは違法では!?」

「だから『黙認』なんだ。あずかり知らぬところでこっそり出て行けば大事にはしないと父上は言っていた」

 

 おでんの破天荒ぶりを考えればいずれどうにかして海外に出るのは目に見えていた。今回のロジャーの件は渡りに船だ。

 これを逃す男ではないだろうと考え、スキヤキはこっそり出ていく代わりに国外に出ることに目を瞑ると。

 そして付けられた条件はもう一つ。

 

「父上も何年持つかわからないと言っていた。だから、少なくとも二年で帰ってこいと」

「二年……帰ってこれますか?」

「わからん。一度国から出ればもう戻れないくらいの覚悟でいたからな。まして、国外に出る大罪を犯したものが将軍などとは……と思っていた」

 

 だが、将軍の実質的な『黙認』が通っているというのなら話は別だ。

 一度は絶縁された身だが、既に取り消されて家族仲も良好だとおでん自身は思っている。もしスキヤキがおでんに将軍になって欲しいと考えているなら、それを受け継ぐのもやぶさかではないとも。

 ロジャーがいるこのチャンスを逃すことは出来ない。

 

「おれはこの国を出ていく。誰に何を言われようともな」

 

 覚悟を決めた顔で告げ、家臣たちもみな押し黙る。

 もはやおでんを止めることは出来ないだろう。将軍の実質的な許可が下りた以上、家臣たちに止める道理はないも同然なのだから。

 だから、せめて。

 

「私もついていきます。あなたを一人にしては何をしでかすかわからない」

「イゾウ」

 

 本当に二年で帰ってくるかどうかもわからない。ならば、おでんの家臣として、付き人として海賊船に乗るのも一つの道だ。

 おでんの家臣の中でも頭が回る方なので、おでんのフォローをするという意味でも最適な人材と言えるだろう。

 

「……そうだな、イゾウがおでん様に付いていくなら心配は無用だろう」

「お兄様なら大丈夫です!」

「イゾウが一緒なら問題ないでござるな」

「お前ら!」

 

 おでんよりもイゾウの方が頼りになると言いたげな家臣たちにおでんも声を上げるが、軽口を言い合えるのも一つの信頼の証だろう。

 「それじゃお前ら」と家臣たちを見渡し。

 

「おれとイゾウはしばらく留守にするが……ワノ国を頼むぞ!」

『はっ!!』

 

 

        ☆

 

 

 翌日。

 おでんはロジャーに経緯を説明し、改めて船に乗せてくれと頭を下げる。

 この場合はどうなんだとロジャーとレイリーは互いに顔を見合わせ、「将軍の許可があるならカナタへの義理も欠いてねェだろ」と判断して乗せることを承諾。

 〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟も手に入り、昼の内に出航準備を整えて夜の闇に紛れながらの出航となった。

 一ヶ月ほどよく一緒に行動したのでロジャー海賊団の船員たちともすっかり打ち解けており、おでんとイゾウは快く迎えられ、ワノ国の外へ出る。

 そして。

 

「密航者だー!」

「イヌアラシ!? ネコマムシ!? なんでお前らここに!!?」

「いやァ、ははは」

「やっぱりワシら、おでん様を近くでみゆうがが一番楽しいぜよ!」

 

 悪びれる様子もなく、イヌアラシとネコマムシもちゃっかり密航していた。

 

 




END 海の果て/RoadStar

NEXT 海賊王/ビリーバーズ・ハイ



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