超次元ゲイムネプテューヌ Origins Relay 作:シモツキ
GMG-02(A/S) 【ルイースフィーラ】
所属・リーンボックス国防軍
設計開発・リーンボックス国防軍/リーンボックス重工業連合
生産形態・量産型(複座機)
生産仕様・A型(一般機)、S型(指揮官機)
動力・GBXE-03 魔光動力炉×1
主推進器・脚部大型スラスター×2
武装
RGBW-R03 前腕部重粒子砲(ビームライフル)×2
RGBW-R01 胸部重粒子砲(ビームブラスター)×1
RGBW-C04 掌底部重粒子収束剣(ビームサーベル)×2
RGFW-R01 22㎜頭部連装機銃×2
特殊機構
S-GMG-01 小型ユニット式無人機『アスリム』×3(RGBW- R04 重粒子機銃(ビームオートマガン)×1、DBA-12 ミサイルランチャー×2)
MEB-02 高エネルギーシールド発生装置
リーンボックス国防軍MG部隊の主力量産機。メインカラーは国色であるグリーン(正確にはライトグリーン)。
まず始めに目を引くのはその全長であり、他国の主力MGよりも一回り大きな機体サイズとなっている。後述のガラティーンからも分かる通り、これはリーンボックスのMG開発におけるコンセプトの一つであり、本機のみの特徴ではない。
第二の特徴は複座型システムの採用で、一人が機体の制御を、もう一人が無人機の操作と周辺警戒を主に行う。その為パイロットは本体と無人機それぞれの操縦に専念する事が出来、尚且つ無人機操作側が周辺警戒も担当する事から、機体制御側は目の前の敵に集中出来るという利点も存在する。また、難易度からあまり実用的とは言えないが、システム上は一人で全て操作する事も可能。
そして第三の特徴は、背部と両腰に装備される無人機。本体装着時は飛行を可能とするブースターと旋回式の武装を兼ねるユニットとして、分離時は本体からの遠隔操縦で動く小型無人機としてルイースフィーラの戦闘能力を大きく拡張させる。
上記の三点は全て革新的な技術ではなく、決してリーンボックス独自のものという訳ではない。だがその堅実さ故に信頼性は高く、大型且つ重武装である事に起因する高出力や高火力からも分かる通り、単純な性能に重きを置いている機体と言える。
魔光動力炉
胴体部に搭載される動力機関。各国でも開発、配備が進んでいる魔光動力炉の大元であるリーンボックス製という事もあり、高い性能を持つ。機関そのものが他国のMGに搭載されている物より大型である為最高出力も高く、術式をパイロット二人で受け持つ為に負担も他国MGより小さい。
脚部大型スラスター
本機の主推進器。機体が大型な分搭載されているスラスターも相応に大型となっており、この二基のみで機体を大きく跳躍させる事が出来る。但しこのスラスターのみでの飛行は出来ず、完全自律飛行の為には無人機を二機以上装備する必要がある。
前腕部重粒子砲(ビームライフル)
前腕の外部に左右一基ずつ装備される固定火器。火力、射程距離共に、他国で同時期に開発された同系統の武装より高い。砲身が開放型となっており、マニピュレーターや下記の重粒子収束剣を使う際には肘側に百八十度回転させる事で、砲身が邪魔になる事を防いでいる。
胸部重粒子砲(ビームブラスター)
本機最大火力を持つ固定下記。名称や位置からも分かる通り、キラーマシンシリーズの物と同じ系統の武装で、長所や短所も共通している。が、キラーマシン系の物よりは若干小口径且つ長射程化がなされており、またキラーマシンよりも小回りに長ける為拡散モードはオミットされた。
掌底部重粒子収束剣(ビームサーベル)
柄がなく、掌底部から直接出力する近接武装。瞬時に使用出来る上、前腕ではなく掌底部に装備されている関係から、ある程度細かな振り方をする事も可能。反面外せない(手放せない)面は長所と短所のどちらにもなり得る他、一回り大きい分他国のMGとの斬り合いは若干不利とされる。
22㎜頭部連装機銃
縦二列で頭部の左右に搭載される、実体弾の固定火器。ラステイション製MGの頭部機銃同様、基本的な使い方は敵への牽制や迎撃だが、左右合わせると計四門となる為、装甲や甲殻が然程堅牢ではない相手に対しては、十分撃破を狙えるだけの火力を叩き出す事も可能。
小型ユニット式無人機『アスリム』
本機を語る上でなくてはならない、重要な装備。小型翼とリフティングボディを思わせる曲線的な形状を持ち、牽制だけでなく敵の撃破を狙えるだけの威力を持つ重粒子機銃及び、二基のミサイルランチャーを備える。各機は小型の動力炉も有するが、その出力はMGよりも低い。
ルイースフィーラ本体の火力と機動力増強の面でも優秀な装備だが、やはりその真価は無人機としての活用であり、全て分離する事で擬似的な一個小隊を作り出す事が可能。しかし二機以上撃墜されると自動的に本体の飛行能力も消失する為、運用には注意が必要。
因みに二機の合体でルイースフィーラは飛行可能となるが、推力バランスの関係から背部と腰の左右どちらか、という組み合わせでは飛行出来ない。
高エネルギーシールド発生装置
エネルギー体の壁を展開し、攻撃を防ぐ防御兵装。両肩部に一基ずつ発生器があり、二基でシールドを形成する。ラステイション製MGで主に使われている物と同様の理由で前面限定展開型となっているが、平均的な防御性能はこちらの方が高い。またキラーマシンと同じく、装備位置の関係から防御姿勢を取らずに展開する事が可能。
バリエーション
A型
隊長以外が乗る機体。頭部中腹にスリット型の、下部にマスク型のゴーグルアイを持つ。堅実な技術と複座ならではの分業によって見た目よりも扱い易い機体となっており、パイロット達からの評価も良い。
S型
隊長用の指揮官機。アンテナの増設以外には外見上の変化はなく、武装もA型と同様。しかし管制機能や通信性能を中心に指揮官用として強化はされており、パーツも良質な物を優先的に使っている為、戦闘能力もA型より高い。
GMG-03-01V 【ガラティーン】
所属・リーンボックス国防軍
設計開発・リーンボックス国防軍/リーンボックス重工業連合
生産形態・特注機
動力・GBXE-03 魔光動力炉×1
主推進器
脚部大型スラスター(主器)×2
腰部フロートスラスター(副器)×1
武装
RGBW-R03 前腕部重粒子砲(ビームライフル)×2
RGBW-C04 掌底部重粒子収束剣(ビームサーベル)×2
RGFW-R01 22㎜頭部連装機銃×2
特殊機構
S-GMG-01 小型ユニット式無人機『アスリム』×2(RGBW- R04 重粒子機銃(ビームオートマガン)×1、DBA-12 ミサイルランチャー×2)
S-GMG-02 特装小型ユニット式無人機×2
MEB-02 高エネルギーシールド発生装置
設計もまだ未完成なGMG-03をベースに開発された、特注の機体。黒を基調に緑のラインが引かれ、一部は金色となっている。GMG-02を大幅改造、発展させる形で造られており、02と03の両方を母体としているとも言える。
頭部はツインアイタイプに、アンテナは両側面に変更され、細部の意匠は変更されているが、シルエットは02に近い。大型、複座、無人機の搭載と機能面でも02と共通点が多いが、性能は大幅に強化され、特に情報処理能力と管制能力は早期警戒機にも追い縋る程。武装面に関しては通常強化の範疇に収まっているものの、これは本機が指揮及び火力支援を主眼とした機体である事に由来する。
ルイースフィーラと共にルウィーとの模擬戦に出撃した本機だが、その際は性能の全ては発揮しなかったらしく、未使用の要素と胸部重粒子砲がオミットされている事は関係している模様。
所謂ワンオフ機に該当するガラティーンだが、その実白兵戦能力は他国のトップエースが乗る機体程高くない。…が、これは上記の通り指揮官としての運用を第一としている為であって、総合性能は決して引けを取らない。
魔光動力炉
胴体部に搭載される動力機関。GMG-02と同型だが、これは同型でも十分なエネルギーが確保出来る事が理由。しかしパイロットが二人共魔法適性が平均よりもかなり高い為、より高性能且つパイロットへの負担が大きいタイプでも運用には支障がないとされている。
脚部大型スラスター
本機の主推進器。引き出せる最高速度や加速性能はGMG-02と大差ないが、姿勢制御能力を大きく強化されており、02より良好な燃費効率で滞空が可能。その為継戦能力も向上していると言える。
腰部フロートスラスター
腰部の背面に搭載された、三対六枚で構成される固定翼型スラスター。ウイングスラスターと似た外見ではあるが、こちらは滞空する事に特化しており、無人機を全て分離した状態でも滞空を可能としている。但し高速飛行や素早い機動を行う為には、無人機の装着が必要不可欠。
前腕部重粒子砲(ビームライフル)
左右の前腕外部に一基ずつ装備される、固定火器。動力や推進器同様装備そのものとしてはGMG-02と同じ物だが、収束率を高める事で威力と射程を上げている。その反面収束にかける時間が増えた事から、連射性は若干低下した。
掌底部重粒子収束剣(ビームサーベル)、22㎜頭部連装機銃
GMG-02と同様の武装。要望に沿ったチューニングがされているが、それ以上の変化はない。これは本機が最前線より一歩下がった位置をを中心に立ち回る機体であり、大幅な強化や変更は必要ないとされた為。
S-GMG-01 小型ユニット式無人機『アスリム』
腰部の両側面に装備される、小型無人機。背部にはもう一種類の無人機が搭載されている為、こちらはGMG-02よりも一機少ない。ハード面では二機共に特に変化はないが、通常はオートになっている部分も殆どがマニュアル操作に変わっており、操作が難しくなった反面運用の自由性は大幅に増している。
S-GMG-02 特装小型ユニット式無人機
背部に装備する小型無人機。二機を横並びで背負う形で装備し、S-GMG-01よりもやや細長い外見を持つ。ルウィーとの模擬戦ではブースターとして以外の使い方をしておらず、各国共にまだその全容を把握し切っていない。
高エネルギーシールド発生装置
両肩部の発生器よりエネルギーを半球状に展開し、攻撃を阻む防御兵装。他の装備同様、これもGMG-02の物と同型だが、受ける攻撃に合わせて無人機操作、周辺警戒担当のパイロットが出力するエネルギーを調整する事により、より適切な防御を可能としている。
WMG-(X)01Z 【アロンダイト】
所属・ルウィー国防軍
設計開発・ルウィー国防軍/魔導協会
生産形態・実験機(後に実戦仕様へ改修)
動力
GBXE-02W 魔光動力炉×1
MG用魔力貯蔵型魔導具×1
主推進器
腰部マギアスラスター×2(主器)
脚部中型スラスター×2(副器)
武装
SMA-VMG01Y マギアライフル(携行可変魔力砲)×1
SMA-VMG02Y マギア・ヴァリアブル・ソード(出力可変式魔力剣)×1
SMA-VMG05Y マギア・アンカーショット×2
SMA-VMG08Y マギアシールド×2
特殊機構
スノウスピナー×2
MEブースト
魔法技術を積極的に活用した、ルウィー版MG(マルチプル・ゴーレム)開発における実験機。白を基調に各所へ黄色や金色を配置したカラーリングをしており、同じ白でもWMG-02のものより彩度が高い。
現段階のルウィーは、どれ程の性能を持つMGを開発出来るか…というコンセプトで建造されている為に各種性能が非常に高く、単騎で戦況を変え得るだけの力を持つ。だがその反面操縦難度も高く、魔力消費や術式制御といったパイロットへの負荷の面も無視出来ない。しかしテストパイロットは本機を見事に乗りこなし、またWMG-02には劣るとはいえある程度の活動時間を確保出来た為、後に実戦仕様へと改修された(それに合わせ、実験機を示すXが形式番号から外された)。
基本的にWMG-02よりも高性能な本機だが、本機のみでの自律飛行能力はなく、大跳躍こそ出来るもののその点では完全に劣っている。だが本機には空戦用の大型バックパックがあり、そちらを装備する事により飛行能力を得る為、厳密には内蔵型か外装型かの違いだと言える。
因みに同じくルウィーのMG開発に貢献した機体としては十式が上がるが、十式は人型兵器開発の面を、本機はMG(マルチプル・ガーディアン)という兵器への魔法技術導入の面をそれぞれ担っていた。
魔光動力炉
胴体部に搭載される動力機関。各国で配備が進む魔光動力炉のルウィー仕様。魔法と科学の融合、という面で先行しているリーンボックスへの対抗心が表れており、魔法の部分にかなりの改造がなされた。特に本機の物は限界ギリギリまで強化され、出力も群を抜いている。
MG用魔力貯蔵型魔導具
コックピットの真上に位置する、クリスタル状の魔導具。その名の通り魔力のタンクであり、主にここから魔力配給が行われる。こちらも量産機の物とは違い、特別仕様の物が搭載された(具体的にはより純度の高い素材を使い、特注品として加工がされている)。
腰部マギアスラスター
腰部両側面に装備する、ユニット状のスラスター。マギア装備の一つ。魔力そのものと推力へと転換出来る魔法の複合により、推進力を生み出している。その性質上乗り手次第で同サイズの通常推進器を大きく超える推力を生み出す事も可能だが、当然出力を上げれば制御も難しくなる。
脚部中型スラスター
副器となる通常タイプの推進器。出力は特筆する程のものではないが、特に低い訳でもない。本機は後述のスノウスピナーによる走行も多用する機体であり、その状態は足底部が地面(進行方向とは別)を向いてしまう為、ノズルを足底部と後下腿部で分割している。
マギアライフル(携行可変魔力砲)
圧縮した魔力を光弾、或いは光線として撃ち出す携行魔力武装。大別すると連射性重視の光弾モードと威力、射程重視の光線モードの二つがあるが、ビームライフル系の様にその中間の性能を持つ射撃を行う事も可能。更に細かな調整も出来る為相手や状況を選ばず使えるが、基本モード以外はその時々でパイロットが調整しなければならない。
マギア・ヴァリアブル・ソード(出力可変式魔力剣)
背部の鞘に一本ずつ装備される、近接戦用魔力武装。通称MVS。強化魔法の応用として剣に魔力を付加させる武器であり、こちらもマギアライフル同様魔力を調整する事で、斬れ味や強度を変化させられる。…が、節約以外ではわざわざ低出力にする必要がないという評価が強い。また魔力を付加させない状態でも、実体剣として使用出来る。
マギア・アンカーショット
魔力を付加させられる実体刃とワイヤー、そしてその二つを繋ぐユニットで構成される、前腕部の射出武装。クローやアームで掴むのではなく、刃を突き立て固定する。ワイヤーにも魔力付加は可能だが、その場合かなりの面積へ魔力を流す事になる為、付加せず放つのが基本となる。
マギアシールド
上記のアンカーショットのユニット上部に搭載された、防御兵装。魔力障壁を展開し攻撃を防ぐ。他のエネルギー防御兵装同様、発生器が無事ならば毎回完全な状態で防御する事が出来る点が長所。またアンカーと一体化している為、射出した先で障壁を展開するという事も可能。
スノウスピナー
踝部から下腿部に沿って装備される、高速走行用装備。使用時は回転させ、搭載されたローラーを接地させる。名前の通り、雪原や氷上で『滑る様に』動く為の装備だが、通常のローラーの様に使う事も可能。
MEブースト
爆発的な加速力を生み出す特殊機構。正式名称は、マギア・エクスプロージョン・ブースト。起動直後の状態から一気に動力炉や推進器を最大出力まで引き上げる事が出来、主に緊急発進時に使われる。だが魔力消費が大きい上、少しでも操作を誤れば横転しながら明後日の方向に突進してしまう危険もある為、量産機への搭載は見送られた。因みに特殊機構というカテゴリだが、正確には『MG』という大型魔導具に付与された魔法の一つ。
WMG-02(A/S) 【レグファ】
所属・ルウィー国防軍
設計開発・ルウィー国防軍/魔導協会
生産形態・量産機
生産仕様・A型(一般器)、S型(指揮官機)
動力
GBXE-02W 魔光動力炉×1
MG用魔力貯蔵型魔導具×1
主推進器
マギアスラスター(主器)
脚部中型スラスター×2(副器)
武装
SMA-VMG02 マギアシューター×1
WDF-A-02 27㎜左腕部機銃×1
SMA-VMG03 マギアランス×1
SMA-VMG04 マギアソード
SMA-VMG09 魔術投射砲『スタッフ』
SMA-VMG08 マギアシールド×2
特殊機構
スノウボード×2
魔法複合型自律飛行システム
小型ウイング(S型)
ルウィー国防軍MG部隊の主力量産機。メインカラーは国色であるホワイト。実験機であるWMG-X01Zから得られたデータを元に各種性能や装備の調整(デチューン)、或いは量産機としての最適化を果たした上で設計、開発された機体。
本機(というよりマルチプル・ゴーレム)は魔法使い、それも優秀な魔術師がパイロットとなる前提で造られている為、どんなに卓越した操縦技術があろうと、魔法使いとして要求水準に満たない場合はその性能の半分も発揮出来ない。しかしその分他国に劣る科学技術を補って余りあるだけの魔法技術が投入されており、マルチプル・ガーディアンと同じ目的の機種でありながら様々な意味で一線を画する。
推進器や武装等、外観から見ても分かる独自性は多いが、内部機器も他国に比べ特殊。その代表的なものが操縦桿であり、他国の物と違って球体状の操縦桿(魔導具の一つ)を使用する。その為上記の魔法適性の事もあり、乗り込んでの強奪に対して基礎レベルから強いとも言える。
また、前述の通り調整されてはいるものの、これはWMG-X01Zが量産機としてはオーバースペックだというだけで、本機単体で見れば他国の主力MGに劣らない性能を持つ。
魔光動力炉
胴体部に搭載される動力機関。他国で運用される物と違い、魔法使いが乗る事を前提としている為補助の術式がほぼ必要なく、その面において生産性はやや高い。これは、下記の魔力貯蔵型魔導具とは逆とも言える。
MG用魔力貯蔵型魔導具
コックピットの真上に位置する、クリスタル状の魔導具。魔力の配給源であり、こちらに魔力が残っている限りはパイロットの魔力消費を抑えられる。またこれは多くの魔導具(マギア装備)に言える事だが、製造工程の中には魔法使いの手で行わなくてはいけない部分もあり、通常装備に比べると若干生産性に難があるのが短所。
マギアスラスター
背部、肩部、腰部など機体各部に点在する推進器。一見小型スラスターばかりのように見えるが、その実出力は高く、全て使う事で大型スラスタークラスの推進力も発揮出来る。WMG-X01Zと違い分散しているのは、ダメージコントロールの観点によるもの。
脚部中型スラスター
従来の推進システムを搭載する副器。総出力は主器のマギアスラスターよりも低い(一基ずつならば流石にこちらが上)が、魔力に頼らない推進器である為に、本機に慣れてきたパイロット程適宜こちらを使うようになる傾向がある。
マギアシューター
右前腕部に搭載される、固定型の魔力武装。同じく圧縮した魔力を撃ち出すマギアライフルと違い出力は一定だが、ビームライフル系と同等の威力を確保しながらも、連射性でやや勝るという性能を持つ。但し砲身がほぼない為に取り回しは抜群だが、若干射程はビームライフルより低い。
27㎜左腕部機銃
左前腕部に搭載される、固定型の実体弾火器。高威力ではないものの、攻撃武装として最低限の火力は有する。魔力切れの際に備えた保険として搭載され、実際その様に捉えるパイロットも多いが、緊急時でなくとも使用は可能。
マギアランス
左右どちらかの腕部で保持する携行魔力武装。片手と両手のどちらでも扱えるサイズの突撃槍であり、魔力を付加させる事で強度を上げる事が出来る。下記のマギアソードと違い、芯となる部分はそのまま突撃槍となっている為、魔力を付加せずとも実体武器として扱える利点を持つ。
マギアソード
未使用時は腰部後方に収納される、近接魔力武装。折り畳み式の芯に魔力を付加させる事で剣とする為、ビームサーベル同様収納性は高いが、エネルギー源がないと使えないという短所もまた共通する。またマギアソードおよびランスは、MVSの結果を元に出力可変機構はオミットされた。
魔術投射砲『スタッフ』
両肩部に一基ずつ装備される、本機最大の特徴を持つ魔力武装。圧縮魔力ではなく、パイロットが組み込んだ『魔法』を放つ事が出来る為、パイロットごとに全く違う攻撃を放てる(勿論攻撃魔法以外も使用可能)。この性質から汎用性が非常に高く、また実際に使われるまで相手は何が来るか分からない、正に『魔法使い』の為の装備と言える。
マギアシールド
マギアシューターの上部に位置する防御兵装。機構の一部も共用している。エネルギー展開型防御兵装は通常の盾と違い、常時そこに『ある』訳ではない為エースでなければ判断ミスから防御失敗に繋がる危険もあるとされているが、魔力障壁を普段から使い慣れているパイロット(魔法使い)なら問題ないとされ、正式採用型が搭載された。
スノウボード
雪原や氷上での高速走行を目的として開発された、追加装備。脚部に履く形で装備され、未使用時は両端を下腿部側に折り畳む。WMG-X01Zのスノウスピナーより大型で脚部スラスターが塞がるデメリットも持つが、その反面安定性は高く、高速走行中でも安定した攻撃(特に射撃)が可能。
魔法複合型自律飛行システム
その名の通り、複数の魔法を併用する事で機体を浮かせ、スラスターの推力で自在に飛ぶ事を可能とした機能(魔法)。飛行の滑らかさは四ヶ国の主力MGの中で随一だが、魔力消費量と魔法制御の難易度から、戦闘中常に滞空する…という事は厳しい。その為本機は空戦型ではなく、空戦も可能な陸戦型と言うべき機体となっている。
小型ウイング
指揮官機にのみ背部上方へ装備される装備。これで揚力を得る事により魔法への依存度を下げ、魔力消費量を抑える事が出来るが、魔法で制御していた飛行にウイングで得た揚力が混ざる事から自律飛行システムの操作は更に難しくなっており、指揮官機のみの装備となった。
バリエーション
A型
隊長以外が乗る機体。一見頭部は通常のツインアイタイプに見えるが、前額部に開閉式の広域魔力探知カメラが搭載されており、使用時は三眼タイプの頭部となる。性能そのものは均一だが、パイロットである魔法使いに合わせ、魔法技術の部分には各機で調整がされている。
S型
隊長用の指揮官機。外見的にはアンテナ増設と小型ウイングの搭載、内部的には指揮官機に必要な能力の向上がなされ、全体的な機体性能もA型より高められている。但し本機は操縦技術と魔法技術の双方が運用に関わる為、A型との性能差は他国に比べて一概には語れない部分も多い。
AW-K12 【キラーマシン・ハイマニューバ】※1
所属・犯罪組織マジェコンヌ
設計開発・犯罪組織マジェコンヌ(旧アヴニール派)
生産形態・少数生産機
動力・GOE-B58エンジン
主推進器・後部大型ロケットスラスター×2
武装
AA-04 大型片刃戦斧×1
AR-07 左腕部41㎜軽機関砲×1
A-HL07頭部重粒子砲(ビームシューター)×1
AM-01 対空対地ミサイル×4
AM-02 ミサイルコンテナユニット×2
特殊機構
背部コネクター
空中戦における高機動と高い制空能力を目指して開発された、キラーマシンシリーズの一つ。本機は元々一つ前の機種であるAW-K11が飛行能力と引き換えに、キラーマシン本来の特徴や長所を数多く失ってしまった機体であった為に、『各国の空戦型MGに打ち勝ち、女神相手でも戦闘が可能な機体を』というコンセプトで開発された(K11の性能に不安がある事は設計段階から判明していた為、K11とほぼ同時期に開発が始動した)。
高エネルギーシールドこそ搭載していないものの光学装備が復活し、尚且つ馬力が大きく上がっている為に、MGを力任せに撃破する事が可能。同時にAW-K10で採用された背部コネクターも搭載している為拡張性も高く、また名前の通り機動力に関しては従来のキラーマシンシリーズの中では群を抜いて高い為、AW-K11では不可能だったドッグファイトも得意としている。
しかしその一方で活動時間はやや短く(高機動型故に消費も大きい)、コストも高い事からあくまで空戦における主力はK11が担い、本機は状況に応じて投入するという形か運用の基本となっている。……というのが設計時点での構想だったが、実戦投入の直前に犯罪組織が崩壊し、辛うじて最終調整待ちの数機が残党に残っただけの機体となってしまった為、本機が活躍する場面は殆どなかった。
GOE-B58エンジン
胴体部に搭載される動力機関。AW-K10と同型の動力炉であり、高い出力を有する。しかし整備性は然程良好ではない事から、満足な整備も出来ない残党にとっては扱い辛く、それが実戦に出られない理由の一つにもなっていた。
後部大型ロケットスラスター
位置や外見がAW-K11と共通している主推進機。見た目は同じだが限界まで性能が引き上げられている為圧倒的な推力を持ち、また機体各部に搭載された小型スラスターとの併用により、一撃離脱以外も可能となった。但し、その分エネルギー消費量も増大している。
A-HL07頭部重粒子砲(ビームシューター)×1
頭部の口腔に該当する部位に内蔵される、固定火器。AW-K10の物と同型の武装で、長所及び短所も同様。だがK10と違い本機はこれが常設武装の中では最大火力である為、機動力や軽機関砲で相手を追い詰め、この武装で撃破するという戦法もよく取られる。
AA-04 大型片刃戦斧×1、AR-07 左腕部41㎜軽機関砲×1、AM-01 対空対地ミサイル×4
姉妹機であるK11と共通の武装。特にミサイルは完全に同一。戦斧と機関砲も武装そのものは同じだが、本体の馬力や機動力の向上により、敵対する相手からすれば、高性能化しているようにも感じられる。
AM-02 ミサイルコンテナユニット×2
背部コネクターにコンテナ二基が装備される、誘導兵器。連装数の多いマイクロミサイルや、対拠点用の大型ミサイルなどコンテナに搭載出来るミサイルには幅があり、状況に応じて搭載するミサイルを変更出来る。また背部という性質上、背後の敵への奇襲にも使用可能。
背部コネクター
AW-K10と同じく、コネクターによって対応する様々な装備を換装出来る特殊機構。装備によっては二基搭載する事も可能で、その場合は左右で別々の装備を選択する事も出来る。
※1 OP第百六話にてベールと交戦した機体もこの機種です。ですがその際はほぼ描写がなかったという事で、こちらに載せました。