超次元ゲイムネプテューヌ Origins Relay   作:シモツキ

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本作はOriginsシリーズの一つであり、OPの続編に当たる作品です。極力本作のみでも楽しめるようにはしますが、人間関係や設定等はシリーズを読んで下さっている前提で書きますので、出来るならばシリーズを順に、それが厳しいようでしたら各作品の設定集を見てからこちらを読む事をお勧めします。


本編
第零話 あり得た可能性、その一つ


──たった一つの選択肢が、たった一瞬の行動の違いが、未来を大きく変える事がある。ほんの些細な事が、幸せな未来に繋がる可能性はゼロじゃない。わたし達はこれまでそんな可能性を信じて、未来へ繋がる選択肢を掴み取って、ここまで進んできた。進んでこられた。

でも、選択と同じように、可能性も一つじゃない。存在するのは、望む未来へ繋がる道だけじゃない。……これは、最悪の形でそれを知った、わたしの話。

 

 

 

 

「ネプギア……ッ!」

 

胸の中で不意に生まれた、正体の分からない不安。直感的に生まれたそれに突き動かされて飛んだわたしの目の前で、消滅を待つばかりだった筈の負のシェアの残滓がネプギアへと牙を剥いた。

それが何なのかは分からない。まだ倒し切れていなかったのか、最後の悪足掻きなのか、犯罪神とは別の存在による攻撃なのか、全くもって分からない。だけどそれがネプギアを飲み込もうとしている事、力を出し尽くした今のネプギアに凌ぐ術がない事は、火を見るよりも明らかな事。だからわたしはネプギアを守らなきゃと思った。わたしは……そして、わたしの大切な友達は……

 

 

 

 

────討って守る事ではなく、身を呈して守る事を選んだ。

 

「え……お姉、ちゃ…ん……?」

 

手を伸ばし、ネプギアの腕を掴んだ。引っ張って抱き抱え、負のシェアの顎へと背中を向けた。ネプギアを守る為に。盾となる為に。

犠牲になろうと思った訳じゃない。ただネプギアを守らなきゃと思った次の瞬間には、こうしていた。

 

(大丈夫…貴女の事は、わたしが……ッ!)

 

ネプギアを胸元へきつく抱き締めながら、歯を食い縛る。鋭利な先端が突き刺されば、プロセッサの上からでも重傷に至る可能性は少なくない。でも、わたしだけで済むのならそれでいい。一番恐ろしいのはわたし諸共ネプギアを貫かれる事で、それだけは意地でも防がなきゃいけない。

そう思ってわたしは襲われる瞬間に備えた。衝撃に、痛みに、負のシェアの力に。……でも、顎が到達するまで一瞬あるかどうかだった筈なのに、一秒経っても二秒経っても顎は襲ってこなかった。それは明らかにおかしい事で、わたしはゆっくりと首を回す。そして……襲ってこない理由を、知る。

 

「…ネプ、テューヌ……ネプギアは、無事だった…?」

「……ッ!イリゼ……ッ!」

 

ぐるりと背後へ向けた視線の先には、イリゼが…わたしと共に飛び出した仲間がいた。イリゼはネプギアを抱き寄せ背を向けたわたしの前に立ちはだかるように立っていて……両腕は、二の腕まで負のシェアに飲み込まれていた。

 

「い、イリゼさん……ッ!?」

「……っ…動かないでイリゼ、すぐにわたしが斬り伏せて……」

「…待って、それは……駄目、かな…」

 

驚きでわたしの腕が緩み、動けるようになったネプギアもイリゼを視認。額から脂汗を垂らすイリゼを助けようとわたしは立ち上がり、一歩前に出ようとする。けれど、イリゼは…首を横に振った。

 

「駄目…?駄目って…どういう、事…?」

「あ、はは…どうもこの負のシェアはネプギアを飲み込もうとしてたみたいでね…それにこんな形で触れちゃったから…早速私、侵食され始めてるみたい……」

「そんな…!だったら尚更、すぐに始末しないと……!」

「…混ざり合い始めてる、のに…?」

「……っ!」

 

乾いた笑いを漏らしながら、イリゼは自分の状況を教えてくれた。顎が攻撃ではなく、飲み込む事を狙っていたと。…恐らくそれは、わたし達女神がシェアエナジーの塊だから。

それからイリゼは、混ざり合い始めているとも言った。それはつまり、イリゼと負のシェアの境界が崩れ始めているという事。負のシェアへのダメージは……イリゼへのダメージにもなるって事。

 

「イリゼ!大丈夫!?」

「何やってんだよオイ…!また無茶しやがって…!」

「…引き抜け、ないんですの…?」

 

わたしとネプギアが言葉を失う中、まずノワール達三人が、続いてユニちゃん達やコンパ達も集まってくる。説明を求められたわたしは、一度躊躇った後包み隠さず伝えて…皆もまた、最後の最後で起きた最悪の事態に言葉を失った。

 

「…ごめん、折角ハッピーエンドに出来そうだったのに……」

「そ、それはイリゼさんが謝る事じゃ…!むしろ謝らなきゃいけないのはわたしの方ですよイリゼさん…ッ!…そうだ、わたしが身体ごとこれに飲み込まれれば、わたしに狙いを……」

「…させないよ、そんな事はさせない。…それに、多分…そうしたところで、飲み込まれる人数が増えるだけだよ」

 

罪悪感に表情を歪ませていたネプギアの、想像するだけでもぞっとする一言。けれどわたしが口を開くより先に、イリゼがはっきりとした声でそれを否定した。

それからイリゼの視線がわたしに向けられる。その瞳に籠るのは、二つの感情。もしネプギアが本気ならば止めてほしいという願いと…自己犠牲なんてわたしにもさせないという、強い意思。それはどちらも本当にイリゼらしい思いで……

 

(そんな思いを向けられたって…素直に納得出来る訳ないじゃない……ッ!)

 

…だからこそ、胸が締め付けられるように辛かった。そして、イリゼは穏やかな表情で、落ち着いた声音で……残酷な程にわたし達を信じた思いを乗せて言った。

 

「…ね、皆。犯罪神の再封印…このまま、お願い出来ないかな…?」

『……──ッ!』

 

一瞬、言葉の意味が分からなかった。頭ではなく、心が理解を拒んだ。でもすぐに理解し飲み込む。だって、理解を拒んだままじゃ…それは駄目だと言う事も出来ないから。

 

「ば、馬鹿言うなイリゼ!お前、それの意味が分かってんのか!?」

「分かってるよ。私が意味も分からず言うと思う?」

「…絶対とは言いませんわ。けれどもし貴女が犯罪神の残滓と混ざり合い始めているのなら、犯罪神のみを封印するなど恐らく不可能。…それを本当に分かっているんですの…?」

「うん。…先に言っておくと、両腕斬り落とせば…なんて選択肢はないよ。内側じゃ、腕以外も入り込まれてるから…」

「……悪いけど、聞き入れられないわ。例えこのままじゃイリゼが糧に、或いは乗っ取られるのかもしれなくても、貴女を犠牲にする事なんて真っ平御免よ。貴女やネプテューヌの言うハッピーエンドを望んでいるのは、貴女達だけじゃ……」

「…なら、分かるでしょ?言っておくけど……私は自分を犠牲にするつもりなんて、毛頭ないよ」

 

抱く思いは、皆も同じ。ふざけるなと、そんな事許さないと、私達の思いはイリゼの言葉を拒絶する。…だって、そうでしょう?イリゼが言っているのは、ついさっきイリゼ自身が否定した『自己犠牲』なんだから。それは美しくても、自分を思ってくれる友達や仲間を悲しませる身勝手な行為なんだって、わたしもイリゼももう学んでいる筈なんだから。それでもネプギアを守ろうと咄嗟に身を呈したわたしは、今のイリゼへ間違っていると言う資格はないのかもしれないけど……資格なんかなくたって、わたしはそんなの受け入れられない。

…だけど、それは違うとイリゼは返した。肩を竦めて、わたし達へと言葉を続ける。

 

「しないよ、自分を犠牲になんて。そうしようとは思ってないし…そんなの、絶対に嫌。だって、私は皆との日々が大切で、大切な人達と一緒にいたくて、ここまで戦ってきたんだから」

「なら、封印は……!」

「私は戻ってくるよ。封印されれは、流石に侵食だって止まるでしょ?…だからどんなに時間がかかったとしても、私は私の中から残滓を引き剥がして、ここに…皆のいる場所に戻ってくる。…私は自分を犠牲にする為に封印してほしいんじゃない。皆との日々を失わない為に、封印してほしいの」

 

脂汗を垂らしながらも、真剣そのものの顔でイリゼは言い切った。あくまで世界やわたし達だけじゃなく、自分も救うつもりだと。その過程で必要になるから、封印をしてほしいのだと。

無茶だと思った。思ったというか、十中八九無理な事を言っている。ベールの言った通り犯罪神だけを抽出して封印なんてまず出来なくて、封印するならイリゼも犯罪神も均一に行うしかない。幾ら残滓とはいえ、封印された状態で引き剥がして、且つ封印からも脱するなんて……犯罪神を倒すよりも、きっと難しい所業。

 

「…駄目です、駄目ですよそんなの…!そんな無茶な事をするより、もっと考えて何か別の策を……!」

「…ううん、あんまり時間がないの…これでも結構、必死に踏み留まってる状態だから…」

 

ふるふると首を振って、誰よりも早く「そうしないでほしい」という思いを伝えるネプギア。…わたしだって、他の可能性を探したかった。だけど状況はそれすらも許してくれない。突き付けられる、このままイリゼを犯罪神に奪われるか、砂粒の様に小さな可能性に託すかという選択肢。

 

『…………』

「…大丈夫だよ、皆。私が皆といる為ならどんな無茶だって覆してみせる事は、皆も知ってるでしょ?だから、お願い……私を信じて、皆」

 

もしその二択なら、どちらを選ぶべきかなんて決まってる。それでも踏み出せない。自分が危険を背負うのと、かけがえのない友達に背負わせるのとじゃ、あまりにも違い過ぎる。…それに今回は、ユニミテスの時のようにわたし達が出来る事もない。

信じてと、イリゼは言った。わたしはイリゼを信じたかった。でも怖くて、イリゼが戻ってこなかったらと思うとどうしても踏ん切りが付かなくて、それは皆も同じで……

 

「……分かった。イリゼ…君を信じよう」

「…マジェコンヌさん……」

 

その空気を破ったのは、マジェコンヌだった。静かに、されど凛とした声でマジェコンヌはイリゼの思いを肯定する。

 

「私は君がその思いで困難を超えてきた事を知っている。その思いに私は救われた。…ならば、私は信じない訳にはいかないさ」

「…貴女を救ったのは、私一人じゃないですよ。でも…ありがとうございます」

 

イリゼの礼にマジェコンヌはただ頷いただけ。長々と思いを伝えるでもなく、簡素に言っただけのマジェコンヌ。…けれどそれが、わたしには迷いなく信じる思いの表れに思えた。

 

「……折角ねぷ子やベール様達を助けられて、平和も取り戻せたのに、これでイリゼが帰ってこなかったら台無しよ。だから…絶対に帰ってきなさい」

「イリゼちゃん、約束ですよ?…約束は、破っちゃ駄目です…約束守ってくれなくちゃ…わたし、イリゼちゃんを嫌いになっちゃうですからね…?」

「大丈夫、やっと手に出来たものを台無しにしたくないって思いは私も同じだから。それに…嫌いになっちゃうなんて言われたら、死んでも戻って来ない訳にはいかないね。嫌われるなんて、死ぬよりよっぽど辛いもん」

 

数秒後、マジェコンヌに続く形であいちゃんとこんぱもイリゼの背中を押す。あいちゃんは気丈に、こんぱは泣くのを堪えるように、ちゃんと帰ってこいとイリゼに伝える。

そして二人と並んで立つパーティーの皆は、黙って…その瞳に下手な言葉以上の気持ちを乗せて、イリゼの決断を後押しする。

 

「……イリゼさん、アタシまだイリゼさんから学ぶつもりですから。途中でボイコットなんて…許しませんから…ッ!」

「…わたし、おわかれはきらい…だからね、もどってこなきゃ…だめ、だよ…?…ふぇ…だめ、だから…ね……?」

「えと、その…えっと……もやもやするから!こういうのすっごくもやもやするの!ずっとこんな気持ちじゃいやだから…早くもどってきてよね!」

「…後輩にまでこんな事言わせるなんて、駄目だね私…だからこれ以上駄目にならないよう、しっかり戻ってくるよ」

 

少しの時間が空いて、ユニちゃん、ロムちゃん、ラムちゃんが口を開いた。発されたのはマジェコンヌと違って不安の滲む言葉だったけど、多分それはイリゼの力になっている。イリゼなら、三人を悲しませない為にもって奮起する。

 

「はぁ…皆さんにそう言われては、駄目だなんて言えないじゃありませんの…。…幾らだって待ちますわ。戻ってこられる場所は、守り抜きますわ。……必ず戻ってきなさいな、イリゼ」

「…二度目じゃない、相談もせずにこんな危険な事するの。一回目は許したけど、今回は帰ってきた後ちゃんと謝らなきゃ許さないわ。許さないし……早く帰ってこなきゃ、貴女を待たずに私は私の思いを貫くから。…分かったわね?」

「…こうなったらもう、うだうだ言わずに送り出してやるよ。送り出してやるから…あーいや、言ったら結局うだうだしてるみたいになるか…。……信じてるぜ、イリゼ」

「……もう…ほんとに皆は私の事を分かってて、私に勇気をくれるんだから…どんなに時間がかかってもとは言ったけど、私全速力で戻ってくるから。だからさ…帰って来た時は手厚く歓迎、してよね?」

 

同じ女神として共に戦い続けてきた三人は、自然体だった。いつも通りに、嘗て負のシェアの柱へ突入しようとしたわたしを送り出してくれた時のように、何の気負いも見せない真心で。…それがどんなに心の支えになるかを、私は知っている。イリゼの笑みが、その証明。

 

「…イリゼ……」

「…ネプテューヌ、貴女はどうするの?もしどうしても出来ないっていうなら、私達だけで……」

「…ううん、わたしもやるわ。じゃなきゃ…どんな結果になったって、わたしはこの時何もしなかった事を後悔するから」

 

踏ん切りをつけられないわたしと、耐えているイリゼへ気遣うように、ノワールがわたしへ投げかけてきた言葉。…本当の事を言えば、それを望む気持ちも僅かにあったけど…それじゃ駄目だって、わたしは口にした。一番辛いイリゼが最初に決断をして、皆も心を決めたんだから、わたしもこのままなんかじゃいられない。仲間として、友達として……わたしも自分の手で、選択肢を選ぶ。

 

「……イリゼ」

「…うん」

「わたしは、貴女のいない終わりなんて認めないわ。そんなの、最高のハッピーエンドでも何でもない。だから…わたしは待つなんて言わない。何が出来るか分からないけど、イリゼが少しでも早く戻ってこられる方法を探して、それに全力を尽くす。尽くすから……お願いイリゼ。貴女も…絶対に、諦めないで」

「…分かった。絶対に諦めないよ、ネプテューヌ。ネプテューヌと…皆と最高のハッピーエンドを迎える為にね」

 

イリゼが諦めない事なんて知ってる。諦めないでなんて、言うまでもないって分かってる。それでもわたしの口からは、その言葉が出てしまった。ノワール達と違って自然体で送り出せない自分が、イリゼに「自分は信じ切られていない」と思わせてしまうような事を言った自分が情けなくて……だけどイリゼは、そんなわたしにも笑ってくれた。笑って、本当に嬉しそうに「諦めない」と言ってくれた。……この時、救われたのは…送り出すわたしの方。

 

「…っ……待たせたわね、皆…再封印を、始めましょ…」

 

自己嫌悪にも似た感情を振り払い、わたしは三人に投げかける。わたしより先に覚悟を決めていた三人は力強く頷いて、わたし達は犯罪神の残滓の…イリゼの周りを囲んで立つ。

 

(…帰ってきて…必ず帰ってきて、イリゼ……)

 

右手を前へと向けて、封印を開始。イリゼと残滓を四人のシェアエナジーで包み込み、結晶を作り上げていく。心が痛むけど、不安が心を揺さぶるけど、これは皆で決めた選択。イリゼの覚悟を、皆の意思を踏み躙りたくないって思いも、確かにある。

封印が進む。段々イリゼが遠く離れていってしまうように感じる。それでもこれはお別れじゃないって、ハッピーエンドは潰えたりしてないって、わたしは信じて……

 

「……イリゼさんっ!わたし、もっともっと成長します!強くなります!あの時助けたのは間違いじゃなかったって、助けて正解だったって、イリゼさんが戻ってきた時そう思うような女神になっています!だから、だからイリゼさん……っ!」

「……うん。楽しみにしてるね、ネプギア」

 

封印が終わる直前、胸の前で手を握って俯いていたネプギアが叫んだ。こうなったのは自分のせいだと思い詰めていたネプギアの、最後に零した思いと誓い。目尻に涙を浮かべて言葉を届けたネプギアに向けて、イリゼは優しく微笑んで…………犯罪神の残滓と共に、墓場の底へと消えていった。

 

 

 

 

それからわたし達は、プラネタワーへ帰還した。身体は疲れ切っていて、今にも倒れそうだったけど、心に重くのしかかる思いに身体は誤魔化されていた。

犯罪神は倒せた。平和を取り戻せた。…でも、帰ってきたのは全員じゃ……ない。

 

「……ごめん、いーすん」

「…いえ、ネプテューヌさんが謝る事ではありません。こうしなければ、イリゼさんは犯罪神に飲み込まれていたかもしれませんし……何より、イリゼさんが選んだ事ですから」

 

ギョウカイ墓場で最後に起きた事、わたし達が選んだ事はインカムでいーすん達にも伝わっていた。伝わっていたけど、わたしはいーすんと二人きりになって、改めて言った。…ちゃんと言わなきゃって、思った。

 

「でも、あれはどうしようもなかったんじゃないんだよ…ネプギアを助ける時、ちょっと違う選択をしていれば、イリゼは……」

「…その場合、もっと酷い結果になっていたかもしれません。より良い可能性があるという事は、より悪い可能性もあるという事です」

「かも、しれないけど……」

 

静かに、落ち着いた声でいーすんは言う。今のいーすんは、一見いつも通りだけど…そんな訳ない。

 

「……いーすん、大丈夫…?」

「…大丈夫、とは?」

「だって、いーすんにとってイリゼは……」

「大丈夫ですよ、ネプテューヌさん。わたしはこれまで、数え切れない程の人と仲を深め、別れを経験してきました。それに比べれば、なんて事ありません。必ず帰ってくると言ってくれたのですから、それは尚更です」

「……っ…そんな、そんな事…」

「そもそも、わたしは記録者ですよ?これまでイリゼさんと話した事、イリゼさんの辿ってきた日々全てを記録として振り返る事が出来るのですから、寂しくなったらそれを検索すればいいだけの事です。だから…心配は、いりません」

「いーすん……」

 

表情を緩め、わたしを安心させるように肩を竦めるいーすん。別れは何度も経験してきたから、イリゼとは永遠の別れじゃないから、自分には過去を鮮明に振り返る事が出来るからって、心配ないと言ってくれる。…でも……

 

「…嘘だよ、それは……」

「嘘じゃありませんよ、ネプテューヌさん。見ての通り、わたしは大丈夫……」

「……なら、どうして…いーすんは泣いてるの?」

「え……?」

 

……いーすんの瞳からは、涙が零れていた。小さないーすんの、小さな小さな涙の粒が、頬を伝って服へ落ちる。いーすんはわたしに言われて、頬を触って…涙に触れて、初めて気付く。

 

「あ、あれ…おかしい、ですね…わたしは、本当に…大丈夫、なのに……」

「…無理、しないでよ……」

「む、無理なんかしてません…!わたしは、無理なんか…今まで、だって…沢山、別れを……っ!」

 

大丈夫なのにといーすんは否定するけど、ぽろぽろ流れる涙は止まらない。…でも、そんなの当たり前の事。だっていーすんにとってイリゼは、妹同然の相手だから。長い間、わたし達女神よりもずっと長い間生きてきて、やっと出会えた家族なんだから。そのイリゼを失ったら…例え可能性がゼロじゃないとしても、悲しくならない訳がない。いーすんが……辛くない訳がない。

 

「い、いーすん…やっぱりわたし、ごめ……」

「謝らないで下さい…っ!イリゼさんは、イリゼさんの思いを貫いたんです…!イリゼさんも、ネプギアさんも、ネプテューヌさんも悪くないんですから、謝らないで下さい…!それに……ネプテューヌさんが、謝ったって……イリゼさんは、帰ってこないじゃない、ですか……ッ!」

「……っ!」

 

やり切れない思いからわたしがまた謝りかけた瞬間、いーすんの感情が爆発した。思いも涙も隠さずに、感情を吐露した。……わたしが謝ったって、イリゼは帰ってこない。…その言葉が、刃の様にわたしの心へ突き刺さる。

零れ落ちる涙を袖で拭いて、いーすんはわたしの前から去っていく。一人にさせてほしいと言って、離れていく。…わたしは、追えなかった。なんて声をかけたら言いか分からない、ってのもある。一人にした方がいいのかもって気持ちも、ある。でも、一番は……

 

「……帰って、こないんだ…泣いても、後悔しても……イリゼは、帰ってこないんだ…っ!」

 

──今のわたしに、追って何かをしてあげる余裕なんて…これっぽっちも、なかった。

 

 

 

 

暫くの時間が経った。犯罪神や犯罪組織との戦いの後処理も済んで、信次元は元の暮らしに戻りつつある。だけどイリゼは、まだ帰ってきていない。

 

「…………」

 

わたしは廊下を歩いていた。頭に浮かぶのは、イリゼの信者さん達の事。

少し前に、少ない情報からその人達を突き止めて、どうしてイリゼが帰ってこないかを話した。わたし達を助ける時にも協力してくれた信者さん達に、黙ったままじゃいられないから。

 

(…凄いな、皆……)

 

話した時、皆が揃って静まり返った。その後信じられないという人もいたし、何も出来なかったと悔やむ人もいたし、もっと話したかったと泣き出す人もいた。…申し訳なくて申し訳なくて仕方なかった。自分が別の選択をしていればという思いが、わたしの心を苦しめた。

けど最後には、信者さん達全員の心が一つになった。イリゼが帰ってくると言ったなら、それを信じようって。それが信者として出来る最大限の事で、自分達が尊敬する女神様は、必ずその言葉を守ってくれるからって。……本当に心からそう信じる信者さん達を見て、今度は情けない気持ちで一杯になった。わたしはここまで、イリゼを信じて前向きになれていたのかなって。

 

「……あ…」

 

そんな事を考えていた時、不意に脚が止まった。止めたつもりがないのに、何故か止まった。でも、すぐに理由に気付く。…わたしがいたのは、イリゼの部屋の前だった。

 

「…ごめん、イリゼ…わたしまだ、イリゼを助ける方法…見付けられてないよ……」

 

無意識に口を衝く、謝罪の言葉。わたしは帰ってからずっと、何か手はないかと探している。ゲームもプリンも全然前みたいに楽しめなくて、時間があれば探している。だけど見付からない。手掛かりすら、見付けられていない。

 

「わたし言ったのに…イリゼに誓ったのに…ごめん、ごめんね…ごめんねイリゼ……」

 

情けないと分かっているけど、謝罪の言葉が止まらない。こんなのわたしらしくないって分かってるけど、気付けばわたしは謝っている。でも謝ったって何も変わらないから、わたしは乱暴に首を横へ振って、本来行くつもりだった書庫の方へと歩み出そうとする。……その、時だった。

 

 

 

 

──大丈夫だよ、ネプテューヌ。

 

「……──ッ!!」

 

壊してしまう程の勢いで、わたしはイリゼの部屋の扉を開ける。そんな訳ない。あり得る訳ない。…でも今、イリゼの声が聞こえた気がした。聞こえた気がして、否定の気持ちがあったけど、次の瞬間にはもしかしたらって気持ちに塗り潰されて、そんな奇跡もきっとあると思って、わたしは部屋に飛び込んだ。……けど、そこにいたのは…あの日からずっと寂しそうにしている、ライヌちゃんだけ。

 

「……は、はは…だよね…いる訳、ないよね……」

 

期待が一気に萎んでいって、乾いた笑いが口から漏れる。生まれた希望が砕けて、そこから絶望が染み出していく。

誰もイリゼはもう二度と帰ってこないだなんて言ってない。皆イリゼを信じている。信じているのに……わたしの心は気付けば真っ暗。

 

「……わたしのせいだ…わたしが間違えたから…わたしが手段を見付けられないから…わたしはいつも軽率で、短絡的で、口ばっかりの駄目な奴だから…だからイリゼは…帰って、こられないんだ……」

 

廊下の壁を背にして、わたしは座り込む。俯いて、膝を抱えて、悲しみと自己嫌悪に包まれていく。

自分でももう、考えが正しいのかどうか分からなかった。イリゼが帰ってこない事も、そうさせてしまった自分も、そうなっている現実も嫌で嫌で仕方なかった。嫌で、嫌で、嫌で、嫌で、嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で……

 

 

 

 

──わたしはこの結末を、拒絶した。

 

 

 

 

一年が経った。今日は、あれから丁度一年。最低最悪で、わたしが何よりも忌む、イリゼを失った日。けれど、だからこそ……今日は、拒絶するのにぴったりな日。

 

「止めて、止めてお姉ちゃん!そんな事したら、世界はまた……っ!」

 

わたしは今、ギョウカイ墓場の最深部にいる。わたしだけじゃなくて、女神の皆もここにいる。多分パーティーの皆も、追いかけてきてると思う。

それだけなら、これまでにも何度かあった状況。これまでと違う点を挙げるとすれば……それは、わたしが皆と向かい合っている事。

 

「また、何?犯罪神が復活して、危機が訪れるって事?」

「そうよネプテューヌ!あれだけ苦労して、やっと平和になって、それで漸く一年経ったってのに、なんで今…!」

「なんで…?…なんでってそんなの…イリゼを取り戻す為に決まってるじゃないッ!」

 

ノワールの言葉がまるでイリゼの事を忘れたみたいに聞こえて、それだけでわたしの怒りは噴出した。その言葉が、わたしの思ったような意味じゃないと理解はしてる。してるけど、それとこれとは話が別。

 

「決まってるって…おいネプテューヌ、まさかイリゼが帰ってこないって思ってるんじゃねぇだろうな!?それがイリゼの頑張りを否定する言葉だって分かってんのかよッ!」

「イリゼだけが頑張るなんておかしいわ!わたし達だって手を尽くさなきゃ、じゃなきゃそんなの友達じゃないわ!封印したのはわたし達守護女神なんだから、尚更ねッ!」

「封印を破って、犯罪神諸共イリゼを復活させる…それが貴女の言う、『手を尽くす』ですの?多くの人が命を懸けて取り戻した平和を無下にする事が、女神である貴女の……」

「大切な人を犠牲にして、犠牲の上に成り立つ平和が、女神が選ぶべき正しい道なの?…だとしたら、やっぱり間違ってるのはわたしじゃない。間違っているのは…世界の方よ」

 

ブランの言う事も分かる。だけどわたしはそうは思わない。そうは思わないから、わたしは今ここにいる。

ベールの言う事は、正しいと思う。この一年で小規模のいざこざはあったけど、概ね平和だったから。だけどわたしは、それが在るべき正しさの形だとは思わない。正しいけど間違っているから、わたしはわたしの正義を貫く。

 

「駄目だよ…そんなの駄目だよっ!こんなのイリゼさんは喜ばない…ううん、イリゼさんなら負い目に感じちゃうよ!そうでしょお姉ちゃん!」

「…そうね。イリゼならこう言うわ。『そうまでして助けてくれてありがとう。…でも、ごめんね…そこまでの事をさせちゃって』…って」

「だったら……」

「でもッ!その思いも、イリゼはこのままじゃ抱けないわ!ずっとずっと、イリゼのいない世界が続くのよッ!そんなの許せない、わたしは許しちゃいけないッ!だから皆、手伝ってくれなくてもいいから…わたしの邪魔をしないでッ!」

 

そうわたしは言い切って、この為だけに用意した刀を地面へ突き立てる。…これからするのは、封印の破壊。あれから研究を重ねて、凡ゆる手段を使って作り上げた、封印を破壊する為の儀式。専門家でもない、積み上げてきたもののないわたしの作った術じゃ、完全破壊なんて恐らく出来ないけど…少しでも綻びさせる事が出来れば、それでいい。綻びさえすれば、後はわたしがこじ開けるだけだから。

 

(…ごめんなさい、皆。これからわたしは皆に迷惑をかけるわ。イリゼを信じられなくて、皆のように待つ事も出来ないわたしなんて、皆に責められたって仕方ない。でも、それでも…もうわたしは、止まれないの)

 

突き立てた刀に力を込めて、術式を起動させる。刀が光を帯び始め、皆がわたしを止めようと地を蹴る。今のわたしの心にあるのは、自分へ対する情けなさ、皆へ対する申し訳なさ……そして、それでもイリゼに会いたいという思い。

 

「さぁ、蘇るのなら蘇りなさい犯罪神ッ!蘇るのなら、もう一度わたしが討つだけよッ!今度は何も出来ない位に、誰も奪わせたりしない位に、徹底的に、塵一つ残さず消し去ってやるわッ!だから、だから……お願いよイリゼッ!わたしの側から……いなく、ならないで……ッ!!」

 

わたしの叫びに呼応するように、地面が揺れてシェアエナジーの奔流が巻き起こる。この先あるのは幸せか、それとも更なる絶望か。どちらかは分からないけれど、もうわたしは選んで実行している。だから後はもう……どんな手を使ってでも、イリゼを取り戻して本当の結末を迎えるだけ。

その思いを願いに込めて、わたしは力を注ぎ込む。奔流は更に強くなり、光が天へと駆け上って、そして…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……っていう夢を見たんだよね〜」

『ええぇぇえぇぇぇぇええええええええッ!!?』

 

──なーんちゃって、これは全部夢の話でした〜!所謂夢オチだよ、てへっ♪

 

 

 

 

ここはプラネテューヌの主要施設であるプラネタワー。守護女神の四人と私が集まったある日、ネプテューヌがそんな事を言い出した。……新作一話目から、とんでもない夢オチネタをぶっ込んできた。

 

「ちょっ!?ゆ、夢、夢オチなの!?はぁぁ!?」

「夢オチにしては長過ぎではありませんの!?一万字オーバーしてますわよ!?」

「ボケか!?ボケのつもりなのか!?だとしたらタチ悪すぎるからな!?」

「ど、どうしたのさ皆そんなに驚いて…この話する前に言ったじゃん。妙にダークな夢を見ちゃったんだけどさ〜って」

『(私・わたくし・わたし)は読者目線で言って(んの・るんですの・んだ)よッ!』

「あ…はい、すみません……」

 

時々酷いネタを口にしてブーイングを喰らうネプテューヌだけど、今日のブーイングは過去トップクラスだった。ブーイングっていうか、シンプルに三人共キレていた。……当然の反応です、はい。

 

「ったく…ほんとに何を考えているの貴女は…OIの第一話を見てみなさい。あの時はあんなに明るかったのに…」

「あれはあれで狂気的だったけどね…でもこんな気の滅入る様な展開よりは、確かにあっちの方がずっとマシよ…」

「原作が原作なだけに、某ルートを彷彿としてしまいましたわ…実際には別のルートが元のようですけど…」

「う、うん…わたしも確かに酷いけど、皆もさっきからメタ発言し過ぎじゃない…?もしかしてメタ発言で暗くなった分を取り戻そうとしてる…?」

 

この話の前はトンデモガールズトーク…もとい、ヴィーナストークを楽しんでいたというのに、最早今はカオスもカオス。ある意味からも私達らしい……って言葉じゃ流石に片付けちゃいけない程、もう、どう修正していけばいいのか分からない状況だった。

 

「はぁ、まさかここまで怒られるなんて…やっぱり夢オチを前提にしたお話はあっちの作品の担当なのかなぁ……ところでイリゼ、さっきから変な顔してどうしたの?」

「あ……えーっとね、実は…」

「……?」

「……多分それ、私も同じ夢見てる…それも私視点で」

『え…?』

 

ぴたり、と驚きで固まる四人。でも驚いているのは私も同じ事。だって私からしてみたら、自分の夢を違う人の視点で語られた訳だから。聞いてる途中で何度も「あれ?この夢の話私したっけ?」なんて思う位には、私にとって何と言えばいいか分からない状況がさっきまで続いていた。

 

「わ、わたしとイリゼが同じ夢見るってどういう事?え、誰かそういう系の能力者の仕業?」

「さ、さぁ…けれど女神ならばそういう事もあるのでは?確証は何もありませんけど…」

「うーん……あ、じゃあ訊きたいんだけどさ、あの後どうなったの?」

「どうなったって…ネプテューヌが私と犯罪神を纏めて復活させようとした後?」

「そうそれ。わたし丁度その寸前で目が覚めちゃったからさ、結末知らないんだー」

「自分の見た夢の結末を他人に訊くって何よそれ…」

「…けど、それはわたしも気になるわ」

 

訊いてきたネプテューヌは勿論、突っ込みを入れた三人も含めた全員の視線が私に集まる。確かに今語られた夢は一番いいところ(?)で途切れているから、先が気になるのも無理はない。…けど……

 

(……結末も何も、実際にはネプテューヌが刀を突き立てる少し前に無事私は復活出来ていて、でもあんまりにもシリアスな状況だったから出るに出られなかった…っていうグダグダな展開しかないんだよねぇ…)

 

四人の期待にはとても応えられそうにない『その後の出来事』に、私はどうしたものかと頬をかく。出るに出られなかった私だけど、無意味に犯罪神を復活させちゃうのは流石に不味いと思って慌てて出た結果、余計グダグダになっちゃった〜…なんて話しても、こっちまでグダグダな空気になるのは目に見えている。そして同性の私から見ても間違いなく可愛い四人からそれぞれ興味を抱いた視線で見られるというのは、決して嫌な気分じゃないけど、このまま黙っているという訳にもいかない。……うーん…こうなったらもう、仕方ない。

 

「…えーと、まぁ…締めの部分を言うとするなら……」

『言うとするなら……?』

「(自分がとんだ道化状態だった事への恥ずかしさから)ネプテューヌがマグマへダイビングしたかな」

『(わたし・ネプテューヌ)が溶岩へダイビング!?』

 

ガビーン!って感じの擬音が目に見えそうな位驚く四人と、それを見て「本当だよ?」…と軽く肩を竦める私。多分今四人は物凄く意味不明な展開にテンパってる、或いは何かしら間違った理由へダイビングを結び付けているんだろうけど、それを私は直そうとしない。だって皆の反応は私が狙っていたものだからね。

 

「ちょ、ちょっとイリゼ!どういう事!?わたしそこまでエキセントリックな性格はしてないつもりだったんだけど!?」

「でも事実だもん」

「事実と反するよ!?現実のわたしとこれでもかって位乖離してるからね!?」

「でも、夢ってそういうものじゃん」

「うっ…そ、それはそうだけどさぁ……」

「それに案外、ネプテューヌならやり兼ねないもんね」

『あーー』

「やらないよ!?やらないし『あーー』じゃないよ!?ちょっ、もしかして新作は一発目からわたしが弄られて終わる感じ!?このボケの申し子たるわたしが弄られて終わるの!?う、うぅぅ……こんなのあんまりだよぉぉぉぉおおおおおおっ!!」

 

…そんなこんなでネプテューヌは絶叫を上げ、叫ぶネプテューヌを私達四人は「ネプテューヌって、弄り能力と同じ位弄られ能力もあるよね」とにまにましながら暫し見つめる。今日もネプテューヌも、私達皆も元気です。

 

(……でも、この夢はあり得ないものじゃない。十分あり得た、あの瞬間確かに存在していた…可能性の、一つなんだよね)

 

今の私達は、最高のハッピーエンドを迎えられて、こうして夢の話で盛り上がる事が出来ている。でももし夢の方が現実だったら、こんな日々は送れなかったかもしれない。…いや、最終的に私復活してるけど、それでも一年間はとても幸せなんて呼べない日々があったと思う。

世界には無数の選択がある。無数の可能性があって、その中から私達は一つしか選べない。選ぶ事は出来ても、より良い未来を目指す事は出来ても、進める道は一つだけ。もしかしたら時間遡行の技術があるのかもしれないけど……それだって、『時間遡行で実質的な選び直し』という道を進んでいるだけの事。だからこそ、私は思う。──今ここにある幸せを、大切にしたいって。

 

『という訳で皆さん、Origins Relayも楽しんでね〜!』

「わぁぁ終わっちゃう!ほんとにわたしが弄られてフィニッシュになっちゃうよぉぉ!ねぷぅうぅぅぅぅっ!」

「……あ、そういえばOIの時とはラストのボケと突っ込みが逆だね」

「そんなのどうでもいいよぉおおおおおおっ!」

 

……という訳で…はい。無事にハッピーエンドを迎えられた私達は、本当に今日も元気です。




今回のパロディ解説

・「〜〜間違っているのは〜〜世界の方よ」
コードギアスシリーズの主人公、ルルーシュ・ランペルージ(ヴィ・ブリタニア)の名台詞の一つのパロディ。この状態のネプテューヌは、確かにかなりダークな状態です。

・某ルート
原作シリーズの一つ、Re;Birth2(mk2)にある救世の悲愴ルート…所謂魔剣ルートの事。前作にもゲハバーンは出ていますが、本シリーズの物は完全に別物ですね。

・あっちの作品
OriginsシリーズのR-18版(実質的な番外編)に当たる、Origins Visionaryの事。…でもR-18が苦手な人や読まない人には伝わりませんよね。そこは反省しています。
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