貴方が目覚めた時私はもういないでしょう。   作:最終兵器へたくそ

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新作というか、こういうのかいてみたかった。


貴女を探して。
おはよう 01


「うぉぉぉー!!!!」

カキーン!!

 

勇者カイトのもつ剣と魔王ゴルスのもつ剣が重なる。

そしてカイトの剣は魔王を貫く。

 

「只ではしなんぞ、!!」

 

魔王は、カイトに呪いをかけた。

だが、世界は救われた。

 

「カイトッ!!!」

もう一人の勇者であるカインがカイトに寄り添う。

「カイン...眠くなってきたよ...。ダメみたいだ。」

カイトはちからを振り絞り声を出す。

「俺、眠ってしまう前にもう一度君とアルタナの森へいきたいよ...。」

カインはカイトの希望通りにアルタナの森へ向かった。

だが、カイトは眠ってしまうのだった。

 

『カイト...1000年後また私を好きだと言ってね...』

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

チュンチュン...

 

鳥たちはさえずり太陽が自身の光で辺りを照らす。

「ん...ん、...かいん...」

寝起きはまだ夢見がちで唸っていた。

「あれ...ここは...ハッ!」

俺の中の眠気は一瞬にして過ぎ去った。

俺は1000年の眠りから覚めたのだ。

「アルタナの森なのか...、?俺、もしかして本当に1000年も眠り続けていたのか?」

寝起きの働かない頭をフル活用して考える。

「てことは、カインはもう...俺は...」

最悪なことを考えてしまう自分が情けなかった。

俺は恋人と最後まで寄り添えなかった。

なぜ自分が1000年の眠りの呪いをかけられたのか、

今はタラレバなことを考えて現実逃避をするだけだった。

そんな時、視界の端に綺麗なものが映った。

「ん...?綺麗な花だ...でも、一本だけ...。」

その花を見ていると、なぜか自然と心が落ち着いてきた。

「お前も、おれと同じだな...」

自然と笑顔もこぼれた。

そして俺はその花をもっていたポーチにしまった。

 

『カイト...1000年後また私を好きだと言ってね...』

 

「ンッ!、カイン...?」

やっと自分のやるべきことがわかった。

カインを、カインの眠る場所を探しにいこう。

今すぐにでも、カインに会いたいから。

 

久しぶりの外は少し眩しすぎた。

「太陽がしみるねぇ...」

俺は新しい一歩を踏み出した。

 

「カインは確か、シンカ村出身だったっけ、最後のひとときくらいそこで過ごしてるかもしれない。」

俺はカインに思い出がある場所を探してみることにした。そうすれば、なにかが見つかると思ったからだ。

 

 

「着いた~...つってもどうしようか、ていうか、めちゃくちゃ村っていうか、街だよな...。人の賑わいすごいし、1000年のブランクって凄いな...」

「あっ、勇者の石碑は向こう、?行ってみよ、」

俺は石碑についた。石碑にはいくつか文字が刻まれていた。おれは一文字ずつ丁寧にその文字を...読めない。

「なんだよこの文字、1000年でこんなにかわるもんなのか...」

突如後ろから声をかけられる。

「あのー、すいません、服装的に、どこか違う国からきたかたですか?さっきから見てたんですけど、よめないんですよね?」

声の主はかわいらしい女性だった。まるで、カインと重なるようだった。

「あ...アハハ...そんなんだよね、読めなくてさ。ていうか、俺勇者カインについていろいろ知りたいんだよね、なんかないかなっーて、」

ぎこちないが恐る恐る聞いてみる。

「あー、ありますよ、勇者カインの日記が。でも古文書過ぎて解読できないんですよね...」

「あー、あいつの文字なかなか癖字だったからなぁ~」

ついついカインの話になり口を滑らしてしまった。

「え?」

「あー、癖字すぎて読めねーんじゃねーかなって言う予想ね!ちょっとその日記よみたいなーとか...」

「まぁ、うちにあるのでよみます?」

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「なんで、勇者カインの日記がこの家に?」

「私の家は勇者カインの一族の末裔なんですよ。」

「末裔か...」

「これが日記です。」

俺はこの日記を見るのが怖かった。本当は俺はカインに捨てられたのかもしれなかったから。

 

『私はカイン。もしこの日記をカイトが読んでいるなら、カイトは多分私のことを探してるのかな?

だから、カイトに迷惑かけるためにいろんな村に私の日記を残すことにしました。

多分カイトは一番最初にこの日記を見ると思うからいっておくね。

おはよう。カイト!』

 

俺は自分に怒りたかった。カインは俺が眠りについてもずっとカインのままだったんだ。

とたん、おれの視界が歪んで頬をあついものが伝った。

「え、なんでないてるんですか?」

言われてはじめて気づいた。

「読めるんですか?その日記が、?」

「あぁ、よく知ってる。きったない字だけどな。」

「もしかしてなんですけど、勇者カイト様...?」

「...そうなんだ。俺、1000年間眠り続ける呪いで起きたばっかなんだ。だから、カインの眠った場所を探してる。」

俺はすべてを事細かに正直に伝えた。

「私もついてっちゃだめですか?」

帰ってきたことばは予想外なものだった。

「私も、カイン様のことをしりたい。あと、もっと広い世界をみてみたいんです。」

彼女の眼差しは本気だった。俺はノーとは言えなかった。

日記の最後になにか書いてあるのを見つけた。

 

『次は思いでの場所ね、!』

 

思い出の場所を目指してまた歩く。

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