電磁のヒーローアカデミア〜Unlimited Evolution〜 作:オクトリアン
はじめまして!ハーメルンではじめて小説を投稿させて頂きます、オクトリアンと申します!今回は僕のヒーローアカデミアとデジモンアドベンチャーとのクロスオーバー作品となります!両方とも大好きな作品なので、この考えがビリッときたー!となりすぐに行動に移し描きました。しかし、処女作なのでおかしな所や読みにくいなどの意見がある場合は自由に感想欄にお描き下さい。ネタバレやアンチコンメントはしないように最低限のマナーを守ってご覧下さい。
《···ぇ》
う····んぅ···
《···ねぇ···て》
だれ?···ぼくをよんでいるのは···
《···ぇ···ぉきて···》
とーさん?···かーさん?···
《···ねぇ···おきて···》
ちがう···じゃあだれのこえなの····?
《ねえ···起きて···》
どんどん声が大きくなってる···いったいだr
「起きて〜!!」オナカノウエニドシーン
「いったぁぁぁぁぁーー!!!???」
「ゲホゲホ···いったぁ···だれぇ···?」
「あ、起きた!良かった〜まただめかと思ったよ!」
「だからだr···」チラッ
ぼくが声のする方に頭を向けるとそこには···
あまりぼくと身長は変わらないが黄色の皮膚をし、手と足には鋭い爪が生えている恐竜がいた。
「キエェェェエエェェェャァァァァァァシャベッタアアアアアアーーー!!!」
「ちょ、ちょっとまって!落ち着いてよーー!!」
しばらくして落ち着いたぼくは恐竜のような生き物にたずねた。
「君は···恐竜···なの···?」
「恐竜?違うよ。ぼく達はデジモンって呼ばれているんだ。」
「デ、デジモン···?君は···だれ?」
「ぼく?ぼくは《ザー!!》···だよ!」
ぼくが目の前にいるデジモン···?という生き物に名前を聞こうとすると、テレビがダメになるとよく聞こえるような音で名前がよく聞こえなかった。
「ちょっ、ちょっと待って!さっきなんて言ったの?それとなんでぼくの名前を···?」
ぼくは目の前にいるデジモンに質問をしたけど···
「ごめんね、ホントはひとつひとつ質問に答えたいんだけど、時間がもうないんだ。」
そう言ってぼくの質問は無かったことにされた。
「たんとぉ···たんとぉ····ちょくれつ···だっけ?」
···なんて言おうとしているんだ?
「···もしかして、単刀直入って言おうとしてるの?」
「そーだよ!たんとーちょくにゅー!って言おうとしたんだ!それでね電磁、たんとーちょくにゅーに言うけど···僕達の世界、『デジタルワールド』を助けて欲しいんだ!」
「『デ···デジタル···ワールド···?』そんな場所···聞いたこともないよ?」
「それは当たり前のことなんだ。普通のひとはデジタルワールドだけでなく、僕達の存在も知らないんだから。でも電磁は違う、君はデジタルワールドに認められた『選ばれし子供たち』の一人なんだよ!」
···な、何を言っているんだ?普通のひとはデジタルワールドのことは分からない?ぼくは選ばれし子供たちの一人?ど、どういうこと···?
「ね、ねえ···君は何を言っているの···?もっと詳しく···!」
ぼくが詳しく聞こうとすると、目の前にいるデジモンが徐々に薄れていく。
「···やっぱり、初めてだからデジタルワールドと君の心との繋がりがまだ弱いみたい···ゴメンね、君と話せるのは今回はここまでのようだね。」
そう言って徐々に宙へと浮かんでいく。
「ちょっ!ちょっと待ってよ!!まだ聞きたいことが沢山あるんだ!!!」
「···ゴメンね、いつか必ずまた会えるよ。その時まで待ってて欲しいんだ。その代わり、僕達の力を君に上げるよ。僕達ときみの力で君達の世界を、そしてデジタルワールドを····すくっ···て···」
そう言ってデジモンは消えていった。
「まって!待ってよ!君達の力って、一体なんなんだよーーー!!!」
大声を最後に、ぼくは夢から目を覚ました。
これはぼく、『門屋 電磁《かどや でんじ》』が四歳の時に見た夢である。
あの夢を見てから三日がたった頃、ぼくはとーさんとかーさんに連れられてアメリカのカリフォルニア州にいる知り合いに逢いに行くことになった。その人はとーさんの古い友人で、赤ちゃんの時だがぼくのことも知っているみたいだった。
連れられた場所は他の高いビルよりも一際目立つ高いビルだった。
とーさんとかーさんの後ろをついて行くようにぼくもビルの中に入る。
数十秒の間エレベーターに乗り、着いた場所は90階にあるオフィスだった。
とーさんがオフィスの前の扉をノックし、中から男の人の声が聞こえたのを確認してとーさんとかーさんはオフィスに入っていった。その後ろをぼくはついて行くように入っていった。
「よぉ、デイブ!四年ぶりだな、元気だったか!?」
「おお、久しぶりだな《ダイナ》!それに《ブレイン》も!」
「お久しぶりですね、デビットさん。ほら、電磁も挨拶しなさい。」
そうかーさんに言われてとーさんとかーさんの後ろから出てくる。
ちなみに《ダイナ》と《ブレイン》はとーさんとかーさんのヒーローネームだ。
とーさんが『古代ヒーロー《ダイナ》』、かーさんが『エレキヒーロー《ブレイン》』だ。とーさんとかーさんは二人ともあの有名な雄英高校からの卒業生だ。そこで二人は出会ったらしい。とーさんは自称『オールマイトとエンデヴァーの同級生』と言っているが···その真実はぼくはまだ知らない。
「は、はじめまして···ぼくは···門屋電磁って言います···よ、よろしくお願いします!デビットさん!」
「HAHAHA、元気のいい子じゃないかダイナ、やっぱり君の子だな。ちゃんと話すのは初めてだな電磁くん、私は『デビット·シールド』、よろしく『パパー、これは何処にしまえば良いの〜?』おっと、忘れていたよ、それをそこに置いてこっちに来なさいメリッサ。」
「はーい。」
隣から女の子の声が聞こえ、デビットさんの後ろの扉から金髪の女の子が出てきた。
「おお!久しぶりだなメリッサちゃん!また大きくなったなぁ!」
「お久しぶりです、ダイナおじ様!ブレインおば様!今年で七歳になりました!」
「大きくなったわね〜!あ、そうだメリッサちゃん、これ私が焼いたクッキーなんだけど、パパと一緒に食べてね♪」
「わぁ〜!ありがとうございますブレインおば様!パパ、後で一緒に食べよう!」
「ああ、そうだな···おっと、電磁くんはメリッサのことを知らないんだったな。覚えているかいメリッサ、三歳の時にダイナとブレインが連れてきた赤ちゃんのことを。その時の赤ちゃんがそこにいる電磁君なんだ。」
「えっ!あの時の赤ちゃんが!?」
そう言ってぼくをマジマジと見る。
「はじめまして!私は『メリッサ·シールド』、よろしくね!えっと···」
「は、はじめまして···ぼ、ぼくは門屋電磁···よろしくお願いします、メリッサ···お姉ちゃん。」
「!よろしくね、デンジ!パパ、向こうでデンジと遊んでていい?」
「ああいいとも、気をつけて遊ぶんだよ。」
「電磁も気をつけて遊ぶんだぞ。」
『はーい!』
そう言ってメリッサお姉ちゃんはぼくの手を引いて奥の部屋に連れていく。
「それでデイブ、メールを見たが新しい発明品が出来たって本当か?しかも俺みたいな異形型の個性にぴったりな物を。」
「ああ、ついこの前に完成したばっかりだ。それを使えば異形型の変化や力の強弱の出力が楽になるぞ!」
「それは凄いな!それで、その発明品は何処に···?」
「発明品なら、今さっきメリッサ達が入った部屋に···!」
デビットがそう言いながらメリッサ達が入った部屋の方へと体を向けた瞬間、その部屋から眩い光が漏れだした。
「こ、これは何なんだ、デイブ!?」
「わ、私にも分からない···!メリッサ達は!?」
そう言って立ち上がるデビットの後ろをダイナとブレインが追いかける。
〜数分前〜
ぼくとメリッサお姉ちゃんの二人で奥の部屋に入ると···
「うわぁ〜!いっぱいあるー!!」
「フフッ、ここにはパパが作った発明品が沢山保管されている···言わば保管庫よ。」
「へ〜!」
メリッサお姉ちゃんと一緒に歩きながら発明品を見ていると···
「···ん?メリッサお姉ちゃん、これはなぁに?」
ぼくが指をさした先にあったのは、ぼくの手のひら位の大きさの機械だった。
「え?ああそれ?それが今日パパがダイナおじ様達を読んだ理由の発明品よ!名前は確か···『Variant Vice《ヴァリアントヴァイス》』···略して『VーVICE《ブイヴァイス》』よ!」
「『ブイヴァイス』かー···カッコイイなー!···ねえ!これ付けてみてもいい!?」
「えっ?うーん···(あんまり乱暴に扱っちゃだめって言われたけど···デンジだから大丈夫ね!)良いわよ!」
そう言ってメリッサお姉ちゃんは机の上に置いてあった『ブイヴァイス』を手に取り、付いてあったベルトでぼくの腕に固定した。
「はい!これでOKよ。」
「ありがとう!わぁ〜!やっぱりカッコイイな〜!···いつかぼくもとーさんとかーさんみたいな立派なヒーローになれると良いなー。」
「へ〜、デンジってヒーローになりたいんだ。きっとなれるわよ!だってダイナおじ様とブレインおば様の子供なんだから!」
「···うん!ありがとう、メリッサお姉ちゃん!」
そう会話をしていると、急にパソコンが立ち上がった。
「···うん?ねえメリッサお姉ちゃん、このパソコンって電気ついてたの?」
「えっ?そんなはずはないわ。だってパパがダイナおじ様達をお出迎えする時にちゃんと消したもの。」
ぼくとメリッサお姉ちゃんが会話をしている間にもパソコンの画面は独りでに動き、『ゲートセンサー』と書かれたものが画面に現れた。
「な、何···これ···?」
「私も何が何だか···ってデンジ!『ブイヴァイス』が!」
メリッサお姉ちゃんに言われて『ブイヴァイス』の方に視線を向けると、なんと『ブイヴァイス』から淡い光が放たれていて、画面にはたくさんの0と1が流れていた。
「デ、デンジ!変なボタンとか触った!?」
「さ、触ってないよ〜!急に光出して···うわぁ!」
『ブイヴァイス』の光はどんどん強さを増してくる。そこに···
「メリッサ!これはなんの光だ!?」「パパ!」
「電磁!大丈夫か!?」「とーさん!」
とーさんとデビットさんが部屋に入ってきた。
「デイブ!お前はすぐにパソコンを!俺は電磁の腕に着いている機械を外す!」
「わかった!」
とーさんとデビットさんはすぐに行動を開始するが···
「···クソっ、ベルトが外れない!!デイブ!!!」
「こっちもあらゆる手で消そうとしているが···全く効果がない!」
「チッ!ブレイン!!」
「今逆探知をやってるけど···発生源が掴めないのよ!」
「発生源が分からないだと!?そんなことがあるのか!??」
そうこうしている間にも、どんどん光は強くなっていく···
「どうしたら···ってデンジ!『ブイヴァイス』が!!」
メリッサお姉ちゃんの声を聞いて『ブイヴァイス』の方に視線を移すと···なんと『ブイヴァイス』が変形を始めていた。
「お、おいデイブ!この機械には変形機能まであるのか!?」
「そんな機能はつけた覚えはないぞ!?一体どうなって···!」
デビットさんがそう言った瞬間、この部屋全体が光に包まれた。
『うわぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!』
しばらくして光が収まり、辺りに静寂が訪れた。
デビットさんがパソコンを見ると、何事もなかったかのように画面には何も映ってはいなかった。
「一体···なんだったんだ?」
「分からない、メリッサ、電磁、無事···!デイブ!メリッサ!」
とーさんがいきなり叫びデビットさんとメリッサを抱えて部屋の奥の壁にぼくから距離を獲るように離れた。かーさんも同じように離れた。
「お前···電磁は何処だ!電磁を何処にやった!?」
とーさんはいきなりぼくに向かってそう叫んだ。
「ちょっ、ちょっと待ってよとーさん!電磁はぼくだよ!!」
「で、電磁なの···?」
「かーさんまで何を言っているの?とーさんとかーさんの子供なんだから間違えるわけないじゃない。」
「···なら電磁、今、自分がどんな姿しているか見てみなさい。」
そう言ってかーさんは携帯電話を渡してきた。どうやら内カメラになっているようだった。
「うん···。」
そう言って携帯電話に手を伸ばしている途中に、ぼくは気がついた。
ぼくの小さな手の面影はなく、肌が黄色になっており、大きな爪が生えていた。
(えっ···?この手って···!あの夢であった···!!)
ぼくはその手でかーさんの携帯電話を手に取り、自分の姿を見た。
(やっぱり···!)
そこに映っていたのは···三日前の夢であったあのデジモンそのものの姿だった。
普通なら少しは騒ぐ所だが、電磁は騒がなかった。まるで自分の体が最初からこの姿になることを分かっていたかのように、この時を待っていたかのように····。
「お前が電磁ならば···『個性』···なのか?だがこんな恐竜は見たことがないぞ。」
「まだ発見されていない新種の恐竜か?それとも、既存の恐竜の突然変異体か···『とーさん、デビットさん。恐竜じゃないよ。』電磁くん···?」
ダイナとデビットの考察を遮るように電磁は言った。
「この生き物は恐竜じゃなくて『デジモン』っていって、コンピュータ内に存在する『デジタルワールド』で生息する生物なんだよ。」
「で、電磁くん···一体何を···?」
電磁は初めから知っていたかのように説明をする、その姿にデビットは混乱する。否、デビットだけではない。ダイナもブレインも同じように混乱している。
「そして、この生き物の名前は·····」
『ぼく?ぼくは·····』
「『アグモン』」
この日、ぼくの個性、『デジタルモンスター』略して『デジモン』が発生した。
あの日から二年の月日がたった。電磁は六歳、つまり小学一年生になっていた。
「電磁ー、ちょっと良いー?」
ぼくは部屋から出てくる。
「どうしたのー、かあさん?」
「ちょっとデパートでこの紙に書いてある物を買ってきて欲しいのよ。お願いしてもいい?」
「うん!いいよ!」
「ありがとう!お釣りで好きなお菓子ひとつ買ってきても良いわよ。」
「はーい!行ってきまーす!」
ぼくは財布が入ったバックを持って近くのデパートに向かっていった。
二十分ほど歩いてデパートに到着した。
「えーっと···買うものは···」
デパートの食品売り場を歩いていると···
「あれ?あそこにいるのって···おーい!梅雨ちゃーん!」
「あら、電磁ちゃん。電磁ちゃんもお買い物?」
「うん、もってことは梅雨ちゃんも?」
「ええ。私もお買い物よ。」
今ぼくが話している女の子のは『蛙吹梅雨』ちゃん、ぼくが保育園にいた時に出会った子だ。それから一緒に遊んだり、お互いの家に行ったりしたている仲のいい友達だ。
初めはぼくは蛙吹ちゃんって呼ぼうとしていたけど、梅雨ちゃんと呼んでって言っていたので梅雨ちゃんと呼んでいる。
梅雨ちゃんははじめからぼくのことを電磁ちゃんって呼んでいる。
ちなみに小学校も一緒だ。
「梅雨ちゃん、買い物が終わって一回家に帰ったら一緒に遊ばない?」
「ケロ、良いわよ。どこで遊ぶの?」
「それは近くの公園で···!ちょっと待って!」
そう言ってぼくはデパートの三階にあるテレビの方に向かって行った。
テレビに映っていたのは···
「どうしたの電磁ちゃん?···あら、映っているの電磁ちゃんのお父さんじゃない。今日も頑張っているわね。」
そう、テレビに映っていたのはぼくのとうさんである。さっきも説明した通り、とうさんはプロヒーローでヒーローネームは『古代ヒーロー《ダイナ》』、個性は『恐竜』だ。
今日もとうさんは大きな体型の敵《ヴィラン》と交戦している。
「ケロ、今日も電磁ちゃんのお父さんは凄いわね。」
「うん!とうさんはぼくの誇りで、ぼくの目標なんだ!だからいつか必ずとうさんみたいなヒーローになってみせる!」
「ふふ、電磁ちゃんならきっと出来るわよ。」
そう言って二人で一緒に家に帰って遊ぶことがいつもの日常だった。
辺りに銃声が響くまでは···
「動くな!!ここにいるやつは全員一階に降りてこい!!!」
今、ヒーローを志す者に最初の受難が降り掛かる···。
老若男女が集う楽園に敵《ヴィラン》が土足で踏み込んだ。
今動けるのは、敵に気づかれていない門屋電磁と蛙吹梅雨だけだった。
二人は外に助けを求めるため、行動を開始する···!
次回、《電磁のヒーローアカデミア》
『門屋電磁:オリジン〜爆裂進化!グレイモン〜』
今、冒険がさらに向こうへと進化する