「――≪次話投稿≫が遅れてしまい、本当に申し訳ありません!」
これからは、もっと安定した投稿速度を維持するようにしますので、これからもどうか宜しくお願い致しますorz
さてさて、この作品の原作である【アブソリュート・デュオ】ですが・・・
≪今月の四日≫より日本全域で、テレビアニメが放送開始されます!!
ファンの皆さんはもちろん、興味がある人は是非、アニメをご覧になって下さいっ!
・・・その前に、この作品を読んで観てくれると嬉しいです(笑)
まだ少し残る眠気を我慢して目を覚ますと、外はすでに朝となっていた。
昨夜ユミエに
「あの無表情に冷た過ぎる視線は、さすがに怖かったなぁ・・・」
そう呟いてから、悠也はベッドの上に座り込んだ。その隣には透き通るような
云うまでも無く、その少女は悠也の≪彼女≫である――ユミエだった。
さすがにお風呂は別々だが、就寝時には一緒のベッドを使っている。もちろん、一緒に≪寝るだけ≫だが。
それでも、自分の≪彼女≫がすぐ隣で寝ているとなると、悠也も緊張を隠せない。そのため、まだ互いに≪向き合って寝た事≫は一度も無いのだ。ユミエは悠也の方を向いて寝ているようだが、悠也はまだユミエに背中を向けている。
ユミエと悠也は――≪付き合っている≫、のだから向き合って寝るべきだろう。
しかし、悠也から言わせて貰うと「もの凄く、≪気恥ずかしい≫」のだ。
考えて見ろよ――、精巧な
まだ隣で寝ているユミエを見て、悠也は微笑みを浮かべながらゆっくりとベッドから降りる。
そして悠也は、最近ハマっている≪レモンティー≫を作りながら、ユミエが起床するのを待つのだった。
晃陵学園の学食でいつものメンバーで朝食を摂ってから、いつも通りの授業をこなす。そんなこんなで、時はまた夜へと変わる。
悠也は風呂から出た後にTVでも観ようかと悩んでいると、湯上がりで
「ユーヤ。明日のことでお願いがあるのですが」
「ん? どうした、お願いって?」
「明日ですが、お付き合いして貰ってもいいですか?」
「いいも何も、俺はユミエの≪彼氏≫だぞ? その・・・出掛けるなら一緒に行くのは、と、当然だろ」
自分で言ってて何だが、すごく恥ずかしいな、このセリフ。
「や、ヤー・・・///」
ユミエまで顔を真っ赤にさせている。とりあえず、話を戻そうか。
「それで、何処に行くんだ?」
「明日は日曜日ですし外へ洋服を買いに行きたいのです。最近、暑くなってきましたが厚手の服しか持っていませんので・・・」
まだ5月でそれほど暑いとは思わないが、寒冷国出身のユミエにとっては既に夏と言っていい暑さらしい。
「わかった、でも店は決まってるのか?」
「まだ決めていません。近場にいいお店があればそこへ行こうかと」
「そうか。まぁ服なら駅ビルとかを探せば見つかるだろうしな」
「ヤー。ですが行き当たりばったりもどうかと思いますし、ユリエがみやびたちに聞いて来るそうです」
「あぁ、そうだな―――って、待った! ユリエも来るのか・・・!?」
悠也の問い掛けに、きょとんとした表情を浮かべるユミエ。
でも、よく考えて見れば当然の結果だ。ユミエとユリエは≪双子の姉妹≫なんだから、買い物くらい一緒に行くだろう。それにユミエが厚手の服しか持っていないのなら、ユリエだってそうに決まっている筈だ。そして、ユリエが来るという事は・・・
「――
「ヤー。ユリエもトールと一緒だと言っていました」
ユリエの≪
(・・・・・・≪デート≫じゃ、ない・・・っ!?)
ちょっとだけ期待していた分、ショックが大きかった。≪初デート≫だと思っていた悠也は、自分が恥ずかしい。
(ま、まぁ、これからだって時間はあるんだ。また今度、≪二人きり≫を目指してみるか)
そうやって悠也は、一人で決意を固めるのだった――
校門を出てから小さな橋を渡ると、そこには晃陵学園に通う生徒にとっては唯一となる外界への連絡路――関係者専用のモノレールがある。
懸垂型のモノレールは、学校前から東京と千葉を結ぶJR路線のとある駅付近まで5分足らずの距離で繋がっている。
車両へ乗り込むと、中には数える程の人数しか乗っていない。
そもそも利用可能なのが学園関係者のみともなれば、利用者が少ないのは当然と言えば当然である。
おかげで争うことなく空席へ座れるという点は有難い。
「なんだかドキドキしますね」
「日本の街中へ出掛けるのは初めての事なので、とても楽しみです」
「そうか。初めての外出だしな」
「あぁ、そうだったな。俺たちも久しぶりの本土だ」
ユミエとユリエがモノレールの窓の外へと顔を向けながら口を開き、それを聞いた
現在、ボックス席にお互いの≪
ちなみに、ここに居る4人は日曜日だと云うのに、全員が学園の制服姿である。
別に学外でも制服を着ていなければならないなどという校則があるわけではない。
単にユミエとユリエが5月の陽気に合うような服を持っていないためで、悠也と透流はその付き合いだ。
海へと視線を向けているユミエの横顔を見ながら、悠也の表情に自然と笑みが洩れる。
窓の外へと
誰もが振り返り目を見張るであろう
整った顔立ちは感情の表れが希薄なため、精巧な
が、その実ちょっとずれたところがある普通の女の子だと悠也は知っているのだ。――なぜなら、
(・・・ユミエは、俺の≪彼女≫だもんなぁ~・・・)
≪生まれて初めての彼女≫でもあるユミエの全てを、悠也は知っている訳ではない。
しかし、これからも同じ
例え隣に座っている
「――ユーヤ?」
チリンと響く鈴の音で我に返る。
おそらく何度か呼びかけていたのだろう。ユミエが悠也を見て首を傾げていた。
「もうすぐ到着です」
「あ・・・。そ、そうか」
いつの間にか出発していたモノレールは、もうすぐ到着するようだ。
ゆっくりとホームへ入って行く最中、悠也は誰にも聞こえないくらいの小さな声で呟いた。
「・・・もう決めたんだよ、俺が≪ユミエの力≫になるって・・・・な」
See you next again!!!
--- And happy new year!!!
どうでしたか?
感想等、頂けると嬉しいです。
今回は短めでしたが、またすぐに次話投稿出来るように頑張ります。
それでは皆さん、2015年も良い御年を! それではまた、のしのし♪