選挙に行ったりしてると時間がかかるんですよね。それでも欠かさず私はずっと行ってますが('ω')
さて、後編になりますが…あまり必要性を感じないんだよなぁ。メインは次回の話になると作者も思っていますので、とりあえず見て行って下さい
艦こレーンAC(仮)第1章
11話
さて、金剛汁で濡れた制服も着替えなおした後は話し合いの再開である。ある程度の流れは予想がつくが、やはり本人達から聞く事が重要だ。
「さて、こうして話し合いの場についてくれた事を先ずは感謝しよう」
長机の対面には金剛型の4人と五航戦の2名、対してこちらは俺を中心にして隣に明石とエンタープライズが座っている。エンタープライズの方を瑞鶴が気にしたようにチラチラとみているが…まぁ、仕方ない。
「とりあえず自己紹介は先ほどした通りだ。主な話し合いは技術的なモノは明石、戦略・政治面は俺、戦術面は実働部隊として働いているエンタープライズが対応する…あとは瑞鶴、気になるのは判るがあまりエンタープライズを睨まないでやってくれ」
「…やっぱり分かっちゃう?」
「本人じゃなくてもな。こっちの瑞鶴もエンタープライズの事を未だにグレイゴーストと呼ぶのは変わってない」
「……分かったわ。気を付ける。けど、そっちにもやっぱり『私』って居るんだ」
「正確にはお前じゃないな。瑞鶴の名前を持っている別人だ。お前という瑞鶴はお前しかいないんだ」
「うん…分かった。提督さんがそういうなら」
「今の俺は提督じゃなくて指揮官なんだけどなぁ…まぁ、呼びやすいように呼んでくれればいい」
まぁ、ずっと提督や司令呼びしていたのに、いきなり呼び方を変えてくれと言われても戸惑うから仕方ない。とりあえずは…
「質問は随時受け付けるが、代表者が質問をする事。話し合いがしたいなら適宜こちらに伝えてくれれば時間はとる…何か質問は?」
「じゃあ、一応旗艦という事でワタシが代表という事にしマース」
「金剛が代表か、了解した…………………」
いや、質問待ってるのに首をコテンと傾げられても困る。
「質問は無いのか?質問を待ってるんだが?」
「聞きたい事は山ほどありますけどネー、テートクは結局どうなったんデスか?」
「それは死んだ事か?転移してきた事か?」
「どっちも違いマース!後ろの子達の事デース!」
「後ろの子達…ロイヤルメイド隊の事か?」
「そうデース!ご主人様って何なんですカー!?」
「いや、そのままの意味だが?俺が彼女達の上官であり指揮官だ。そして彼女達はKAN-SEN…つまり、お前達艦娘と同じ様な存在だ」
「それが何でメイドナンデスカー!?」
「彼女達がメイドだからだ。それこそこの世に現れた時からメイドだからな…俺の趣味でメイドをしてもらっているわけじゃないぞ?」
うーむ、納得したくないけど納得せざるを得ないという感じで苦虫を嚙み潰したような表情だな。とは言ってもロイヤルメイド隊はロイヤルという国のメイドとして生まれた彼女達の総称だ。これ以上どうしろというのだ?
「すまんがベル、メイド長としてロイヤルメイド隊の事を説明してやって貰えるか?俺が言っても納得は出来ても理解できるかどうか微妙な所だからな」
「かしこまりました、ご主人様。私はロイヤルメイド隊メイド長のベルファストと申します。お嬢様方、宜しくお願いします」
『…………』
うむ、一同何も喋れないな。まぁ仕方ないか。
「私達は生まれはロイヤル…こちらの世界ではイギリスという国でしたか?で生まれた艦の魂を宿すKAN-SENとして生を受けました。そして、指揮官様は私達全員が認めるご主人様です。メイドとしての本能でしょうか?『この方こそが私達の主人である』という感情が生まれてからはご主人様が唯一絶対の主…旦那様であるという認識でおります」
「ちょっと待ってクダサーイ!旦那ってどういう事デスカ!?テートクー!」
「飛び火した!?いや、そのままの意味なんだけど!?」
「旦那様ってどういう事デース!いつの間に結婚したんデスカー!?私がアタックしても駄目だったのにどうしてデスカ!」
「金剛様、ご主人様は私の旦那様というわけではございません」
「ん?という事は呼び方だk」
「このルルイエ泊地に在籍する全てのKAN-SENの夫です。結婚していない艦は誰一人としておりません」
「」
あ、金剛の口から魂が出てる感じで椅子に崩れ落ちた。
「嘘デース…テートクが…結婚なんて嘘デース…悪い夢デース…」
「あー…先に言っておくけど、お前達が思ってるような結婚とは少し違うからな。まぁ、全員が妻であり恋人であり娘であるという意味だ」
「………」
「金剛の魂…だけじゃなくて全員の魂が抜けてるな。全然話が進まん…」
「まぁ、指揮官がロリコンって事が判って放心してるんじゃないかニャー?」
「流石に駆逐艦の子達には手出ししてないだろ。いや、手をだしてる子もいるけど彼女達は父性を求めてるわけじゃなかったからな」
「まぁ、不知火には手をだしてニャいけど明石に手は出してるからニャー」
「嫌だったか?」
「嫌だったらここにいないニャ」
「うむうむ、愛い奴だ。撫でてやろう」
「にゃ~」
「私達の目の前でイチャつくの止めるデース!」
「お、帰ってきたか」
「帰ってきたニャ」
「テートク!一体何人と重婚してるデスか!?ここの子達かなり人数多いはずデース!」
「あー…悪いが400人から先は数えてない。すまん」
「よんひゃくにん…悪い夢デース…アハハハハ…これは夢デース…夢なんデース…そうと言って下サーイ」
うーん…金剛達が壊れてしまった。まぁ、流石に重婚400人以上とか言われればそうもなるか…って、よく考えたら俺が死ぬ前の世界だとまだケッコン・カッコカリの実装すらされていなかったもんなぁ。憲兵こそいただけど、二次創作でよくある艦娘とイチャコラしてたらやってくる憲兵=サンというより、外部からの暴漢とかから鎮守府を守ってる守衛的な感じだったし。
実際問題、各々の鎮守府において大問題になっていたのは貴重な食料や燃料等を優先して配備していたのが最前線の鎮守府という事だ。制海権の奪取がままならず、各国との連携が取れなくなった上に徐々にすり減る備蓄、配給制になった食料等の問題…それは結局鎮守府に伸し掛かってきた。
『生産性の無い無駄飯ぐらいに鉄槌を』
とかいうスローガンだったか?近海での漁の際は艦娘の護衛等で細々と続いていたのだが、その辺をまるっと無視して悪い部分しか見ない…いわゆる上辺だけを見て判断したり、気に入らないから流れに乗って騒ぐという奴がかなり多く、無駄に襲撃をしてきたりという連中が多かった。ちなみに、艦娘を唯一指揮してその実力を発揮させる事が出来る提督を失うわけにもいかなかったので、当時は本気で余裕が無かったという事情も相まってそのまま銃殺されたりした連中が相当数いたのも事実である。
逮捕されて刑務所の中に入れば飯が食えるなんという優しい時代ではなく、迷惑を起こされる位ならば勝手にやってろと言わんばかりに島流し、公務執行妨害による銃殺が当たり前の様に行われていた。しかも日本で…だ。如何に余裕が無かったかという事が良く分かる。ちなみに、島流しはリアルに島流しされる。制海権内の離島(住民は避難したか死亡したかの2択)に文字通り放り出される上に配給なんてモノは無い。
何とか南海方面への進軍を行い、東南アジア諸国と制海権が接続して燃料と食料が供給され出してからはその手の輩も減ったのだが…
「て、テートク…」
「復活したか?金剛」
「まだダメージは抜けてないデスけど、聞いておきたいデース…」
「何だ?」
「私達もテートクと結婚出来ますカ?」
「あ、無理。艦娘とKAN-SENだと結婚方法が違うから」
「…結婚方法が違う?どういう事デスか?」
「え?艦娘用の結婚指輪ってあるのか?右手につけるタイプのこんな指輪なんだが?」
「え?結婚指輪って左手の薬指じゃなかったデスか?」
「えっ?」「えっ?」
……………ん?致命的なすれ違いが
「テートク、結婚って夫婦になる事じゃないデスか?」
「まぁ、普通はそうだな」
「テートクの言ってる結婚って何ナンデスカー?」
「お、おぅ…KAN-SENと絆を深めた指揮官がKAN-SENの子に専用の指輪を渡してそれを装備すると、性能が向上する…っていう特殊装備なんだが?」
「ンナコト一言もイッテネーデス!紛らわしいデース!」
んな事言われても仕方ないだろう。なおゲーム上では結婚するとHPと速力を除いたステータスが、結婚前は最大で6%アップに対して好感度が最大200になるので9%~12%まで変動するようになっている。こっちの世界では最大ステータスの向上は15%になっているのはアプデでも入ったのか、リアルになった都合なのかは知らん。
ゲーム上だと秘書艦で上げられる好感度は90までだったが、こっちではいくらでも上がっていく感じだった。無論、アホな事やったり指揮が下手くそで作戦失敗したりすれば好感度は一気に下がる…ハズ。あっちの世界に居た際の同僚指揮官が『失望』されてた姿は見た事があるからほぼ間違いは無いだろう。(立て続けに作戦失敗したらしい)あ、ちなみに艦娘と違いKAN-SENは轟沈はしない。KAN-SENは万が一戦闘不能になった場合、登録した泊地にメンタルキューブが転送されてくる様になっているのだ。再度メンタルキューブからKAN-SENに戻るにはそこそこ時間がかかる。沈むまでは痛みとか普通にあるし、沈むとすごい不快感に襲われるらしいのでなるべく早めの撤退等を心がけてはいた。なお、演習で沈んだ場合にもメンタルキューブに戻るのだが、こっちはすぐに戻れるし、不快感等は無いらしい。違いは…判らんので考えるのを止めた。仕様という事でええやん。
「デ、結局結婚っていうのは性能向上の為なんデスカ?」
「それもあるが、お互いの愛情次第の部分もある。『友愛・親愛・父性愛』他にもあるだろうけど、何かしらの愛情を抱く…という事に間違いは無いな。互いに信頼しあっているからこそ『結婚』っていう表現をしているんだろうし」
「ブゥー…それでも納得いかないデース」
「…しかし、金剛」
「What?」
「俺への質問だけで、結局の所なんの話をしに来たんだっけ?」
「………忘れてマシタ。Oh、ナンテコッタイ」
結局、収支脱線してしまった。今度はこっちが主導で話を進めるか…慕ってくれるのは嬉しいが、話が進まんのが問題だな。
「さて、じゃあこっちが主導で話を進める。お前達に任せておくと話が進まないからな。
では、こちらが質問した事について何かがあったら挙手した上で発言をしてくれ。全員から話かけられても対応できん」
「分かったデース」「わっかりましたぁ」「はい、わかりました」「かしこまりました、司令」「了解です」「分かったわ。提督さん」
うん、返事はいいんだよなぁ…返事は。と、なると最初にする質問は…やっぱりこれか
「まず第一の質問だ。これは憶測だが、葛原が提督代理をしている上でこちらに来た…恐らく偵察の他に責任者がいた場合、拉致及び殺害が言い渡されていた可能性があるかどうかの確認だ」
全員の身体が強張る。うん、分かりやすくてありがたいけどね?まぁ、彼女達に腹芸は不可能か。
「霧島、命令だ。『出撃時に下された指令内容を簡潔に』説明せよ」
「……了解しました」
…要は纏めるとこんな感じか
1:不審な動く島の様な何かの調査(日本政府指示)
2:島民が居る様なので、目的を聞き出す(日本政府指示)
3:資源等があるようならばそれを戦時下における鎮守府顕現で徴収する事(葛本指示)
4:責任者が居た場合は『丁重に』お連れする事。抵抗があった場合には不幸な『事故』が起こる可能性がある可能性を考慮(葛本指示)
5:作戦行動中の内容は『各々の判断による自己責任で行う』
うん、話を聞けばすっごく簡潔かつ短い時間で済んだ…が…
「うん、やっぱり屑だな。潰そう」
「ご主人様、心の声が漏れています」
「おっと失礼、じゃあ仕方ないな…こっちの目的が知られちゃったから、金剛達は拘束させてもらう事になる…大人しく従ってくれるか?」
『…了解です』
よし、これで各々の判断による自己責任で行動した結果、相手に拘束されてしまったという事で問題ないな。さて、懐かしの鎮守府か~…これはルルイエ全軍で盛大に歓迎のパーティーを開催しても仕方ないよね?ね?
「ちょっと大きな花火があがりそうなパーティーでもする事にしようかね?」
「指揮官…私達がいる必要があったのか?惚気と痴話げんかしかしてなかった様な気がするんだが?」
「同じくニャ。技術的な話なんて何もなかったニャ」
「いやいや、これからする事になるさ♪ちょーっと頭に来たから指揮官…もとい、提督代理と日本政府にはOHANASHIをしないとねぇ」
「…まだ見ない連中に同情するニャ。指揮官マジで怒ってるニャ」
「ここまで怒ったのは久しぶりだな…全軍出動の可能性もアリ…か」
「私達はご主人様の意をくみ、行動するまでです」
さーて、本気でおぢさんちょっぴり怒ったから、すこーし痛い目見てもらう事にするか。しかし、今の政党ってどこだ?まぁ、何処でもいいか…まずはVLCC(20~32万トンクラスのタンカー)の用意からだな。なおタンカーと言っても石油タンカーとは一言も言ってないんだけどね♪フフフ…移動と準備でおおよそ明日には出発して…2日か。
「指揮官が悪い顔してるニャ」
「アレは相当あくどい事をしそうな顔だな」
「ご主人様に牙を向けた時点で容赦する必要はありませんからね。必要とあれば、我々も…」
「あぁ、今回メイド隊はしっかり活躍してもらうから大丈夫。後はエルドリッジが要だねー…ユニオン組は制圧部隊に組み込んで…重桜は…フフフ」
日本政府はとばっちりだけど、恨むなら腐ってる大本営を放置してる自分達と葛原の屑っぷりを恨むが良い。さーて、次回は楽しい楽しい策略?と諜報?と戦争?の時間だな。手加減しかしないから、何とかしてくれよ(誤字に非ず)
と、いうわけで今回は次回に向けての準備回になってしまいました。
OHANASHIが終われば1章も終われるので、ようやく待ち望んだギャグ回が出来る…なおOHANASHIを終わらせるのに1話で終わるとは言っていない(白目
相変わらず、評価や感想を貰えると中年が床を転がって喜びますのでお願いします