これが初投稿になります、ボチボチ書いて行きますので宜しくお願いします。
読者さんからのキャラクター等の希望がありましたら出来るだけ反映させたいと思ってます。
会社の帰り道、俺は夜道に車を走らせて帰路についていた。
俺の名前は柊 一樹、サラリーマンで、自分で言うのもあれだが生真面目な性格で、上司から言われた通りに動くからか会社ではよく「軍人」等と呼ばれる。
そんな真面目な俺にも他人に言えないような趣味があって、それは……それはこの先のカーブを曲がった道幅が広く人がほとんど居ない長い直線の道を思いっきりスピードを出して走ることいわゆるスピード狂だ。
カーブを曲がって人が居ないことを確認してから、アクセルを踏み込むドンドンスピードが上がりスピードメーターが100キロ近くになったらブレーキを踏み速度を落とす、こうしないと勢い余って道路をこえて草むらに突っ込むことになるのだ。
「よし100キロになったな、ブレーキを踏んで……踏んで、あれ」
ブレーキを踏んでもスピードが全然落ちない……壊れてる?
慣性の法則により車はほとんど速度が落ちないまま道路からはみ出し、草むらに突っ込んだ。
「うわぁぁぁ」
車は草をなぎ倒しながら進み続け、そして高い塀のような物にぶつかり止まった、草むらを突き進んでいた時に速度が落ちていたからか、塀にぶつかった時の衝撃ほとんど無に近かった。
バクバクと激しく心臓が鼓動している、おそるおそるドアを開き外へ出ると波の音が聞こえた、車をぶつけてしまった塀の中は塀が高く見ることができなかった、事故が起きたときにどうすれば良いのか分からない俺はポケットから携帯電話を取りだし、警察へ電話をかけた。
警察には最寄り駅と海が近く塀が高く中を見ることができない建物に車をぶつけてしまったことを話すと分かりましたとだけ言われて電話を切られてしまった。
20分ぐらいたつと背の低い警官が草むらからヒョッコリと現れた
「すみませn「お手柄ですよ」
「へっ?」
謝るのと同時に誉められた、警官はニッコリと笑いかけてくる、なぜ事故を起こしたのに誉められているのかをさっぱり分からない。
「ここから先はわしが話そう」
今度は草むらから髭を蓄えた強面のおじいさんが現れた。
「わしは元帥だ、つまりこのような母港を管理している物と思ってもらってよい」
母港、たしかセイレーンとの戦いの拠点にしている場所だったはず、俺は軍の基地に突っ込んでしまったのか、下手したら処刑……冷や汗がタラリと垂れる。
「すみませんでした、本当にすみませんでした」
土下座する勢いで謝り続ける。
「謝ってないで少しは話を聞かんか、最近各地の鎮守府でとある問題が多発しておってな、それがブラック母港と言うものじゃ」
「ブラック母港?」
初めて聞く単語だったので思わず聞き返してしまった、ちなみに背の低い警官はスマホをいじっていた、警官がそんなことをしていて良いのか?
「そうじゃ、指揮官が奴隷のようにKANーSENを扱う母港のことじゃ、今回はお主が事故ってくれたお陰で発覚したんじゃがの、そこでじゃお主、指揮官にならんか?」
何を言ってるのかまったくまったく頭に入ってこない、奴隷?KANーSEN?
「はぁ」
気の抜けた返事をする。
「つまりじゃ、ここで働かんか?いや、事故の事を不問にしてやるからここで働くのじゃ」
「えぇ?」
「牢屋に入るか?」
牢屋とこの母港比べるまでもなく、母港の方がいいに決まってる。
「喜んでここで働かせてもらいます‼」
「そうか、そうか」
不恰好な敬礼をすると強面のおじいさんは満足そうに頷く。
「ちなみにいつからここで働けば良いのでしょうか?」
「明日からじゃ、お主の会社にはわしから連絡しといてやろう」
「えぇーー?」
このあと強面のおじいさんと話している間スマホをいじっていた警官から説明を受けた。
要約すると、今日は近くのホテルに泊まり、明日鎮守府に案内して必要なものはその時に渡すらしい。
案内されたホテルについたのは深夜だった、今日は一日で色々な事があり疲れてしまっていたのでベットに倒れこみそのまま寝てしまった。
いかがでしたか、今回はKANーSENが一切登場しませんでしたが次から出てきますのでご心配なく。
皆さんはアズールレーンのキャラクターで誰がいちばんお気に入りですか?
僕は綾波がいちばん好きです、あのクールな性格やたまに見せる寂しがり屋なところががとても好きです。