俺は今とある店の中にいる
武器がたくさん並んでおり、店員は…あれ?いない
「リズ~…えぇと…ここであってたよな?確か」
そう思い、店から出て、店の看板を見る
『リズベット武具店』
そう文字が刻まれていた
うん、間違いなくリズの店だろう
今俺はユグドラシルシティにある、リズペット武具店、仲間内では普通にリズの店と言われているが…まあ、リズの店に来たわけだ
理由は…
「リズ~頼んでた武器、もうそろそろできただろ?受け取りに来たぞ~」
「あ~ちょっと待ってなさい! うるさいわね~」
な、なんてやつだ…客にそんな態度で…
「いいのよ、あんた以外にはちゃんとお客様神様精神でやってますから」
わざとらしく敬語を使って、にやにやしながらそういう
どうでもいいからさっさと渡せってんだよ
ちくせう…なぜに俺はリズにいつも弄られるんだ…
まあいいや
「はやくくれよ、じゃなきゃアルゴに偽情報を流させるぞ?」
「じゃあ、その情報を流したという情報をばらまいてもらうことにするわ」
くっ、手強い
アルゴは金さえ積めばどちらにもつくからな
まあ、こんなどうでもいい言い合いをしている暇はないんだ
さっさと行かなきゃいけないところがあるんだからさ
「リズ、この後予定があるんだ、だからさっさとしてくれよ」
「え?そうなの?じゃあ、仕方ないわね~はい、ご要望だった…手袋?かな?まあいいか、格闘専用武器。
普通の格闘専用とちがって重く、動きにくくなる代わりに攻撃力が高い、この上に武器を持つのは適さないけど、あんたなら関係ないわね。
そして、正真正銘ワンオフの武器よ、素材も一級品を使ったから…いい武器よ? まあ、とりあえず、代金は先払いで貰ってるし、これで仕事は終わり~っと」
なんかリズが色々説明してくれているが、ようは俺の武器って認識でOKだな
俺は武器を受け取って店から出ていく
「ありがとな、また頼むぜ?リズ」
「今後ともご贔屓に~って言ってほしいの?」
リズの問いに苦笑しながらも歩いて外に出ていく
さてと…行くとするか!
俺はそう思いながら『ユウキ』との待ち合わせ場所へ行く
「ようユウキ、久しぶり」
「うん、久しぶり、数週間前にここでわかれて以来だね! 連絡は取り合ってたけど」
満面の笑みでユウキは俺と会話する
うわぁ~かわいいなぁ~
まあ、俺に春はこないっぽいからかわいいな~くらいは思ってもいいだろう、多分
こんなかわいい子と、ゲームの中とはいえ、デートらしきものをできるのだ、これでも十分だろう
とても嬉しい
まあ、今回は遊ぼうということで二人あっただけだ
特に用もなかったのだが、なんとなく、暇だったし…まあ、よくあることだろう
「んじゃあ、なにする? ここら辺で面白いことってなんかあったっけ?」
「うん、えーとね…ボク、ちょっとやりたいことがるんだ」
やりたいこと?
なんだろうか、ん~…なんでもいいか
「いいぜ、何するんだ?」
「ボク、想夢とデュエルがしたいんだ」
デュエル…決闘か
なんで?とも思ったが、確かにこの世界はゲームの世界
戦いも遊び…か
ここはSAOじゃないからな、ゲームであって遊びじゃないなんてことはないもんな
よし、んじゃあ
「わかった、やろうか」
「うん!」
ユウキは嬉しそうに頷いた
うわぁ…笑顔がキラキラしてるぜかわいいぜ…
カウントは60秒
これ明らかに長いと思うんだよねぇ
ユウキは微笑を浮かべて剣を構えている
俺はリズから受け取った武器を手につけながらユウキに話しかける
「そういえば、一緒に旅したけど、戦うのは初めてだな」
「そうだね、ソウムには感謝してるよ、ボク一人だともっと時間かかってたと思うし…何より、キミのおかげでマザーズロザリオが完成した」
マザーズロザリオ
11連撃のチートソードスキル
おそらくALOの中で最多連撃のOSS
なんかよくわからないけど…ユウキは…この世界の住人、そんな感じがする
俺やキリトも違う世界の住人だろう…
それとは少し違う
マザーズロザリオが完成したとき、そう思った
「んじゃ、やるか」
「うん、行くよ!」
カウントが0を刻むと同時に二人は同時にプログラムの大地を相手に向かって駆け出す