ここは遊戯王のモンスター達が暮らす世界...の宇宙の果ての果てのそのまた果てに
仲良く暮らす1つのカテゴリがいた!
その名も「kozmo 」!!!! ...のはずだが?
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「いやー楽しみだなぁーどんな星があるのかワクワクでいっぱいだよぉ~!!」
「マジでどうしてこうなった..どうしてこうなった..」
宇宙空間の果ての果て、なーんにもない空間をノリノリで飛ぶ1人の少女《ドロッセル》とやたらテンションの低い1機の戦闘機《スリップライダー》
彼女達こそ宇宙の果ての戦闘狂軍団kozmoその人であるが、一体どこに、何故向かっているのか?
その答えを知るために少し時を遡ってみよう
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ある日の一幕
「ひま! 地上に行くわ! 準備してスリップ!」
「うわ、めっちゃめんどくさそう(唐突にどうされました?」
「地上でデュエルするわ! じゃあそういうわけでレッツゴー!!!」
というやりとりが行われ現在に至る
そう、このKozmo-ドロッセルという少女、とんでもない好奇心と行動力の化身だったのだ!!!
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時は戻り再び現在
「着いた──────!!!ここはどんなモンスターが住んでるのかな!楽しみだね!スリップ!」
底抜けに元気な声が響く、しかしそれに応える声は暗く、そして重い
「休みたい、ただただ休みたい、燃料も補給したい」
しかし、そんな声は歯牙にもかけないのか、ドロッセルは続ける
「ほらほらー早速観光するわよ!..ってあれ?」
少女は何かに気づいたようにモニターを見つめながら声を上げる
その様子を見てずっと前から気づいていたのか、スリップが自嘲気味に捲したてる
「あはは.お嬢?もう無理ですよ!燃料ないもん!あんたはいつもいつも確認不足なんですよ!」
ここぞとばかりに説教を始めるスリップだが、既にドロッセルの意識はそこにはなかった
1話の導入が難しくて見切り発車で人が多い場所に向かわせ、さらに見切り発車で対戦相手にぶつける。そんな楽で簡単な導入方法
そう、落下である
「それってもしかしてもしかすると..落ちたりしてる?」
「落ちてますね」
「ええええええええええせっかく来たのにぃ!!」
こんな雑な導入でも仕方がない、1話だからね
ドーン!
そして、落下した戦闘機が1機、中には少女悪漢をけしかけるには絶好の機会である
「へへへ、おい見ろよ! 今日の獲物だぜ」
見るからに悪そうな機械飛竜とその取り巻きが墜落したスリップライダーに近づく
体のパーツのほとんどがスクラップで構成されており、錆や配線が剥き出しになっている。
「なんだこのパーツ! 見たこともねぇ鉱物で出来てやがる! 久々の上物...って中に人いんじゃねぇか」
取り巻きが早速戦闘機に近づき、物色を始めるが、すぐにドロッセルが目を覚ましたため、一瞬たじろぐ
「あら、あなた達は?」
中の人間に一切の外傷が無く、対話が可能であることが分かると、リーダー格と思われる飛竜の方が語気を強めて宣言する
「お? 気づいたか? 人間、俺たちはスクラップ! 名はワイバーン! ここに転がってるガラクタが俺たちの住処さ!
早速で悪いが、そこの戦闘機は俺たちが頂く!」
この言葉を聞いた少女はむしろ瞳を輝かせ、こういう展開を待っていたとばかり
に口を開くと同時に相手にデュエルを申し込む
「まあ素敵!!! 故郷じゃほとんど身内としか決闘出来なかったのに家出した瞬間にこんなことができるなんて!
ほらスリップ起きなさい! 記念すべき私の初決闘よ!」
さらにワクワクが止まらないドロッセルはスリップライダーが機能を失っていることも忘れ、デュエルが出来る喜びに満ち溢れていた
ワイバーンもこれには流石に応えたのか若干顔が引きつっているものの、デュエルの腕には自信があるのか、一歩も引かず
お互いにデュエルディスクを構える
「ふん、なかなか肝が座ってるネェちゃんだ、遊んでやるぜ!」
「もっちろん! オンボロさん、先行はあげるからかかってきなさい! 最速で本物のスクラップにしてあげるわ」
「舐めやがって! スクラップの力! 見せてやる!」
「「デュエル!」」
LP-8000 手札5枚
ドロッセル
vs
スクラップワイバーン
「俺の先行! 効果で俺は手札からスクラップ・エリアを発動! スクラップ・オルトロスを手札に加え、永続魔法補給部隊を発動する!」
「そして! フィールド魔法スクラップ・ファクトリーを発動する!」
辺り一面が機械工場へと姿を変える。
スクラップが最も力を出せる場所、この"工場"さえあれば、スクラップは何ターンでも戦える!
俄然エンジンのかかるワイバーン、本格的な展開が始まった。
「スクラップ・リサイクラーを召喚しデッキから幻獣機オライオンを墓地に送る!」
「オライオンはその効果で幻獣機トークンを生み出す...
さあ!現れろ鉄のサーキット! 召喚条件はスクラップを含むモンスター2体! 俺はスクラップ・リサイクラーと幻獣機トークンをリンクマーカーにセット! サーキットコンバイン!
リンク2! 俺!」
<スクラップ・ワイバーン>
リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/ドラゴン族/
攻1700
【リンクマーカー:左/下】
「スクラップ」モンスターを
含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「スクラップ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、自分フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、フィールドの表側表示の「スクラップ」モンスターが効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「スクラップ」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
自らがバトル場へと降り立つ飛竜、彼の効果はスクラップ専用の展開効果、ファクトリー・補給部隊とも相性が良く、ここから更なる展開、勝利を盤石にする盤面につながることは明白だった
「これで準備は終いだ、スクラップ・オルトロスの効果を手札より発動、ssし自身を破壊する
ここでスクラップ・エリアとワイバーンの効果が同時に発動! スクラップ・ゴーレムとスクラップ・ゴブリンをssだ! その後補給部隊の効果で一枚ドローする。
オルトロスは墓地へ行った時も効果があるが今回は使わず、コングの効果で墓地のリサイクラーをssしもう一度リサイクラーの効果を使う!
墓地に送るのは.ジェットシンクロン! 手札を一枚切ってジェットシンクロンをss!」
ワイバーン
場:スクラップ・ワイバーン
↓
ゴーレム・リサイクラー・ゴブリン・ジェット
「ククク、俺たちの生み出した戦術に死角はない!
レベル5のスクラップ・ゴーレムとレベル3のリサイクラーにレベル1 ジェットシンクロンをチューニング!
絶対零度の龍、氷結界の名において愚かなものに裁きの鉄槌を!
レベル9氷結界の龍 トリシューラをシンクロ召喚!!」
まず一体目の大型モンスター"トリシューラが現れる、計3枚除外できる強力なモンスターであり、相手の選択肢を潰しにいく
「先行1ターン目だからな、手札を一枚だけ除外させてもら
おう、喰らえ 瞬間氷結!」
ドロッセルの手札から1枚、"kozmo-ダークシミター"が除外される
「ハハハ、レベル8の3000打点か、大方切り札だったのだろうが残念だったなぁ嬢ちゃん!」
大型モンスターの特殊召喚にはある程度の下準備が必要であることはこのゲームの不問律である
それ故に彼は敵の大型モンスターを除外ゾーンという"滅多に触られない"場所に送ったことで満足気に盤面を構築していく
「俺はワイバーンの効果で墓地のスクラップ・ゴーレムを蘇生し効果でゴブリンを破壊、効果でスクラップ・オルトロスを手札に加える。
更にゴーレム効果でゴブリンを蘇生した後にワイバーン、トリシューラでリンク召喚! リンク3! 混沌の戦士カオスソルジャー!
最後にゴーレムとゴブリンでシンクロ召喚、ヴァレルロード・S・ドラゴン!! その効果で墓地のワイバーンを自身に装備! 攻撃力850アップし自身にヴァレルカウンターを2つのせる」
完璧だ、とワイバーンは思うサベージドラゴンは攻撃力3850を誇る上、ヴァレルカウンターを1つ使えば1ターンに1度なんでも1つ相手の効果を無効にできる
そして混沌の戦士カオスソルジャーも強力だ、対象にとられず、効果による破壊も受け付けない
更に3000打点と戦闘面に対しては伱のない盤面
そして相手は手札5枚からこの盤面を崩さなければならず、仮に崩されたとしても補給部隊によりこちらは返しの札が増える..
ここから何をしようが1ターンでは負けないそんな驕りがあった
場
混沌の戦士カオスソルジャー
↙ ↘
サベージ
どうだ嬢ちゃん、サレンダーなら今のうちだぜ? つい口から漏れた言葉、それほどまでに彼は自身の盤面に自信があった
...しかし返ってきたのは意外な反応であった
「.....ない」
一体何がないというのか、思わず何を言ってるんだと声が出てしまう
「こんなんじゃつまんない!!!! この程度の盤面でサレンダー?? バカも休み休み言いなさいこのアンポンたん!」
「なんだと!? ガキが舐めやがって! そんなに言うなら捲ってみやがれ!」
ターンエンドだ!
自慢の盤面を侮辱されたばかりか、"この程度"とあしらわれたことで不機嫌気味にターンエンドを宣言した飛竜
そして、一方的な攻撃が始まった
「もちろんよ!ドロー!まずは無限泡影から、対象は当然サベージ」
5枚の手札、1枚目は無限泡影、サベージを無効化し、妨害を潰す
「ふん、使わせに来ただけじゃねぇか、当然って言うからには分かってんだろうがサベージの効果で無効だぜ」
最後の砦サベージドラゴンの効果を使い、展開を止める手段がないワイバーン
強気で構えてはいるが、その瞳の奥に僅かな怯えが芽生え始めていた
「でももう妨害はないわ! 手札からkozmo -エメラルドポリスを発動し ライフを800削ってシミターを手札に加えて闇の誘惑を発動し2枚ドローしてシミターを除外する」
フィールド魔法"kozmo-エメラルドポリス"によって無機質な機械工場の半分が近未来的な都市へと変貌する
更に、泡影・エメラルドポリスによって減った3枚の手札に除外されたシミターを回収し、すぐさま闇の誘惑で除外し直すことでライフ800で実質手札が1枚増えたのと同じ4枚に
また、ワイバーンは知らなかったがkozmoにとって除外ゾーンは第3の手札とも呼べる場所であり、除外されていることは時として墓地にいる時よりも有効に働く場面がある
「その後、フォルミートを召喚しその効果でライフを500払い、除外されているシミターを効果を無効にして特殊召喚! そしてバトルフェイズに入るわ!」
「さあ、準備は整った、妨害もない、後はただの詰め将棋ね」
そう呟くと、それまで調子よくデュエルを続けていた少女は別人のように落ち着き、もうデュエル自体には興味がないのか淡々としていて、それが一層恐怖を引き立てていた
何が詰め将棋だ.! 自分の盤面をまるで問題集か何かの様に扱われ憤慨するもののただの少女の纏う威圧感に声にならないワイバーン
だが、その間もデュエルは進む
「まずフォルミートの効果により自身を除外して手札から2体目のダークシミターをss、その効果でサベージを破壊」
「そ、それなら補給部隊の効果で1枚ドロー」
「ではバトルフェイズへ移行、効果無効となっているシミターでカオスソルジャーを攻撃し相打ちで、破壊されたシミターの効果で自身より低いレベルのkozmo-モンスター
"私"kozmo-ドロッセルを特殊召喚そのまま攻撃」
ワイバーン LP:8000→6500
「私の効果でライフを500払いダークシミターを手札へ、そして盤面のシミターでダイレクトアアタック」
ワイバーン 6500→3500
「まだおわらないわ、私の効果で3体目のシミターをssし、攻撃の終わったシミターを破壊してシミターの効果をもう一度、今度はダークエルファイバーをss攻撃して私の勝ち」
ワイバーン3500→ー1700
デュエルが終わった
かかったターン数は僅か2ターン
最後には声すら出す間も無くただ淡々とデュエルが進んでいた
しかし、そんな勝負の余韻に浸る間も無く敗北した彼に声がかかる
「中々楽しかったわ! またやりましょうね!」
「は?」
思わず苦笑するワイバーン先程まで機械のようにデュエルをしていた少女はまた元の明るい少女に戻っていた
いや、それよりも彼女に取って自分は墜落した戦闘機を狙う悪漢ではなかったか、それが何故またやりましょうという言葉が出てくるのか
そんな疑問がグルグルと頭をよぎる
だが、こちらの事情など気にしていないのか少女が更に続ける
「ワイバーンさん、この辺で1番デュエルが強い人知ってる? あとあなたたちの工場で"こいつ"スリップの燃料と修理をお願いできるかしら?」
..もう絶句だ、そこまで自分の要求を突きつけられればこちらもはいと従ってしまう
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数時間後
「いやーほんと助かったわ! ありがとねーワイバーンさん!」
戦闘機の修理が終わった事を報告したワイバーンはやはりというべきか、この少女のデュエルの腕前のと戦闘機の圧倒的な堅牢性に驚いていた。
そもそもかなりの高高度から落下したにも関わらず中の少女が無事であったことがおかしいのだが、機体はそれ以上におかしい
墜落原因は燃料の枯渇であるが、それ以外に目立った傷は無かった。しかも燃料はこの世界でも普通に手に入るハイオクで動き、燃費は概算したところリッター100は下らないだろうはっきり言って規格外である
それ以外にも突っ込みたいことだらけだ..「ワイバーンさん?」考えるのは会話を終わらせてからになりそうだ
「いや、すまない君の戦闘機、スリップライダーだったかな、今はファクトリーにいつでも出発できる状態で待機してある
といっても目立った外傷はなかったし燃料を満タンにしておいただけだがね」
「ほんと!? ありがとう!!!」
やはり、というべきか外傷がないという点に反応は示さなかった。彼女に取っては墜落した程度でスリップに傷がつかないなんてことは当たり前のことなのであろう
「じゃあさじゃあさ! 改めてこの辺で1番強いデュエリスト教えてくれない? 待ってる間ここの住民とデュエルしてたんだけどみーんな1ターン持たなかったの」
ナテュラルにdisるドロッセル
だが、事実スクラップの実質的リーダーである彼が歯が立たないのであれば当然である
それならば、とワイバーンが不敵な笑みを浮かべる
「それならサイバーシティに行くといい、ここ機械の国の首都で国主のサイバードラゴン様がこの国で1番強い「ありがと! サイバーシティね! ばいばい!!!」
...余所者がいきなり戦えるような相手じゃないよという言葉を言う間も無く駆け出す。
しばらくして工場から猛スピードで戦闘機が飛び出した
後、また猛スピードでこちらに戻り、ワイバーンの前で静止する
「ごめん、道聞いてなかった。どっち?」
もう何をいっても無駄、彼女は何をしようがサイバードラゴン様とデュエルをするだろう
半ば諦めながら、ワイバーンはサイバーシティへの直通電車が通っていることを伝え、線路に沿っていけば着くと伝えると、それと同時にまたまた猛スピードで去っていくのだった
第1話 機械の国編
「8000削ったら勝つゲーム」
完
1話補足
1話ではスクラップワイバーンが登場し、ワンキルされました
ここで見せたかったのはkozmoの特徴です
例えば
・除外が刺さらない
・ドロッセル・ダークシミター・緊急テレポートの強さ
・後攻型のデッキであるという事
・2妨害(トリシュ+サベージ)程度なんの問題にもならずワンキルが可能であること
(現実でも2妨害程度であれば7割方押し切ることが可能です)
それともう1つ昨今の先行盤面の特徴である
・テーマ内カードは展開要員でしかなく
盤面自体は汎用札のみで構成される場合が多い点をお見せするのが目的でした
実際、全てお見せすることができたと思っています
今日の最強カード
《kozmo-ドロッセル》
効果モンスター
星3/光属性/サイキック族/攻1500/守1000
「Kozmo-ドロッセル」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードを除外して発動できる。
手札からレベル4以上の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、500LPを払って発動できる。
デッキから「Kozmo」カード1枚を手札に加える。
《kozmo-ダークシミター》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻3000/守1800
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
(2):このカードは相手の効果の対象にならない。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル7以下の「Kozmo」モンスター1体を特殊召喚する
《緊急テレポート》
速攻魔法(準制限カード)
(1):手札・デッキからレベル3以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズに除外される
【人物紹介】
ドロッセル:好奇心旺盛で行動力の塊である主人公、誰にも物おじせず、デュエルを誰よりも楽しむ心優しい少女ですが、愛機であるスリップライダーにはつらく当たることもあります
スリップライダー:ドロッセルの愛機、基本的におちゃらけていて、適当な性格ですがドロッセルへの忠誠心は本物であり、口では腐っていても常にドロッセルをサポートする