Fate/Apocrypha×仮面ライダーオーズ 日野映司の物語   作:バーラ18

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えー、皆様どうも始めまして。
今回ハーメルン初投稿となります、バーラ18と申します。
前々からこのオーズの小説を書いてみたかったので、このサイトを始めました!
初心者なので色々間違いがあると思いますが、少しずつ直していきますのでご容赦ください。





プロローグ

それは到底戦いと呼べるものではなかった。

数は5対1、それは一方的な虐殺であった。

 

 

「ぐああああ!」

拳で霊核を皮鎧ごと貫かれた槍兵は断末魔をあげながら地面に崩れ落ちた。

闇夜の森の中で繰り広げられた戦い。

今それが終わりを迎えようとしていた。

「ばかな!5対1だぞ!なぜこっちが追い詰められているんだ!」

全身に中世風の騎士甲冑を纏った剣士はそう叫ばずにはいられなかった。

しかし悲しいかな、その問いに答えてくれる者はもうこの世にはいない。

正真正銘、剣士は5騎いた英霊の最後の一人となってしまった。

ふと月の光が闇を裂き、剣士の周りを照す。

そこにはついさっきまで仲間だったモノが散乱していた。

 

 

みずからの魂とも言える弓を傍らに残し、上半身をどこかへなくした弓兵。

愛用の槍を無残にも2つ折られ、心臓を穿たれた槍兵。

木の枝に吊るされ、身体を袈裟切りにされた魔術師。

黒いローブでしか判別することができないほど滅多打ちにされた暗殺者。

これぞまさしく死屍累々だった。

最後に残った最優を誇る剣士も鎧があちこちへこんでおり、愛用の剣は酷く刃こぼれ、いまにも折れそうであった。

 

 

彼らの名誉のために言っておくと、集まったこの5騎は決して弱いわけではない。

各騎それなりの功績を修め、幾多の修羅場を巡った英雄である。

ただ相性が悪すぎた、それだけなのことだったのだ

 

「くそお!なぜ攻撃が効かない!お前は一体何なんだぁ!」

剣士は目の前にいる怪物に問わずにはいられなかった。

なぜコイツは英霊を圧倒するほどの力を誇るのか、なぜコイツは我々を狩ろうとするのか。

そしてなぜ我々の切り札が通じないのか。

だが、怪物は何も答えない。

ただ剣士に向かって緑色の複眼を妖しげに光らすだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃ、確かに引き受けたぜ」

仕事の依頼を受け、前金替わりに受け取った子ヒュドラのホルマリン漬けを抱えたフリーランスの魔術師、獅子劫界離は悠々と部屋を後にしようとした。

しかし

「待て、最後にもう一つ用事がある」

獅子劫を呼び戻したのは仕事の依頼主である時計塔、召喚科学部長ロッコ・ベルフェバンだった。

「なんだよ爺さん、まさか他に注意事項を伝え忘れたわけじゃないだろうな?」

獅子劫は訝しげな顔をした。

「なあに、これは依頼とは関係ないことだ、少しお主の意見を聞きたいことがあっての」

ベルフェバンはヒョヒョヒョと笑って獅子劫にソファーに座りなおしてもらうように促した。

「で、なんなんだよ、俺に意見を聞きたい事ってのは」

「これじゃよ」

彼は机の引き出しから数枚の書類を取り出し、魔術を使って獅子劫の手に誘導した。

「なんだこれ?」

「まあ、読んでみるといい」

受け取った書類に獅子劫は目を通し始める。

始めはただ流すように眺めていたが、途中からバッと食い入るように読み始める、その額には一筋の冷汗が流れている。

「爺さん.......これはデタラメな情報じゃないよな?」

時計塔の情報網を彼は決して疑っているわけではない。

だが、そこには獅子劫はもちろん、他の魔術師にとっても到底信じられない内容が綴られていた。

「ああ、すべてはその書類の通りだ」

ベルフェバンは渋い顔をして頷いた。

「だからって5騎のサーヴァントが何者かに全滅させられた、なんて信じられるかよ.......」

獅子劫が納得できないのも無理はない。

基本原則、いや絶対に一般人はおろか魔術師でさえもサーヴァントには逆立ちしても太刀打ちできない、それが今の魔術師達の間での常識だ。

そう、この事件は世界の理から大きく逸脱した出来事だった。

「このような出来事は二年ほど前から起きておる、最もこの儂を含めて誰も信じようとはしなかったがな。」

「念のため聞いて置くが他のサーヴァントの仕業じゃないよな?」

ベルフェバンは首を振った

「残念だがその可能性は薄い、事後処理を行った時に周囲にこびりついた魔力の残滓を計測したが、その亜種聖杯戦争に参加した魔術師とそのサーヴァント以外に反応はなかった」

獅子劫は深く唸る、この事件がサーヴァントの手によるものなら大分わかりやすかったのだが、と彼は思ったが現実にはそうはいかないみたいだ。

仮にサーヴァントも仕業だったとしても5騎を同時に相手どれる力をもつ者はそうそういない。

ならばいったい誰がこれを可能にするのか?

フリーランスで活動している獅子劫であっても全く思い浮かばなかった。

「そういえばサーヴァントは全滅した言ってたがマスターの方はどうだった?同じく皆殺しにされたのか?」

「いや、マスターは全員無事ではある、しかし全員重症だ、命に別状はないが魔術師としての再起は不可能だろう」

サーヴァントは殺して魔術師は生かす、犯人像を思い浮かべようとしたが謎は深まるばかりだった。

「ダメだ、どんな奴かまるで見当がつかない、爺さん、他に分かることはないのか?例えばそいつがどんな武器を使っていたかとか」

武器が分かればもしかしたら心当たりがあるかも知れない、獅子劫はそこに望みを賭けた。

「手がかりになるかは分らんが、奴の付けた破壊痕はどれも人間離れしておった、よほどの破壊力のある得物を使っていたのかもしれんな」

「人間離れした破壊痕て・・・・それだったら魔獣・・・いや、サーヴァントを相手にできるのは神獣くらいなもんか・・・」

「まあ、考えても仕様がないことだ。問題は・・・・・・」

「そいつは必ずこの聖杯戦争に参加してくる・・・・と言いたいんだろ?爺さん」

獅子劫の答えにベルフェバンは頷く。

「うむ、今回の聖杯戦争は亜種聖杯戦争と比べて召喚される英雄はどれも別格だ、やつが来たとしても問題なく鎮圧できるじゃろう、しかし油断はするな」

それは獅子劫も賛成だった。

正体が何であれ、英霊をも屠る怪物である、用心するに越したことはないだろう。

「分かっているさ、爺さん、何なら追加の報酬でそいつも倒してやるぜ」

「まあ、可能なら構わんが・・・・あくまで仕事はこの聖杯戦争で勝利することだ。それを忘れるな」

ベルフェバンは獅子劫にそう釘を刺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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