Fate/Apocrypha×仮面ライダーオーズ 日野映司の物語 作:バーラ18
もう1話投稿したら新シリーズを投稿しようかな?
ライダーは久しぶりに感じた鮮烈の痛みに思わず顔を歪ませる。
しかし同時に心の中では歓喜が沸き起こる。
「う・・・・・うぅ・・・・・。」
怪物はライダーの足を抉った攻撃が自分の最後っ屁とでもいうようにさっきまで握っていた
強力な殺気は消え失せ、複眼は紫から元の橙色に戻っていった。
今度こそ怪物は何もできない、だがいつまで経ってもライダーの攻撃は来なかった。
「ハハハハ、ハハハハハハハハハ‼」
突然ライダーがまるで心の底から歓びを噴出させるように笑いだす。
(何が可笑しいんだコイツは・・・・・?普通は無敵の身体に傷を付けられた事に憤慨する状況だろう。)
よく見れば奥にいるアーチャーも“信じられない”という顔をしており、ライダーの身体を傷つけるのは不可能に近いのだと怪物は理解した。
「そうか!そうか!貴様はオレの身体を傷つけることが出来るのか‼なるほど!やはり“英霊殺し”の名は伊達ではなかったか‼ハハハハハハ!」
ライダーに屈辱の怒りはなく、代わりに生涯の好敵手を得たとでも言うように笑っている。
「フウ・・・・・・、よし姐さん。俺はコイツを見逃すことする。」
突然の言葉に怪物もアーチャーも言葉を失う。
「何を考えているライダー、そいつは我々の戦いを盛大に狂わせるぞ。それに可能なら殺せとマスターに命じられたはずだろう。」
(悔しいがあのアーチャーの言う通りだ・・・・俺をここで殺すのが判断としては正しい、なのにあのライダーはなぜ俺を生かす・・・・・・?!)
「姐さん、命令ではバーサーカの監視と偵察が最優先のはずだぜ?俺たちが戦闘を開始してもうどれくらい時間がたったかね?」
その言葉にアーチャーは軽く舌打ちする。
「いいだろうライダー、だがソイツを生かした責任はお前がとることになるぞ。」
「大歓迎だ、コイツはオレの獲物と定めた。他の誰にも取らせねえよ。」
(ああ・・・・・なるほど、アイツにとって俺は都合の良い
怪物はライダーが自分の生かした理由を察すると心の底から辟易した。
「と、いうわけで“英霊殺し”よ、俺にとってもお前にとっても今は決着をつける時じゃねえ、だか....必ず本気で殺り合う時が来る、その時までに・・・・・お前の首を預けとくぜ」
そう言い残すとライダーはユグドミレニアの要塞へと向かっていった。
「命拾いしたな怪物よ、死にたくないならこれ以上私達の戦いに首を突っ込まない方が賢明だ。」
アーチャーもライダーの後を追うように森の中へ消える、残されたのは怪物ただ1人だけだった。
「ふっ・・・・・・ふう“う”う“う”う“、うぐ”ぐ“ぐ”っく・・・・・・・・。」
怪物は悔しさのあまり嗚咽を漏らす。
英霊に見逃された屈辱、自身の無力さを怪物はしかと噛み締める。
(これじゃあ・・・・・結局
その夜、イデアル森林の中ではいつまでも誰かのすすり泣く声が聞こえたという・・・。
いかがでしたでしょうか?
次は回想も入れてみたいとおもいます。