感想・批評は歓迎ですが暴言・悪口は炎上の原因となりますのでおやめください。
β月(+v・)日 天気 hoi!
遂にオラリオに到着した。
ここまで送ってくれたおじさんにはしっかりと感謝を述べ、ボクは早速『バベル』に赴いた。
ここへ来る途中おじさんに色々教えてもらったのだが、なんでも、冒険者になるにはまずバベルにてダンジョンの管理をしている『ギルド』なる場所で登録をしなければならないとのこと。
オラリオには初めて訪れたが、バベルにはさほど苦労せず辿り着くことができた。
まぁ、あの天まで届くのではと思われるくらい高く聳え立つ巨塔を目指そうというのに迷えというほうが土台無理な話だ。
土地勘のないボクでもあそこだけはオラリオのどこからでも絶対にたどり着ける自信がある。
それくらい目立つ。
やはり神様の力は凄いと痛感させられた。
そんなバベルに着いて早々に冒険者登録をしたのだが、ボクのような子供でも意外にすんなりと登録できた。
ボクみたいな子供などギルドからしたら珍しくもないという事だろう。
応対してくれたのは多分エルフの血が混じっていると思われる美人な女の人。
エイナ・チュールさんと言うらしい。
ボクが無事神様との契約を済ませたらダンジョンやモンスターの事、冒険者としての心得的なことを教えてくれるらしい。
他のギルドの人が言うにはかなりスパルタらしいが、それだけボクらのことを心配してくれるという事。
命にかかわることだし、スパルタでもきちんとやってくれる方がボクとしてはありがたい。
ボクは力を求めてはいるが、それでも知識を疎かにするつもりは無い。
どんなに強いモンスターでも、ちゃんと知識を持っていれば勝機を見出せる。
的なことを彼女に言ったら感心された。
なんでも、大抵の冒険者、それも腕っぷしに自信がある男程、自分の力を過信してその辺を疎かにするらしい。
そう言う人ほど、ダンジョンから帰ってこないのだとか。
悲し気な眼でそう語る彼女は、きっととても優しい人なのだろう。
彼女とはうまくやっていけそうだ。
ただ何というか……その…ボクにもよくわからないんだが、彼女の声を聞いてると妙な親近感というか、懐かしい気分になる。
彼女とは初対面のはずなのだが、何故か他人とは思えないような気分になる。
しかも、これはボクだけじゃなく彼女の方もボクの声を聞いて同じ気分になるんだとか。
不思議だ……。
何となくだが、彼女には細剣を持たせたら強そうだと思った。
β月(・_・)日 天気 I’m Bob
ギルドの登録は終わったので、今度は所属するファミリアを探しに行った。
これがもう難航した。
ファミリアにも色々種類があるらしくて、主神によっていろいろな特色があるらしいが、田舎者のボクにはよくわからず、取り敢えず有名なファミリアから行ってみることにした。
最初に行ったのは道化師のエンブレムを掲げる『ロキ・ファミリア』というところ。
ここはダンジョンの最前線で戦う一流の冒険者がたくさん所属していて、このオラリオでもトップクラスのファミリアらしい。
結果から言えば門前払いされた。
おかしいなぁ……エイナさんが言うには入団できるかはともかく、試験を受けるだけなら誰でもできるって言ってたんだけど……。
広く門戸を開いてるとは言っても、ボクのような子供は流石に対象外ってことだろうか?
それとも既に門の前から試験は始まっていて、その段階で落とされたとか?
まぁ残念だが仕方ないということで諦めてファミリア探しを続けたんだけど……。
殆どロキ・ファミリアと同じ扱いだった。
取りつく島もないとはこのことか。
結局日が暮れるまで虱潰しにファミリアを探したが、どこも門前払いで終ぞ見つからなかった。
別にボクみたいな田舎者の子供をすんなりと入れてくれると思っていたわけじゃないが、それでも行く場所行く場所全部門前払いは流石になぁ……。
現実は厳しい。
余裕をもって宿代を3日分払っておいてよかった。
今ボクが泊っている宿だが、ここへ来たときにおじさんに教えてもらったのだ。
質素ではあるが、値段も安く中は掃除が行き届いている。
ボクのようなあまりお金に余裕がない者にとってはうってつけの宿だと思う。
あのおじさんにはお世話になりっぱなしだ。
いつか恩返しをしなければ。
そのためにも、この程度の事で気落ちしているわけにはいかない。
このオラリオ中のファミリアを虱潰しにしてでも入団できるファミリアを探し出す。
資金に余裕がないのでファミリア探しができるのは持って後2日と言ったところだが、まぁいざという時は野宿すればよいし、これは最終手段だが、こっそりダンジョンに潜ってモンスターを狩って魔石をお金に換えればいい。
エイナさんには悪いけどね。
それはそうと、流石は大都市と言うべきか、オラリオにはボクの故郷の村では見たこともないようなものがたくさん溢れている。
いま日記を書きながら食べてる『じゃが丸君』なる食べ物も、非常に安価な割には結構おいしい。
それにしてもあの売り子の女の子、あんなに小さい娘まで働いているとは驚いた。
ボクの村の子供なんて親の手伝いはすれど自分で働いてお金を稼ぐなんてしていない。
流石大都市、田舎の村とは常識が違うのか……。
ただ……あの服装は流石にどうかと思うけれど。
その、何というかあの娘の身体に見合わないサイズの胸が強調されるような服を本人はどう思っているのだろう。
都会の娘は大胆だなぁ。
β月(^ω^)日 天気 Mushroom Da~nce♪ Mushroom Da~nce♪
今日は朝からファミリア巡り。
オラリオ中のファミリアを網羅する決意でまたあの娘の屋台でじゃが丸君を買い食いしつつオラリオを歩き回る。
しかし今日も結局日が暮れるまで探したが昨日と同じく門前払い。
話すら聞いてもらえないんじゃあどうしようもない。
うーん一体何がダメなんだろうか。
ボクってそんなに弱そうかなぁ……?
落胆しつつ宿に帰ろうとする途中、あのじゃが丸君の売り子の女の子に声をかけられた。
実は今日一日中ずっと彼女はボクを尾行していたのだが、それどころじゃないので放置していた。
取り敢えず話を聞いてみると、何とビックリ、彼女は神様だったのだ。
ボクの想像では神様はファミリアの奥でどっしりと構えていると思っていたのだが、神様も千差万別という事らしい。
何でも、友神の家に居候していたところを追い出され、ファミリアを作って団員を募集したものの新興ファミリア故全く集まらず、仕方なく日銭を稼ぐため屋台でバイトをしていたのだとか。
そこへ同じくオラリオにやってきたは良いもののどこのファミリアからも門前払いされているボクに目を付けたのだとか。
まぁつまり彼女はボクを勧誘するタイミングを伺うために今日一日ボクを尾け回していたらしいということだ。
なんというか、ボクのイメージする神様とは大分かけ離れていたが、ボクは彼女の誘いに乗ることにした。
どの神様と契約しても与えられる『
元々選り好みするつもりは無いし、この機会を逃したら入団できるファミリアがあるか分からないのでボクとしては渡りに船だ。
まぁ、ファミリアの拠点が廃教会の地下室というファミリアの拠点としては首を傾げざるを得ない場所だったが壁と屋根があって雨風を凌げるなら少なくとも野宿するよりは数段マシだ。
こうしてボクは『ヘスティア・ファミリア』の団員として晴れて冒険者になった。
早速彼女……もとい主神のヘスティア様と眷属として契約を交わした。
ヘスティア様が書き写してくれたボクのステイタスはこんな感じ。
【ベル・クラネル】
Lv.1
力 :I 0
耐久:I 0
器用:I 0
敏捷:I 0
魔力:I 0
《魔法》
【】
《スキル》
【】
まぁ見るからに弱っちいが、最初の冒険者は皆こうらしいのでこれに関してはボクだけが特段弱いという訳ではないとのこと。
しかし、一つだけ気になったのは、あの『能力』についての情報が書かれていない事。
キャラが言うには、あの力はボクの決意によって発動するボク自身の『能力』らしいのだが、スキル欄にはそれらしき能力は書かれていない。
ヘスティア様に訊いてもそのようなスキルは出ていなかったとのことなのでアレはもしかしたらステイタスに現れない特殊な能力なのかもしれない。
実際どうなのかは分からないが、取り敢えずそれは置いておこう。
そこまで大した問題ではない。
さて、ステイタスも刻んでもらえたことだし、明日からはやっと冒険者としての活動を始められる。
必ず力を手に入れてやる。
何度死ぬことになろうとも、ボクの『決意』で乗り越えてやる。
迷宮都市オラリオでボクは強さを手に入れるんだ!
*新たな冒険が始まる予感に、
どうも、零崎です。
4話もかけてやっとプロローグが終わりました……。
信じられるか?4話もかけたのにまだ原作始まってもいないんだぜ?
次回は紐神様視点を挟んでようやく原作に突入します。
プロローグを終えたところで、この小説ができた経緯を一つ
まず最近筆者がアンダーテールにドはまりしてまして、セーブ&ロード能力を持った主人公で小説を書いてみたいなと思っていたのが始まりです。
その時は具体的なアイデアも定まってなく、別シリーズの更新もあって小説を書こうとは思っていなかったのですが、ある日
『ダンまちとアンテって結構親和性高くね?武器ナイフだし、眼赤いし、両方地下にモンスターがいるし、ステータスとかレベルの概念あるし、ベル君がGルートのケツイもって何度も殺されながら死に戻りして無双する話とか結構アリだよな?』
という考えに至ってからは無性に小説が書きたくなりましてこうして筆を執っている次第です。
突発的なアイデアの産物故、現時点で結末も何も決まっていない状況ですが、頑張って完結させられたらなぁと思っています。
まぁ更新速度は絶望的ですけれどね!
ではまた次回!