この世界は俺に優しくない   作:天乃天

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早速お気に入り登録や評価をしてくださってありがとうございます!
評価するには読まなければいけないわけなので、例え低い評価だとしてもこの作品に興味を持って頂いて、読んで頂けたということは嬉しいものです。
頂いた評価をしっかり受け止めて頑張りたいと思います。
またお気に入りにして頂けてすごく嬉しいです!ありがとうございます!

感想を頂いたり、お気に入り登録して頂けるというのはすごくモチベーションに繋がるのだなと思い出しました。
今頂いている感想はこの後必ず返信します。お待たせしてすみません。

あとがきに追記しました。(2019.6.27)


第3話

「はあぁぁぁっ!!」

 

この身は剣。大丈夫、私は1人でもやってみせる!

 

《これで周囲のノイズの掃討は完了よ。翼さん、お疲れ様》

《よし、いつも通り片付けはこちらでやる。翼は帰投しろ》

「了解しました」

 

司令の言葉を聞きアメノハバキリを解除しようとしたところで、藤尭さんから慌てた声で通信が入る。

 

《待ってください!すぐ近くに微弱なノイズの反応を検知!そんな、こんな近くになるまで検知できないなんて……》

 

その言葉にすぐさま周囲を見渡すと、自身の後方十数m先に人型ノイズが1体だけいた。これほど近距離になるまで検知されないステルス性を持ったノイズとの遭遇ははじめてだ。見た目は他の一般的な人型ノイズと差異は見られないが、突然変異の新種なのだろうか?しかして私のやることは変わらない。斬り伏せるのみ!

その人型ノイズはしばらくキョロキョロと辺りを見た後、私をじっと見つめたような気がする。不思議なことではあるのだが、なんとなく目が合ったように感じたのだ。

 

しまった!先手を取られた!

 

不思議な感覚に気を取られてしまったが故に相手が先に動くことを許してしまったばかりか、完全に受けの状態つまりは無防備な状態で相手に行動を許してしまった。新種のノイズ故に慎重に相手しなければならぬというのに不覚である。動き出すノイズを眺め、どのような攻撃が来るか思案を巡らせる。

 

馬鹿な、逃げるだと!?

 

なんとノイズはそのまま反転し、逃げ出したのだ。

 

《ノイズ反転!翼さんから離れていきます!》

《逃げる、だとォ!?》

《反応ロスト!ダメです、追いきれません!》

《翼!ここでやつを逃すと厄介だ。なんとしても仕留めるんだ!こちらも手は尽くす。レーダーに頼らず付近のカメラを総動員してなんとしても補足するんだ!》

 

アームドギアが大型化し、それを振るい発生させるエネルギー刃で標的を両断する“蒼ノ一閃”。これで仕留める!

迫るエネルギー刃に気づいたノイズは真横に飛んで攻撃を避けてみせた。

 

「避けただと!?くっ、ならばこれはどうだ!」

 

すごく人間味のある避け方だが、人型であればそのようなこともあるかと思い直す。しかし、これまででこのように避けられたことなどあっただろうか?……いや、今は考えるよりも仕留めることを優先すべきだ。

地面蹴り跳躍し、上空で四肢を拡げ空間に大量の剣を具現化させる。それを広範囲に落下させる“千ノ落涙”。これならば逃げることなど出来はしない!

 

上空から降り注ぐ大量の剣を背に逃げるノイズは、こちらに攻撃する時のように身体を伸ばして移動しこちらの攻撃を全て回避した。

まさか回避のためだけにあの攻撃モーションをするとは思わなかったわ。しかも消えず残っている……。ここまで明確に避けられたとあれば、逃げたことも含めこのノイズがノイズの中でも特異な存在であることは明らかだ。ここで仕留めなければ禍根を残すことになりかねない。

 

「……またしてもか、ならば!」

 

再び跳躍し、手に持つアームドギアを標的に向け投げる。するとアームドギアは巨大化し、それに片足を繋げ自身と巨大化したアームドギアから出るブースターでさらに加速させ、標的を蹴り貫く“天ノ逆鱗”で仕留めてみせる!

ノイズはこちらを見遣ると迎え撃つかのように構えた。その構えは……

 

おじ様……!?

 

そう、おじ様の構えに酷似していた。刹那のやり取りではあるが気を取られたが故の失態。一瞬の隙をついてノイズは再び身体を伸ばし遠くへと逃亡してしまった。

そしてその一瞬の差でノイズが居なくなった地点に“天ノ逆鱗”は激突するのだった。

 

《逃がしてしまったか》

《ダメです、速すぎてカメラで補足しきれません。完全にロストしました》

「申し訳ありません」

《仕方あるまい、奴はひたすら逃げに徹していた。それを仕留めるのは至難だ》

「それなのですが、逃げ、回避し、捨て身の攻撃のハズの突撃を回避に使用し消滅しない。奴は一見他と変わらぬ見た目ですが、特異な変異体なのでしょうか?」

《わからん。だが、奴はきっと時間が経っても自壊しないだろう。レーダーの強化と平行してそいつの調査は行う。とりあえず戻ってこい、翼》

「了解です」

 

この身は剣と鍛えたハズだというのに不甲斐ない……!次は遅れを取りはしない。必ず奴を仕留めてみせる!

 




本日は二課側からの視点でお送りさせてもらいました。この視点変更はしない方がいいのかとか迷っていたのですが、今回は実験的に導入しています。
評判良ければ今後もまた別の視点を入れるかもしれません。
また今回は台詞もいくつかあるので見辛いとかありましたら知らせて頂けると助かります

そして文字数がちょこちょこ増えるにつれて投稿時間がのびていく……
あとオペレーターの二人の一人称ってなんだろ?記憶に残っていない……


次回もまた読んでいただけたら嬉しいです。

【追記】(2019.6.27)
ノイズの突撃攻撃ですが、アニメの映像から着弾したあとにノイズの姿が確認できないため、本作では普通のノイズの突撃攻撃は当たっても当たらずともノイズ自身は炭化するとさせて頂きます。
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