航宙戦艦ダンメラーゲ 「ガミラスの新たなる夜明け」   作:ゆうなぎ2201

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[第1話]新たなる力

地球暦2204年6月 ガミラス帝国バレラス造船所

 

ガトランティス戦役からおよそ半年たったある日、ガミラス地球軍事同盟に基づきガミラスとしては新しい艦が起工した。

その船は地球連邦軍により設計されたドレッドノート級宇宙戦艦だ、ガミラスはこの艦の量産性や各種性能の良さに目をつけライセンス生産の許可を地球から貰い、ガミラス仕様ドレッドノート級戦艦1番艦として起工した。

しかし、地球では時間断層を使っていたが、ガミラスでは使えないため少し構造を簡略化している。

武装は地球設計のままだがイスカンダルとの関係上波動砲は搭載せずに反射衛星砲を応用した大口径ビームを搭載した。

工期の予定は凡そ1年半、2205年末に竣工、就役予定である。

少し工期が短く感じられるかもしれないが、それは地球での話で、ガミラスの生産力ならあと半年は縮められるのでは、と言うぐらいだ。

 

ここでバレラス造船所の歴史について紹介しよう

運用開始は20年前、デスラー総統の指示により建設された。ここで建造された船は主に、2等航宙装甲艦、ガイペロン級、ガイデロール級である。

親衛隊艦隊の整備もこの造船所にあるドックを利用する。

ちなみにデウスーラⅡ世の建造もバレラス造船所だ。

ヤマトのバレラス侵攻時は侵攻ルートから外れていた為損害は無かった。

 

地球暦2205年10月

この月に建造中の1番艦の名前が決定した。

その名は、「D''ammerage」(ダンメラーゲ)だ。

ダンメラーゲとはガミラス語で「夜明け」を意味する、

「ダンメルンゲ」からの由来である。

名前に込められた意味は「ガミラスの新たなる夜明け」だ。

しかし進水式まで名前の公表はしないことになっている。

更にダンメラーゲ艦長も決定した。

彼女の名はザザ·リングル、階級は中佐だ。年齢は地球の年齢で換算すると25歳程、彼女はガトランティス戦役時クリピテラ級駆逐艦を指揮していたがその活躍を評価され、

栄えあるガミラス仕様ドレッドノート級1番艦の艦長に就任することになった。

 

リングルの就任が決定した翌日、彼女は未来の相棒となる建造中のダンメラーゲを見るため、バレラス造船所へ向かった。

 

バレラス造船所

 

「ついに私もドレッドノート級の艦長か…」

リングルは微笑みながら感慨深そうにそう言った。

それもそのはず、2年ほど前までは駆逐艦を指揮していたところが、巡洋艦を飛び越しいきなり戦艦を指揮することになったからだ。

リングルは戦艦を指揮することが夢であり、更に地球で初めて見た時に一目惚れしたドレッドノート級の事が大好きなのだ。

なので、初めて預かる戦艦がドレッドノート級と決まった日はとても喜んだようだ。

リングルがダンメラーゲの周りを観察していると1人の女性が声をかけてきた。

「リングル先輩!」

そう、声をかけてきたのは士官学生時代の後輩「グリシャ·ザリオン」だった。

彼女は地球の年齢換算で23歳、階級は中尉で砲術に長けている。

「グリシャ、久しぶりね。元気だった?」

リングルは笑顔で応えた

「はい!先輩もお元気そうで何よりです!」

久しぶりの再開だったので、2人とも昔話に花を咲かせた。するとリングルがふと気づき、問いかけた

「そういえばなぜ貴女がここにいるの?」

確かにその通りだ、用もないのに造船所に来ることなどそうそうあるものでは無い。

「あ、言っていませんでしたね。私、ダンメラーゲの砲術長に任命されたんです!そしてリングル先輩が艦長だと聞いて挨拶に行こうとしたら、造船所に居るとの事でしたので駆けつけてきました!」

溌剌とした笑顔をしながらガミラス式敬礼で応えた

「なるほどそういう事だったのね」

リングルも答礼し、笑顔で応えた。

「少し艦橋に行くことはできないのかしら?」

と、言いながら手元の端末を使い、建造責任者に問いかけた。

「いいですね!私も行ってみたいです!」

グリシャは飛び跳ねるかのようにこたえた。

しばらくすると、艦橋に入る許可が下りた。

 

ダンメラーゲ艦橋

 

「ここがダンメラーゲの艦橋ですか〜!」

キョロキョロと見回しながら、グリシャは艦橋前部中央部にある砲術長席に向かっていった。

「意外と狭いのね、さすがテロン設計と言ったところかしら」と、リングルはいつも通り冷静に分析した。

「そうですね、地球の船はそういう設計が得意ですものね。あれ?先輩は地球のことテロンと呼ぶんですね」

グリシャは不思議そうに言った。

「ええ、地球と呼んだ方が良いのかもしれないけど、テロンの方がしっくりくるのよ」

と、言いつつ少し苦笑いした。

そして「これが、私の船になるのね……」と艦長席後ろの壁にあるガミラスの紋章に触れた。

「そうですね、好きな船の艦長になる事ができるなんて、

先輩は凄い運の持ち主です!」

まるで自分のことの様に喜ぶグリシャを見て、リングルは(いい後輩を持ったものね)と思った。

 

ダンメラーゲをあとにした2人はそれぞれの場所に戻った

 

その少しあとの日、ダンメラーゲの進水式の日が決定した。

 

地球暦2205年12月8日となった

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