転生した俺はゲーム会社に就職した、だが、この世界は……   作:北方守護

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第6話 おやつと過去

武昭と青葉が入社し社員証の件が起きた日の午後……

 

「うーん……とりあえずは、こんな所かなぁ……「アキっち」ん?どうした」

 

「先輩達とオヤツを食べないか誘われたから呼びに来たんだ」

 

「そうか、じゃあ行くよ……っと、ちょっと待っててくれ」

武昭は青葉に断りを入れると何処かに行った。

 


青葉が先輩達の所に戻るとゆんが声をかけてきた。

 

「あれ?青葉ちゃん、焔地君はどないしたん?」

 

「はい、誘ったんですけど何処か行ったんです」

 

「そういえば焔地君て、ひふみ先輩の親戚なんですよね?」

 

「うん……とは言っても私が最後に会ったのは5年前……なんだよね……」

 

「ひふみ先輩、5年前ってもしかして……()()()()()()()()()()()()()

 

「やっぱり……青葉ちゃんも知ってたんだ……」

 

「何ですのん?2人だけの秘密みたいな感じで」

 

「私達にも教えてくださいよー」

ゆんとはじめが何かを聞こうとした時に武昭が戻ってきた。

 

「おかえり、アキっち、何処に行ってたの?」

 

「あぁ、駐車場だよ 車からこれを持ってきたんだ」

武昭は紙袋からタッパーを取り出して机の上に置き蓋を開けると中身一杯のプリンが入っていた。

 

「うわぁ……これってプリン?」

 

「あぁ、会社の人達に作ってきたのを忘れててな 先輩達もどうぞ」

武昭は紙袋から紙皿とプラのフォークを出し更に幾つの小さな入れ物に色が着いた物を取り出した。

 

「焔地君、それって何なん?」

 

「これはプリンに掛けるソースですよ これがイチゴでこっちはオレンジに……」

 

「ハハハ、焔地君て普通の女性達よりも女性らしいね……」

 

「アキっち、その紫のって何?」

 

「コイツはブルーベリーだぞ いるか?」

 

「うん、ちょうだい……う〜ん、やっぱりアキっちの料理は美味しいなぁ〜」

 

「アキ君……私は、その茶色の奴をくれるかな」

 

「はい、ふみ姉 そいつはカカオとラム酒を混ぜて煮詰めた奴だよ」

 

「そうなんだ……うん……苦味があって互いに引き立て合ってる……」

 

「飯島さんと篠田さんもどうぞ」

 

「ほな、私はイチゴので食べてみようかな」

 

「私は、その緑の奴でちょうだい」

 

「どうぞ、緑の奴はキウイで作りました」

 

「何やろ……美味しいんやけど……」

 

「女性として負けを感じるな……」

 

「おっ、何か美味しいそうな物食べてるじゃん」

 

「あっ、八神さんにりんさんもどうですか?俺が作ったプリンですけど」

皆が食べてるとコウとりんが来たので武昭は声をかけた。

 

「へぇ、焔地って料理が上手いんだな……うん、美味しい」

 

「コウちゃんの言う通りね、ねぇ焔地君、これって簡単に作れるの?」

 

「はい、レシピは簡単なんで、直ぐに書きますよ これですね

ついでにソースのも書いておいたんで」

 

「えぇ、ありがとう」

りんは武昭からプリンのレシピのメモを貰った。

 

「あっ、さっき焔地君がいない時に青葉ちゃん達と話してたんですけど……

ひふみ先輩が焔地君と5年前に再会したって言ってたんですけど何があったんですか?」

はじめが気になった事を尋ねた時に事情を知る2人は軽くビクッとなったが武昭だけは何処か言いづらそうにしていた。

 

「あぁ……5年前に……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「え……そ、そうだったんだ……焔地君……その……」

 

「別に謝らなくても良いですよ……いつかは話す事でしたから……

それに、今はこうしていますから……」

 

「ハイハイ、休憩するのはそこまでにして仕事を再開しましょう」

 

「そうだな、りんの言う通りだな……ほらほら 終わらせないと残業になるぞ?」

武昭の話を聞いた皆は軽く気まずい雰囲気だったが、りんとコウが仕事を促したので皆は仕事を再開した。

 

(ふぅ……いつかは話す事って言ったけど……やっぱり、こうなったか……)

武昭は仕事をしながら、さっきの事を考えていた。

 

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