転生した俺はゲーム会社に就職した、だが、この世界は……   作:北方守護

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試験的に今回の話はキャラ達が分かる様にセリフの前に名前の文字を一文字入れています。

ですので、多少読みづらいと思います。

青葉→青
ひふみ→ひ
コウ→コ
りん→り
はじめ→は
ゆん→ゆ
上記の様にします。

ちなみに何も無いセリフは武昭です。


第7話

青葉と武昭が仕事をしていると終業時間が来たので皆は帰り仕度をしながら話していた。

 

「うーん……今日は、ここまでにして帰ろうか」

 

「そうね、コウちゃんも、ちゃんと家に帰らないとダメよ?」

 

「もーう、ちゃんと2日おきには帰ってるよー」

 

「いやいや、2日おきでもダメだと思いますよ」

 

「さーてと、私は何処かでラーメンでも食べて帰ろうかなぁ」

 

「私は、明日は朝ごはんの当番やったなぁ」

 

「あ、ふみ姉 良かったら送って行こうか?俺、車だし」

 

「う、うん……アキ君が構わないなら……お願いするね」

 

「え?アキっちって車で通勤してるの?」

 

「ああ、そっちの方が楽だからな」

 

「へぇ、新入社員のくせにマイカー通勤とは生意気だなぁ」

 

「いやー 俺の場合は【男優法】の関係があるんで」

武昭の言葉に皆は納得していた。

 

「そう言えば、アキっちって高校入って直ぐ位に自動車学校に通って早めに免許を取ってたっけ」

 

「まぁ、運転は早ければ、それなりに慣れてくるからな」

 

「ねぇねぇ!焔地君てどんな車乗ってるか見せてくれる?」

 

「良いですよ、駐車場にありますから」

皆は武昭と一緒に駐車場に向かった。

 


駐車場に行くと敷地内に青みがかかった黒色をしたワンボックスカーが駐車してあった。

 

「あっ!やっぱりこの車だったんだ」

 

「え?青葉ちゃん、この車に乗った事があるん?」

武昭の車を見た青葉が見覚えがあった事にゆんが聞いた。

 

「えぇ、高校時代に葉が部活に入ってて、幼馴染の俺が足代わりだったんですよ」

 

「へぇー そうなんだぁ……ねぇ、中を見せてもらえる?」

 

「はい、どうぞ……とは言っても普通ですけどね」

 

『うわぁ………』

以前に武昭の車の車内を見た事がある青葉以外の皆が感心の声をあげていた。

 

「凄いキャンプの道具が入ってるわね……」

 

「けど、ちゃんと綺麗に収納してるな……」

 

「うわっ!これって冷蔵庫ちゃうん?」

 

「あっ!本当だ!!」

 

「たまに1人キャンプとかするんですよ さてと、じゃあふみ姉助手席に乗ってね」

 

「うん……それじゃあ、皆……さようなら」

 

「じゃ、皆さんお先に失礼します」

武昭はひふみを乗せて、そのまま駐車場を出て行った。

 

車内では武昭とひふみが話していた。

 

「それにしても……ありがとう、ふみ姉……俺を会社に紹介してくれて……」

「ううん……私もたっ君のお母さん……由奈(ゆな)さんには、お世話になってた事があったから……」

 

「そうだったんだ……ふみ姉……」

 

「どうしたの?たっ君……」

 

「ここの会社の人達って……皆、良い人達だね……」

 

「うん……そうだね……それに……何か困った事があれば……いつでも……頼って……」

 

「うん……ありがとう……」

車内は優しい雰囲気のまま武昭はひふみを送った。

 

青葉達が入社した次の日……

 

「青葉ー 昨日渡した参考書は何処まで出来た?」

 

「あっ!はい!ここまで出来ました!!」

 

「うん、そうか じゃあ今度は、これをやってもらおうか」

コウは青葉にあるゲームの画面を見せた。

 

「うわぁ……凄いですね……けど、何か寂しいですね……」

 

「そうだよ、だから青葉にはこれからキャラデザインをやってもらうよ はい」

コウは青葉にキャラの設定が書かれた書類を渡した。

 

「分かりました……そう言えば、アキっちは何をしてるんですか?」

 

コ「あぁ、焔地だったら……「八神さん これ確認お願いします」あぁ、ちょっと待ってて青葉。

うん、これで良いよ」

 

「ありがとうございます ん?なんだ葉も新しい仕事をやらせてもらえるのか」

 

「そうだよ……アキっちは何をしてるの?」

 

「あぁ、俺は言われてた背景の仕事が終わったから、同じキャラデザだよ」

武昭は葉に書類を見せた。

 

「それにしても焔地は仕事が早いし間違いも少ないな」

 

「まぁ、俺は1人でいる事が多かったんで、よくパソコンをしてましたから」

 

「そっか、まぁ早いなら、それにこした事はないからね」

 

「葉、何か分からない事があるなら俺が分かる範囲で教えてやるからな」

 

「うん、ありがとうアキっち」

2人は、そのまま自分の席に戻って仕事を始めた。




男優法……正式名称【男性優待保護法】と呼ばれてる物。

男性の数が少なくなってきてるので男性を優位にする為の法律。

具体例

一夫多妻の許可。
男性専用車両の設置。
各種免許の必要取得年齢の引き下げ。
(普通自動車免許が原付と同じく16歳から取れるが学校などは通う必要がある)
高額商品の購入時割引。

焔地由奈 武昭の母親。

武昭が産まれた時期に夫を事故で亡くしており女手一つで育てていた。
その為、身体を壊し体調が悪かったので火事が起きた頃は身体が自由に動かなかった。

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