オリジナル回はやっぱり難しいですね。
しかも予想以上に長くなってしまったので前半、後半に分けました。後半も早めに投稿します。
気がつくと見慣れない天井が目の前にあった。
起き上がろうとすると身体中から、痛みを感じたがなんとか起き上がり、周囲を見渡しながら記憶を整理する。
明久「え~と、確か学校帰りに秀吉の家にお邪魔して、リビングに入って、奥から木下さんが・・・!!」
そこまで思い出すとその時の光景が目の前に浮かんでしまった。
明久「な、何を想像しているんだ僕は!!あのまじめで優等生な木下さんが、あんな恰好してるわけないじゃないかっ!!」
頭を振って煩悩を振り払う。落ち着け僕、まずは冷静になるんだ。
明久「すぅ――――はぁぁぁぁ――――すぅ――――――はぁぁぁ―――。」
とりあえず深呼吸。何度か繰り返し、なんとか落ち着いてきた。
『ガチャリ』と音がして、秀吉と木下さんが入ってきた。
秀吉「明久、目が覚めたのじゃな。」
明久「あ、うん。それよりここは?何で僕は寝かされてたの?体も何か痛いし。」
秀吉「ここはワシの部屋じゃ。先程の事は覚えておらんのか?」
明久「秀吉と一緒にリビングにいたよね?」
その後の木下さんの事は、僕の見間違いか、今寝ていたときに見ていた夢に違いないので、それ以上は答えない。
すると秀吉は、やや言いにくそうに。
秀吉「その後の事は覚えておらんのじゃな?」
明久「う、うん。」
そう答えてちらりと木下さんの方を見る。
彼女は、可愛らしいワンピースを着ている。ジャージに下着菅ではない。やはりさっきのは夢だったんだろう。
それにしてもなぜか木下さんは、僕から目をそらしている。心なしか顔が少し赤いような気がする。
秀吉「そ、そうか。覚えておらんのか・・・・」
秀吉は木下さんの方をちらちらと警戒するように見ながら答える。すると木下さんは僕の方を向き話しかけてきた。
優子「吉井君。ホントに何も覚えてないのね?」
木下さんも僕に確認をとってきた。ここは『うん』とうなずく場面だろう。
そう思って頷こうとしたが、木下さんを前にし、またもやあの場面が頭を支配し、思わず木下さんから目を逸らしてしまった。い、いけない、早く答えなければ。
明久「////うううん、ぼ、僕は何も見てないよ。」
秀吉「明久、動揺が表に出とるし、その言い方では・・・。」
優子「・・・・ふ~ん」
秀吉は呆れたように、木下さんに至っては僕を『ジィ―』と睨んでいる。
なんか不味そうな雰囲気になってきた。
優子「吉井君、人に話すときはその人の顔を見て話すのが礼儀だと思うけど?」
明久「そ、そうだね!。それは当り前だよ!!ど、どうしたの木下さん、いきなりそんなこと。」
優子「なら、どうして吉井君はあたしの方をみて喋らないのかしら?」
そう言いながら僕に詰め寄ってくる木下さん。そんなこと言われても、顔を見ると『下だけ下着姿の木下さんが目に浮かんでしまうからです///』とは言えない。
そんなことを考えていると・・・・
優子「吉井君、ホントは覚えてるんでしょう?」
明久「な、なにを?」
優子「あたしが水色の下着を穿いていたことを。」
明久「あれ?薄いピンクじゃな・・・・・はっ!!」
優子「そうね、その通りよ。」
木下さんが満面の笑みを浮かべながら答える。
笑っているはずなのに彼女からはとてつもない恐怖を感じる。というかさっきのは現実だったのか!!
明久「・・あの・・・その・・」
優子「まぁ、吉井君が全部悪いわけじゃないわよね。家の中とはいえ、あんな姿でいたあたしにも問題があったわけだし。」
穏やかに僕に話しかける木下さん。だがこのままでは済まないだろう。
なぜならさっきから顔は変わらず笑っているが、目が全然笑っていない!!
優子「でもねえ!!それじゃぁあたしの気が治まらないのよっ!!」
明久「ひぃぃぃっ!!!」
彼女から発せられる殺気に、僕は動けなくなる。
明久「(このままじゃ殺される!!秀吉助けて!!)」
命の危険を感じ、目で秀吉に助けを求める。
秀吉に通じたのか、秀吉は頷く。
秀吉「あ、姉上、明久には助けられた恩もあるし、先程も顔に一発入れた後、マウウントポジションをとってフルボッコにしたじゃろう。ここは落ち着くのじゃ。」
なんとか説得を試みる秀吉。というか身体じゅうが痛いのって、それが原因か!!
優子「ええ、そうね。吉井君には助けられた恩がある。そのせいでしょうね、『誰でもできる記憶消去術♡相手も記憶もノックアウト☆』の内容を実践したのに消去できてなかったから、無意識のうちに手加減してしまったのね。でも大丈夫!今度はそんなへましないから。」
なぜそんな本を木下さんが持ってるのかとツッコミたかったがそうも言ってられない。
どんどん僕に詰め寄る木下さん。目が完全に据わっている。
明久「ご、ごめんなさい!!!みたこと、嘘ついたこと謝るからどうかっ、どうかっお許しを!!」
僕は床におでこを付け、精一杯土下座をする。僕にできることはこれくらいしかない!!
秀吉「姉上、明久もこうして謝っておるし、許してやってはくれぬか?」
すかさず秀吉もフォローしてくれる。これで駄目なら、僕の命運は尽きるだろう。
優子「・・・・・・・・・・」
無反応のままこちらに接近してくる姿はターミネーターのイメージと重なる。
今の彼女は僕をターミネートするまで止まらないだろう・・・・・
明久「せめて、苦しまないようにお願いします・・・」
もはや打てる手もなく、僕は運命を受け入れる。
???「盛り上がってるとこ悪いけど、一体どういう状況?」
どこかで聞いた声がした。
閉じていた目を開いてみると、そこに居たのは木下母の姿であった。
後半に続きます。
展開が遅いかなとも思うのですが、何か不満、ご意見あれば参考にしたいのでお願いします。
設定の間違いや、誤字脱字などあればそちらも報告してもらえると幸いです。