Fate/WhitePage 第四次聖杯戦争編 作:バッグクロージャー
久々に小説書きたかったので亀ですが投稿します。
今回は前々から書きたかったザビーズの転生もの。
第5次にも繋がる話にする予定なのでお楽しみに!
それでは、お楽しみ下さい
----どうか、全ての聖杯戦争が無くなりますように-----
白紙の少年はそう願い、虚数の海の泡となり消滅した。
----違う
月の聖杯は勝者の願いを叶える。
全ての現実を無に帰し、"無かったこと"にした。
----彼が消えるなんて、望んでいない
そして。願いが叶われた今、少年の存在は消滅を始める。
----セ イが消えるなんてこと...!
量子体だったその存在は0と1に還元されはじめ
----ああ、そうだ
やがて全てが虚数の海へ
----コイツをねじ曲げちゃえばいいんですね?
#ERROR#
#願望器再現プロトコルが未完了です!!コミットを中断し、セーブポイントの復元を開始します#
...データ復元中
復元が完了いたしました。
プロトコルを再開します。
...過去の聖杯戦争を探索
探索完了。聖杯戦争根絶のため、最優のマスターを通してプロトコルの達成を遂行します。
...マスターを検索
検索完了。聖杯戦争の勝者である"岸波白野"のデータを複数検知。
...データ統合中
統合完了。岸波白野に聖杯戦争の根絶を命じ、プロトコルを遂行します。
...データ転送中
転送完了。
岸波白野。あなたの任務完了を期待しています。
----ふふっ、これでオッケー。
----あなたには消えてもらっては困りますから...
----センパイ?
----fade out----
(...あれ...?)
自分が、岸波白野が目を覚ましたのは、人々が行き交う市街の真ん中だった。
(確か自分は...ああ、そうか)
疑問を解決するより先に、答えは頭の中に存在していた。
意地悪な月の聖杯は自分の願いを曲解し、自分の手で聖杯戦争を止めるよう仕向けたみたいだ。
「それにしても...ここが、これが地上か」
自分自身、地上に来たのは初めてだ。虚数の世界より色鮮やかで...言葉にし難いが、草木や空気の一つ一つがその存在たらしめているように見える。
つまるところ、データによって作られた
(まずは拠点を見つけなきゃかな。一朝一夕で終わる聖杯戦争ではないだろうし)
自分がまずやろうと思ったのは住む場所を探すこと。聖杯がサーヴァントに世界の常識を教えるように、自分もこの世界の歩み方をムーンセルにインプットされていた。
ズボンのポケットの膨らみに気付いてまさぐると、中には電子端末があった。月の聖杯戦争に参加するマスター全員に送られたアレだ。
(中身を確認して...所持金が600万!?)
トップメニューに表示された所持金に思わず驚愕する。PPやサクラメントが日本円に変換されていたのだが、この金額はどうにもおかしい。
自分一人で稼げるような額じゃ...
(稼ぎをやったわけじゃないんだけど...?)
記憶を辿ってみると、自分に似た姿の女の子がかの黄金の王に端末を見せびらかし、自信ありげに胸を張ってるシーンが再生される。
性別は違うと言うのに、何故かこの女の子が"自分"であるという確信があった。
(確かにこれは、
変な笑いが込み上げる。1つはあの金ピカに一矢むくいる為だけに600万も稼いだ女の子に。
そしてもう1つは、ムーンセルがやった行い。あらゆる可能性の岸波白野を統合し、パーソナリティを生成した訳だ。
なんであれ、サポートは万全らしい。
(なら、自分がやるべき事は...)
頭で考えるより先に、自分は住宅街のある方へ踵を返した。
いかがでしたか?
とはいってもプロローグなんで味気ないです。
ムーンセルの中身を書き換えてきた後輩系AI、一体誰なんだ...
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