【忘れ去られた艦娘の過去】   作:艦本式

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遅くなりました...

※注意※
この作品は一話完結ものです。
暗い要素が七割ほど含まれております。
そしてこの話は艦娘になる前を勝手に想像して書きました。
それに、独自思考九割なので、そこはご了承下さい。
決して艦娘を侮辱するつもりはありませんので、ご理解とご了承お願いします。
それでもよろしいという方だけ見て行って下さい。


第七話 (高雄型重巡洋艦二番艦 愛宕) 

ぱんぱかぱーん!

 

はーい、愛宕よ

 

 

 

 

 

…キャラ作り辞めるわね

 

まぁ、この時点で分かると思うけど私は元はこんなキャラじゃなかったのよ

 

艦娘になる前は普通に大学を出て、普通に生活してたわ

 

だけど今はどういう訳か、私は艦娘として深海棲艦と戦っている

 

 

 

私の両親はお父さんが日本人でお母さんが外国人だった

 

だから私の髪の毛は金髪で、周りから見ると、かなり浮いてたの

 

それのせいで友達が出来なかったわ

 

周りに寄ってくる人は、物珍しさで珍獣を見るかのような目線を浴びせてくるだけだった

 

 

必然と性格は暗くなっていったわ

 

今とは正反対の性格ね

 

それでも勉強を頑張り、大学を卒業して就職する事が出来た

 

 

でも、周りの目は変わらなかった

 

その事が原因で、何度も自殺を考えたわ

 

 

 

 

でも死ねなかった

 

全て未遂で終わってしまったの

 

結局仕事を辞めて、実家に戻る事にしたわ

 

 

 

だけどそこで、ある事件が起こった

 

両親の乗っていた船が撃沈されたの

 

その掃海艇に乗っていた艇員は全員殉職したわ

 

両親はまだ艦娘の数が少ないときに、湾岸警備隊として外洋を行き来する船舶を掃海艇に乗って警備していた

 

両親の乗っていた掃海艇と交信をしていた別の掃海艇の話によると、その日に一隻の漁船が出港したあとに音信不通となり、現場に急行したらしい

 

だけど、突然天候が急変して暴雨に晒された。だけど、掃海艇は漁船を探し出すべく捜索を続けたが、代わりに別のものに遭遇してしまったらしいの

 

 

 

 

そう、深海棲艦よ

 

駆逐艦イ級一隻なんて艦娘にとって、さほど脅威では無かったけど、艦娘の数が少なかったあのときは、掃海艇からするとバケモノでしか無かったでしょうね

 

 

応戦したものの、瞬く間に撃沈されたらしいわ

 

だけど、撃沈される直前まで交信を続けていて艦娘の出撃要請をしていたと教えてくれた

 

 

 

結局、艦娘がその海域に到着したときには掃海艇の船体は海上に無く、燃料が浮いていただけらしい

 

だけど、駆逐艦イ級に襲われていた行方不明だった漁船の残骸は発見され、一名の尊い少女の命が艦娘の手によって救い出された

 

あと少しでも遅ければ間に合わなかったと、助けてた艦娘は教えてくれたわ

 

 

 

 

そう言えば、助けられた少女も艦娘になったとか聞いたわね…

 

誰なのかしら?

 

 

 

勇敢な掃海艇の艇長だった私のお父さんを誇りに思う

 

勿論、同じ掃海艇に航海士として乗っていたお母さんも誇りに思うわよ

 

 

私を置いていった事以外はね

 

救われた少女の両親は漁船から見つからず、付近を捜索したらしいが結局死体はおろか、遺品の一つさえ見つからなかったらしい

 

 

 

そこで私は一つの決心がついた

 

艦娘になって、両親の仇をとることにしたの

 

勉強は嫌いな方じゃ無かったから、試験には余裕で合格した

 

 

教育隊を卒業してから、艦娘として初めて鎮守府を訪れた

 

高雄型重巡二番艦愛宕として、これから海の平穏を取り戻すべく戦っていくと、考えたら突然恐ろしくなったの

 

だって、両親はその敵である深海棲艦に殺されてるんだから

 

自分も同じ運命を辿るかもしれないと考えたら恐ろしかったわ

 

だけど、自分より小さい駆逐艦娘たちが勇敢にも戦っているのを見て、私がこの娘達を守ってあげないとって思ったの

 

だから、私はお姉ちゃんと呼ばせる

 

 

まぁ、ほとんど呼んでくれないけど…

 

それでもお姉ちゃんの名に相応しくて、妹である駆逐艦娘たちを守れるように強くなるつもりよ

 

 

 

 

でも、両親のところに行けるのならそれはそれで幸せかもしれないわね…




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