【忘れ去られた艦娘の過去】   作:艦本式

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※注意※
この作品は一話完結ものです。
暗い要素が七割ほど含まれております。
そしてこの話は艦娘になる前を勝手に想像して書きました。
それに、独自思考九割なので、そこはご了承下さい。
決して艦娘を侮辱するつもりはありませんので、ご理解とご了承お願いします。
それでもよろしいという方だけ見て行って下さい。


第八話 (陽炎型駆逐艦二番艦 不知火)

どうも不知火です

 

ご指導ご鞭撻よろしくお願いし……って訓練では無かったですね

 

さて、不知火が艦娘になる前の話ですか

 

話しても良いですが、あまり面白い話ではありませんよ

 

 

 

不知火には両親がいません

 

いえ、正確には居たんですが幼い頃に施設に入れられてしまったのでほとんど覚えてません

 

施設に入れられた理由としては『これ以上手に負えないから』だそうです

 

ですから両親の顔は覚えてません

 

 

入れられた施設の中は、暴行に強姦が当たり前で滅茶苦茶でした

 

ですが、不知火はある日施設で働いてた一人の男に襲われそうになった所を逆に再起不能になるまで殴り続けたら、誰も不知火に近寄る人は居なくなりました

 

…何故でしょうかね?

 

そうした事もあってか、施設長に強制的に艦娘適性試験を受けさせられ、合否判定を見せてもらう間も無く施設を追い出されました

 

まぁ、合格していたので良かった訳ですがね

 

 

 

艦娘候補生として、不知火は勉強させられました

 

正直言って、どれもつまらなかったです

 

試験はほぼ満点ばかりで、すぐに艦娘訓練生になれました

 

そして、陽炎と運命の出会いを果たした後、不知火は陽炎型駆逐艦二番艦不知火として着任する事になりました

 

本来なら呉鎮守府で陽炎と勉学に勤しむはずだったのですが、上層部の手違いで不知火の艤装が舞鶴鎮守府に到着していたようで、そこまで取りに行くのが最初の任務でした

 

行きは問題無く、陸路で舞鶴鎮守府に到着したのですが、帰りは航行訓練とか言われ、艤装を装備して単艦で海上を航行して呉鎮守府に帰投しろと言われました

 

一通りの航行手順は訓練生のときに習っていましたから、問題ありませんでした

 

 

 

しかし、途中で会敵する事になるとは誰も予想してなかったようです

 

敵は軽巡ト級一隻に駆逐艦イ級三隻の水雷戦隊でしたから、さほど脅威では無かったですが、こちらは着任したての駆逐艦一隻だけで明らかに戦力差があり過ぎました

 

それに、不知火の砲塔には弾薬が搭載されてません

 

一応魚雷だけは積まれてましたが、使い方は座学で学んだ程度です

 

 

まぁ、魚雷なんて無くても不知火は戦えますけどね

 

主機が一気に唸り出力を一杯にし、距離を詰めます

 

陽炎型駆逐艦は従来の駆逐艦に比べると速度は劣ります

 

ですが、駆逐艦である事には変わりません

 

敵の砲撃を難なく避け、手を伸ばせば敵の砲塔に触れそうな距離まで接近しました

 

そしてそのままト級の砲塔を掴みました

 

こうなったらト級は逃げる事も出来ませんし、砲撃する事も出来ません

 

 

その後ト級の砲塔を文字通り捻じ曲げました

 

怪力女?冷血女?なんとでもどうぞ

 

ト級と同じようにイ級の砲塔も使用不可能にしてあげました

 

そしたら後は敗走しようとする敵艦らをひたすらタコ殴りするだけです

 

結局、不知火は一発も撃つ事無く一発も食らう事無く、敵水雷戦隊を全滅させました

 

最後の方は敵艦が可哀想でしたね

 

船体がどんどん凹み壊れて、最終的には沈んだ場所に燃料が浮いてるだけでしたから

 

 

あとは何事も無かったかのように呉鎮守府に帰投しました

 

報告書には戦闘無しと書きましたが何か?

 

正直言って、艤装は邪魔でしか無いです

 

砲塔で狙いを定めてる時間が無駄です

 

そんな暇があるなら接近して敵の砲塔を無力化する方が手っ取り早いと思います

 

まぁ、艦娘なのでこんな事周りには言えませんがね

 

陽炎には早く第十八駆逐隊に戻ってきて欲しいです

 

もちろん霰も例外ではありません

 

霞も態度には出しませんが心の中では待ってますし、何よりまとめ役が必要です

 

 

横須賀鎮守府の司令官が返す気が無いと言うのなら、不知火は暴力をも辞さない考えです

 

 

 

 

これが不知火の艦娘になる前のお話でした




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