プリンセスコネクト!Re:Dive エピソードブレイブ -心の翼- 作:ツルギ@プリコネ
これからプリコネ小説投稿頑張って参ります。
Pixivにも同じものをただいま投稿していますが、
使いやすさを見てそのうちどちらか1つに絞る予定です。
それでは、見てる人も見てない人も改めて
物語を、お楽しみください!
プロローグ 冒険の始まり
僕は今、落ちている。
目を閉じたまま、きれいな青い空の彼方から、
見覚えのあるはずの知らないところへ。
なぜ空から落ちているのかはわからない。
どうしてこうなったのかもわからない。
そもそも、今の僕には何もわからなかった。
僕は何も覚えていない。
何も思いだせない。
自分の名前だけじゃない、自分の全て、なにもかも。
そもそも肌で感じている「この世界」が
本物なのかどうかさえ、
このときの僕にはよくわからなかった。
しかし空から遠のくたびに、
誰かが僕を呼んでいる声が聞こえる。
何も覚えていないはずなのに、
不思議と聞き覚えのある声と呼び方で。
??「-クン。」
僕は少し、ほんの少し思いだした。
困ったときに笑顔で助けてくれた優しい光。
??? 「困ったときはお互いさまさま、なんだからね!騎士くん!」
お互いを信じて背中を預けあった強い光。
?? 「ありがとう。 今は私と一緒に戦って、ギルドマスター!」
いつもそばにいて、手を繋いでくれた暖かい光。
?? 「もう大丈夫だよ。私が 騎士クンを守ってみせるから。」
どこか心地よくて、安心できて、暖かくて、
ずっとそばにいてくれた、3人の光を。
僕はなんで忘れたんだろう。
すごくかけがえのなくて、すごく輝いてて、
すごく、大切なもののはずだったのに。
思いだしたい。
あの輝きを探したい。
失くした記憶を、取り戻したい。
あの優しさと、
あの強さと、
あのぬくもりと、
あの輝きと、もう一度、つながりたい。
そう、胸の奥で望んだとき、
肌で感じた。
草の上にゆっくりと、
静かに、地面についた感覚を。
きっと目が覚めても、僕はまだ思いだせない。
それでも僕は探しに行きたい。
そばにいてくれた、あの光を。
あの光と、もう一度、繋がるために。
ここから始まる。
これは、そんな僕の、
つなぐものの物語。
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この日、この時から、この空の下で、
彼の物語は再び始まろうとしていた。
おとぎ話のようで、どこか夢のようで
儚くてもろい、箱庭のような
すばらしきこの世界の空の下で。
これは、かつて世界を救い、誰もの心を繋いできた彼が、
記憶を失った先でぬくもりを重ね、少女達との絆の糸を紡ぎ、
誰にも超えられなかった悲しき運命を、切り開く物語。
幸せを運ぶ青い鳥の目覚めは、
もう、まもなくである。
まっさらな世界で、彼が何を描くのか、
このときはまだ、誰も知らない。