プリンセスコネクト!Re:Dive エピソードブレイブ -心の翼-   作:ツルギ@プリコネ

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第1章 少年の目覚め
第1話 勇者の目覚め


????「はじっめ、ちょろちょろ……♪な~か、ぱっぱ……♪

あかっご泣いても、蓋とるな~……♪」

 

???(...綺麗な...歌声が...聞こえる?)

 

瞼を少し開けた僕の瞳には、白い髪の小さな女の子の顔が映っていた。

 

???「君は...誰...?」

 

 

僕のつぶやきに、白い髪の小さな女の子は、

 

ちょこんと座ったまま、こう答えた。

 

 

????「……おや。お目覚めになられたのですね、主さま。」

 

 

コッコロ「わたくしは、偉大なるアメスさまによって

 

派遣された『ガイド役』……

 

名前は、コッコロと申します。」

 

 

 

コッコロ「どうぞ、以後お見知りおきを。」

 

 

その後コッコロはペコリとお辞儀をして、更にこう話した。

 

 

コッコロ「主さまをお守りし、おはようからおやすみまで……

 

揺籠から棺桶まで、誠心誠意お世話をするのが

 

わたくしの役目でございます。」

 

コッコロ「何なりとご用命を、主さま。」

 

 

???(揺籠?棺桶?役目?)

 

???「う、うん...わかった。よろしくね、コッコロ。」

 

 

 

コッコロの話を聞き終わったところで、とりあえず僕は起きあがってみた。

 

目の前には綺麗な青空と、そよ風になびく草原が広がっていた。

 

穏やかな気持ちにはなったけれど、

 

聞いたことあるけど思いだせない言葉の連続で、

 

僕は状況を上手くのみこめずにいた。

 

 

 

するとコッコロは首をかしげて僕に聞いた。

 

コッコロ「おや、キョトンとされておりますね。

……不躾ではございますが、

あなたさまの名前をお聞かせ願えますか?」

 

 

僕は戸惑った。名前を思いだせなかったから。

 

 

名前だけじゃない、自分のこと、なにもかも。

 

 

???(名前か...どうしよう...わからない...。)

 

 

ひたすら頭の中を探しても、でてくるはずはなかった。

 

 

???(名前...名前...名前...。)

 

 

ほんの少しのノイズが、頭の中を走るまでは。

 

 

――――――――――――――

 

「...ユウキ。」

 

――――――――――――――

 

 

???(...今のは?)

 

コッコロ「主さま?」

 

少し戸惑うコッコロに、僕はこう答えた。

 

ユウキ「ユウキ」

 

コッコロ「ユウキ?」

 

ユウキ「ユウキ...だったと思う。僕の名前。」

 

思いだした...名前...僕の大事なもの。

 

 

コッコロ「ふむ、ユウキさまと仰られるんですね。

 

良かった。わたくしのお仕えする主さまで間違いないようです。」

 

 

安心したのかコッコロは、ホッとしていた。

 

 

コッコロ「アメスさまからの宣託によると、

 

主さまは『ほとんどの記憶を失っている』ようなので……

 

わけが分からない状態でしょうけど。

 

わたくしがお導きしますので、どうかご安心を」

 

 

 

ユウキ(そうか...あれが、記憶なんだ。)

 

コッコロの話を聞いた僕は、実感した。

 

さっきのノイズ、あれが記憶なのだと。

 

 

 

そして、コッコロの話の中で気になることがあった。

 

 

ユウキ(アメスさま...か。もしかして、あの人のことなのかな。)

 

僕は青い空を見上げた。

 

空から落ちてくる前に出会った不思議な子のことを思い浮かべて。

 

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