プリンセスコネクト!Re:Dive エピソードブレイブ -心の翼-   作:ツルギ@プリコネ

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水着美食殿、早くそろえたいですね…

Appleカード買いに行かなくちゃ。

前置きは置いといて。

しばらくしたら小説の予定を少し話そうと思っています。
ではでは。




第3話 始まりの1ページ

ペコリ―ヌ「ふ~やりましたー!

      でもお腹ペコペコ…」

 

またお腹を空かせていたペコリ―ヌをよそに、

 

コッコロ「…ぜんぶ、倒してしまいましたね。」

 

ユウキ「すごい。あんなに強かった魔物たちを一撃で...」

 

僕とコッコロは、そんなペコリ―ヌの活躍に

完全に圧倒されていた。

 

コッコロ「でも、主さまのお力があってこそなのです。」

     お見事です、主さま。」

 

ユウキ「僕の、力?もしかして、あの光が?」

 

コッコロ「はい。あれこそが、主さまのお力。

     アメスさまに選ばれた、

     世界の救世主が持つお力でございます。」

 

ユウキ「救世主...?」

 

首をかしげた僕に、コッコロは告げた。

 

コッコロ「はい。主さまは、アメスさまに選ばれた、

     世界の救世主なのでございます。」

 

コッコロ「主さまなら、きっと救ってくれます…」

 

ユウキ(僕が、世界を?)

 

世界の救世主、急に与えられたその使命に

僕はぽかんとしていた。

 

ユイ「あ、あの!」

 

ちょうどそのとき、桜色の髪の女の子が話しかけてきた。

 

ユイ「さっきは、助けてくれてありがとう!」

 

ユウキ「どういたしまして。怪我はしてない?」

 

ユイ「私は大丈夫。騎士クンは?」

 

ユウキ「大丈夫だよ。傷を治してくれてありがとう。」

 

ユイ「よかったぁ。…あれ?」

 

ユイ(私、なんで今この人を「騎士クン」って呼んだの?)

 

ユイ「まだ私、名前を名のってなかったよね?

   私はユイって言います。」

 

桜色の髪の女の子、彼女はユイという名前だった。

 

ユウキ(…ユイ?)

 

コッコロ「ユイさま、でございますね。

     わたくしはコッコロと申します。」

 

ユウキ「僕はユウキ。よろしくね、ユイ。」

 

僕が自分の名前を告げると、

ユイは不思議そうな顔をしていた。

 

ユイ(…ユウキ、聞いたことのある名前。

   …やっぱり私、この人のこと知ってる。)

 

ユイ「えっと...私たち、どこかで会ったことないかな?」

 

ユウキ「え?」

 

ユイのその言葉に、僕は首を振った。

 

ユウキ「いや、僕はなにも…」

 

ユイ「だよね…。ごめん、気にしないで!

   二人とも、よろしくね。」

 

僕はユイを知らない。

 

ユウキ(僕はこの人を知らない。覚えてない。はず…)

 

でも、どこか引っかかっていた。

 

ユウキ(でもなぜだかわかる。この人はユイだってこと。)

 

ユウキ(どうしてだろう?僕はユイに、会ったことあるのかな?)

 

そう考える僕のもとに、

 

ペコリ―ヌ「おーい!みんなこっちに来てくださいー!」

 

ペコリ―ヌの声がしたので、僕たちは駆けつけた。

 

コッコロ「いかがなさいましたか、ペコリ―ヌさま?

     …その方は?」

 

ペコリ―ヌのもとに駆けつけると、

黒い髪の女の子が倒れていた。

 

ペコリ―ヌ「倒れていた子がいたんです。

      みなさん、この人とはお知りあいですか?」

 

ユイ「ううん?知らない。さっきの魔物に

   巻き込まれちゃったのかな?」

 

コッコロ「わたくしたちも、会うのは初めてです。」

 

ユウキ「大丈夫なの、その子?」

 

 

ペコリ―ヌ「はい、気を失っているだけです。

      私を狙ってきた魔物にやられちゃったんだと思います。」

 

どうやらさっきの魔物は、最初からペコリ―ヌを狙っていたらしい。

 

ユウキ(ユイとこの子は、巻き込まれちゃってたんだ。

    でもそれにしては…)

 

黒い髪の女の子には傷が、1つもなかったのだ。

      

ユイ「あの、私回復魔法得意なんです。

   少しだけなら治療できます!」

 

ペコリ―ヌ「おぉ!助かります☆

      なら治療が終わってから、病院へ行きましょう!」

 

ペコリ―ヌ「病院?」

 

コッコロ「怪我を治すところでございますよ、主さま。」

 

そんなこんなで、ユイが治療を終えた後、

黒い髪の女の子を、街の病院へ連れていくことになった。

 

コッコロ「すみません、何やらドタバタとした出会いになってしまいましたが、

     これからよろしくお願いします。主さま。」

 

コッコロは少し申し訳なさそうだったが、

 

ユウキ「うん、まだ飲み込めてないこともたくさんあるけど、

    改めてよろしくね、コッコロ!」

 

僕がそう言うと、ホッと安心したようだった。

 

コッコロ「そう言ってもらえると、安心いたします。

     では、わたくしがお導きさせていただきます。」

 

 

きっとここから先、いろんなことがあると思う。

でも、コッコロと一緒なら大丈夫。

そう思って、僕は彼女が差し伸べた手をつないで

街へと向かっていった。

 

コッコロ「ここから始めましょう。わたくしたちの物語を。」

 

僕らの物語は、

ここから始まる。

 

 

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ランドソル王宮 王室

 

????「…ついに、目覚めたわね。」


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