プリンセスコネクト!Re:Dive エピソードブレイブ -心の翼-   作:ツルギ@プリコネ

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こんばんは、ツルギです!
ただ今2GBアップデートして泣いてます…
果たしてクランバトルに間に合うのか…

それではどうぞ!


第5話 美味しいごはんをさがして -中編-

コッコロとユウキが、

食事ができるお店を探している一方、

 

ペコリ―ヌ「はむはむぅ…うーん!!!

      このお店の肉料理は最高です~☆」

 

屋外レストランでご飯を食べる、

腹ペコ少女ことお腹ペコペコのペコリ―ヌを

 

???「じぃー…」

 

遠くから監視している少女がいた。

 

???「食事に集中しているから絶好の機会ではあるんだけど…

    流石にお店の中で暴れることはできないわね。」

 

彼女の狙いはペコリ―ヌだが、街中というのもあって

うかつに動ける状態ではなかった。

 

???(昼間は失敗したわ…完全にやられちゃってた。

    「陛下」には大目に見てもらったけど、

    もう失敗は許されない…あの女を仕留めないと。)

 

監視をしている最中、少女は昼のことと、

目覚めた後のことを思いだしていた。

 

???(でも変な奴らに連れ去られる前に、

    病院に運ばれただけまだよかったわ…)

 

そう、彼女は、

 

昼間ユウキ達に助けられた、

 

黒髪の、猫耳の女の子である。

 

???(でも一体誰が運んでくれたのかしら…

    一応お礼は言っておかなくちゃ。)

 

???「しかし一向に食べ終わらないわね…

    どんだけ食べるのよあの女…」

 

そう、猫耳の女の子がいらだち始めたとこだった。

 

コッコロ「おや?あなたは昼間の…

     お加減はいかがですか?」

 

???(…?)

 

彼女を呼んだのは

コッコロとユウキだった。

 

???「え?誰よあんたたち?」

 

コッコロ「あぁ、ずっと気絶していたのでしたね。

     ご無事で何よりでございます。

     わたくしは、コッコロと申します。」

 

ユウキ「僕はユウキ。病院の先生に任せてしまってたけど、

    良かった…もう大丈夫なんだね。」

 

二人から自己紹介をもらって少女は気づいた。

 

???(もしかして、この2人が?)

 

目の前にいたのは、

自分を助けてくれた人だということに。

 

???「昼間助けてくれたのはあんたたちだったのね。

    一応礼は言っておくわ。」

 

そうお礼をした彼女は、

そのお返しをすることにした。

 

キャル「こっちも自己紹介をしておくわ。

    あたしはキャル。今後ともよろしく。」

 

コッコロ「キャルさま、とおっしゃるのですね。

     よろしくお願いします。」

 

ユウキ「よろしくね、キャル。」

 

彼女は自己紹介をしたところで、

一旦ターゲットを確認した。

 

キャル(まだあいつは動かないわね…

    もう夜だし、今日は帰ろうかしら。)

 

キャル「じゃ、あたしはこれで…」

 

まだペコリ―ヌは食事中。

もう日は暮れている。

キャルは帰ろうとしたのだが、    

 

ユウキ「ねぇ、キャル。」

 

ユウキがそれを引き留めた。

 

キャル「な、何…あたし?」

 

ユウキ「僕たち、これからごはんを食べに行くんだけど、

    よかったら一緒にどう?」

 

コッコロ「病院では食事を提供されていないでしょうし、

     一緒にどうですか?キャルさま。」

 

キャル「う、う~ん…」

 

意外なことに、食事のお誘いだった。

 

キャル(確かに…昼から何も食べてなかったわ…

    そう言われると、お腹空いてきちゃった。)

 

キャル「そうね~。じゃあお言葉に甘えようかしら。

    あたしも一緒に…」

 

そう、言おうとした瞬間だった。

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

キャル(ん?何この足音?)

 

キャルのターゲットが、ものすごい速度で、

 

ペコリ―ヌ「美味しそうな話をしている!

      ご飯の話をしているそこのお方!

      私も一緒に来ていいですか!?

      一緒に食卓を分け合いさせて下さい!」

 

3人に向かって走ってきた。

 

キャル「ゲッ!?」

 

ユウキ「あれ!?君は!」

 

コッコロ「あなたは、ペコリ―ヌさま!」

 

ペコリ―ヌの登場に驚く3人。

 

キャルは特に危険を感じていた。

 

ペコリ―ヌ「あーっ!昼間気絶してた人!

      大丈夫ですか?元気ですか?

      貧血ですか?ご飯を食べれば解決ですよ!!」

 

キャル「近い近い!なんなのあんた!」

 

それもそのはず。

今自分にくっついているのは、

ターゲットにしている女なのだから。

 

コッコロ「なんだか、勢いがすごいですね。

     ペコリ―ヌさま。」

 

ユウキ「う、うん。

    そうだ!ペコリ―ヌも一緒に行こう。

    さっきはあんまり話ができていなかったし。」

 

ユウキのその言葉で、4人の予定が決定した。

 

キャル(まずい…まずいわよこの展開!

    あたしの目的は、こいつを殺すことなのに!!)

 

キャルの危機感はますます膨れ上がったが、

 

そんなことお構いなしに、

 

ペコリ―ヌ「さあ!お店に向かいますよ!!

      ご飯に向かって、れっつらごー☆」

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

キャル「引っ張るなああああああああああああああ!!」

 

不思議で愉快な4人の食事会が、

 

幕を上げるのであった。

 

 




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キャル「…ていうか、あんたはさっき
    ごはん食べていたんじゃなかったの!?」

ユウキ「え!?そうなの?」

コッコロ「なら、わざわざ他の店いかなくても…」

その3人の問いに、

ペコリ―ヌ「え、え~と…」

ペコリ―ヌは恥ずかしそうに答えた。

ペコリ―ヌ「私が食べ過ぎて…お店の材料を
      全部平らげてしまいました///
ヤバいですね☆」

その返答に、

3人は一斉に、

絶句したのだった。

ユウキ・コッコロ・キャル「「「うそでしょう…」」」

食事会、開幕。

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