プリンセスコネクト!Re:Dive エピソードファントム -夜空の記憶- 作:ツルギ@プリコネ
第1話 怪盗の噂
半年後…とある酒場にて。
ランドソルで一、二を争う
曲者ギルド「トワイライトキャラバン」は
今夜も定例の情報交換を行っていた。
エリコ「ルカさん、黄昏の都の情報は探せましたか?」
『壊し屋<デストロイヤー>』の異名を持つ少女、エリコの問いに
伝説の都を探す女侍、ルカはため息をついた。
ルカ「いいや、今日もダメだったよ。
お前さんたちは黄昏の都について、目新しい情報はあったかい?」
ルカのセリフにメンバーたちは、今日も首を振っていた。
ミツキ「新しい実験台たちに聞いてみたけど...
情報は集まらなかったわ。」
『隻眼の悪魔』の異名を持つ闇医者、ミツキ。
アンナ「フッフッフ、私は捕まえた賞金首たちに、
左目の魔力を使って問い詰めたら、有益な情報がでてきたぞ!」
『歩く竜巻』の異名を持つ賞金狩り、
アンネローゼ・フォン・シュテッヒパルムこと、アンナ。
ナナカ「でもアンナたそー。
それって『黄昏の都』の情報じゃなくて、
お金になる賞金首の情報でしょ☆
魔法少女ナナカにはごまかせないのだ!!!」
『蒐集家(コレクター)』の二つ名を持つ魔法少女、ナナカ。
「トワイライトキャラバン」は
そんな愉快で凶悪なメンバーたちの
集まりである。
アンナ「うっ、、ナナカ。違うぞ!ただの賞金首じゃない!
ランドソルで名を上げている『夜空の支配者』の情報だ!!」
ナナカ「おおっ!あの『夜空の支配者』の情報!
うほー気になる!!教えて教えて☆」
いつもはアンナの賞金首の話を流すナナカだったが、
今回は珍しく食いついていた。
エリコ「珍しいですわね。ナナカさんがアンナさんの
賞金首の情報に食いつくなんて。」
ミツキ「そういえば最近、噂になってるわね。」
ルカ「何者なんだい?その『夜空の支配者』ってのは?」
首をかしげるルカに、ミツキは『夜空の支配者』について説明した。
ミツキ「今ランドソル中で人気の、怪盗の少年よ。
その少年は満月の夜に姿を現してるみたいで、
悪人や盗賊に奪われた、庶民や善良な貴族の財産を
持ち主たちの代わりに奪い返している、善良な怪盗らしいわ。」
ルカ「へぇ、そいつはたいした男だね。」
アンナ「で!その『夜空の支配者』正体が!
吸血鬼の可能性があるという情報が入ってきたのだ!」
ナナカ「な、ななな、何ですとおっ!!!
吸血鬼に怪盗!?最強の属性コンボキタコレ!!??」
そんなこんなで、「トワイライトキャラバン」は
『夜空の支配者』についての情報交換で盛り上がった。
エリコ(他の男なんて、あの方に比べれば、どうでもいいですわ。)
...ただ1人を除いて。
しかしこのとき、彼女たちは知らなかった。
???(あれから、半年か...)
その酒場の屋根の上で、
禁断の秘宝ソルオーブを持った、噂の怪盗が
夜空に浮かぶ月を見上げていたことも知らずに。
???「そろそろ、仲間を集めないとな...」