闘気魔法の使い手……魔法が全ての世界に武の達人が降り立つ。   作:ハッタリピエロ

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魔法騎士団入団試験

魔法騎士団入団試験当日、

 

ミモザと一緒に俺は試験会場に来ていた。

 

試験会場名物といわれるアンチドリが俺に一斉にたかってくる。

 

なぜたかられるかって?魔力抑えているからだよ。でも無駄に魔力を消費するほど愚かなことはないし……なので少し殺気を放つとアンチドリは静まった。あーうっとおしかったー

 

あ、あそこにもたかられている奴がいた。

 

んで強面の男……確か黒の暴牛団長ヤミ・スケヒロだったっけか?に絡まれている。なーにやってんだか。

 

ソイツを無視して俺はミモザの元に戻ると

 

「ミモザ、緊張してきた?」

 

「いえ……だってカイさんとの修行の成果があれば大丈夫ですわ」

 

いきなりの不意打ちにドキッとする。

 

と周りから鋭い視線を感じた。

 

「ちっ……下民風情が……」

 

「いい気になりやがって……」

 

下民って……まあ言わせておけばいい。

 

この手のものには慣れたからな。いちいち突っ込む必要はないか。

 

そして強面の男を除く7人の団長たちと共に今最も魔法帝に近いと言われている人物ウィリアムヴァンジャンスが現れた。

 

そしてグリモワールを開くと

 

「魔樹降臨」

 

すると空中から幾多もの木が箒となり受験生たちの元に渡される。

 

「それではこれより魔法騎士団入団試験を始める」

 

説明によるといくつかの実技試験を受けてそれを9人の団長たちが審査して欲しい人材を採択するらしい。

 

一次試験は箒飛行らしい。ふ〜ん。

 

と周りが飛び始めたので俺も

 

「よしっ!やるか!」

 

俺は月歩で空を飛ぶと

 

「アイツ……箒を使わずに……!?」

 

「アンチドリにたかられてたのに……!?」

 

周りの受験生たちから声が上がる。

 

団長たちも目を見開く。

 

その中にいたヤミ・スケヒロは

 

「へー……あれは魔力を使ってねえな……面白え……」

 

ヤミの言葉に他の団長たちも驚く。

 

ミモザは……うんうん。ちゃんと飛べていたな。よかったよかった。

 

二つ目の試験は岩盤砕き。

 

他の者たちは遠距離攻撃で岩盤を砕いている。

 

よーし!俺は

 

「魚人空手奥義……七千枚瓦正拳!」

 

空気中の水にを伝えられた衝撃は岩盤はおろか後ろの闘技場の壁をも破壊して闘技場が振動で揺れた。

 

アレェ……やり過ぎたかな?

 

「ヤミ……あれももしかして……」

 

「ああ、魔力を使わずに破壊しやがった。ありゃあなんだあ?益々気に入った」

 

と他の団長たちも目をつける中であの強面に絡まれていた少年はまだなにも出来ていなかった。

 

ミモザはというと

 

「植物魔法……魔砲の花!」

 

最近覚えた攻撃魔法で見事に岩盤を破壊した。

 

・・・・

 

三次試験は飛ぶ紙を撃ち落とすというものであった。

 

成る程……射撃性とスピードが求められるな。

 

なら!

 

「どどん波!」

 

鶴仙流の狙撃技で紙を撃ち抜く。

 

ここで団長たちは気づく。

 

一瞬だがカイの魔力の総本量が見えたからだ。

 

「アイツ……魔力を抑えていたのか……!?」

 

「じゃあ魔力を使えばあれ以上の威力が……!?」

 

「ははっ……こりゃあトンデモねえな」

 

ミモザも魔砲の花で紙を一発で撃ち抜く。

 

そして最後は一対一の実技試験らしい。

 

俺が相手を探していると早速勝負がおっぱじまった。

 

そしてそれは一瞬で勝負がついた。

 

魔力のないと言われていた少年の一撃で魔力の鎧が砕け散ったからだ。

 

へぇ……もしかしてアイツがこの物語の主人公様かあ?

 

おっと!そんなこと考えている場合じゃない。相手相手っと

 

とその時

 

「ねえ……君、僕と勝負しないか?」

 

「アンタは……?」

 

「おいおいアイツは……バブルス家のラルス!」

 

「随分目立ってたみたいだけど……下民と貴族の違いを教えてあげるよ」

 

へぇ〜……

 

「それじゃあ……始め!」

 

「んじゃあ……始めますか……」

 

俺は抑えていた魔力を少しだけ解放する。

 

すると

 

ゾワッ……!!!

 

「な、なんなんだあ!その魔力は!」

 

ラルスはおろか周りの者たちまで魔力の波動が伝わり団長たちも息を呑む。

 

「闘気創成魔法……須佐男ノ魔神」

 

俺の周りを囲むように紅い鎧の魔神が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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