闘気魔法の使い手……魔法が全ての世界に武の達人が降り立つ。   作:ハッタリピエロ

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破壊の権化

ヤミ団長とマグナ先輩に俺とアスタ、それにノエルとミモザが呼び出されて集まった。

 

 

「つーわけでオマエらに!初任務を与える!」

 

初任務!

 

「ソッシ村で、イノシシ狩りだ」

 

い、イノシシ狩りぃ!?

 

で、でもまあそういうのも含めて対処するのが魔法騎士ってやつらしい。自衛隊みたいなもんだな。

 

俺はそう納得していたがアスタとノエルは

 

「な、なにそのダサい任務!」

 

「ダサいとはなんだぁぁ!」

 

「イノシシなんえ素手でぶっ倒せますよ!」

 

「テメーイノシシ舐めんじゃねえぞ!」

 

変なところで言い争っているのは心底どうでもいい。

 

ヤミ団長曰く賭けに負けたからなんでも言うこと聞くって勝手な約束した挙句この依頼を受けたらしい。それって完全に自己責任だよね?

 

アスタもそう思ったのか

 

「それって僕達関係ないっすよね!」

 

「そうよそうよ」

 

「行くのか、死ぬのか、どっちだ??」

 

「「行きます」」

 

関係ない俺とミモザまで巻き込むなよ……

 

見ろ、ミモザも目を丸くしているぞ。

 

文句を言う割には乗り気なアスタくん。

 

対照的にノエルは文句言いっぱなしだ。

 

けれども……

 

「その……魔力コントロールも出来ない私が……行ってもいいかなって……」

 

「バーカ!んなもん任務重ねてりゃ勝手に出来るようになったんだよ!それにテメーのケツくらい先輩の俺が面倒見てやらぁ!」

 

もうちょっと上品に言えよ……

 

「そ、そこまで言うなら一緒に行ってあげるわ」

 

まあ悪い先輩じゃないんだけどさ……

 

ミモザも

 

(ノエルさん、いい先輩に出会いましたね)

 

と思っていた。

 

「今回はフィンラルの行ったことがない場所らしいからな。アイツの空間魔法はマーキングしていないと転移出来ないらしいし。ってことで箒で行くぞ」

 

箒か〜まあ俺も自分で飛ぶ方に慣れちまってるからな……苦手だな……

 

「俺箒で飛ぶの出来ないんすけど」

 

「私も」

 

そういえばアスタは全く飛べてなかったな……ノエルは魔力コントロールが出来ないから無理だし……

 

マグナ先輩がそんな二人に対して詰め寄る。

 

そして話し合いの結果

 

ミモザとノエルが一緒に、アスタとマグナ先輩が一緒の箒に乗ることにした。

 

マグナ先輩の箒は……うん……独創的だ……

 

んで俺たちはソッシ村の周りにいるイノシシたちを退治して報告を村までしにいこうと向かうが

 

「んだこりゃあ……」

 

「村が……霧に覆われてる……?」

 

「ずいぶん天気悪い村っすね!」

 

「違いますわアスタさん。おそらくこれは魔法です」

 

ミモザの言う通りだな……これは何者かによって侵入を阻む魔法だ……しかし……これは恐らく村人の魔法じゃない……だとしたら……っ!ヤバイ!

 

本能的にヤバイナニかを気で感じ取った俺は霧に向かって飛び込んで

 

「旋風鉄斬拳……轟気空破掌!」

 

魔力を込めた発勁で霧を強引にぶち破ると中に飛び込む。

 

マグナ先輩とアスタも俺に触発されたのか急いで中に飛び込むとそこには

 

「処刑」

 

村人たちを殺そうとする氷柱が声の主によって落とされようとしていた。

 

マグナ先輩が飛び出す前に俺は村人たちの前に立つと

 

「八卦掌!回天!」

 

チャクラの代わりに魔力の高速回転による絶対防御で氷柱を全て弾き飛ばす。

 

『魔法騎士団が……助けに来てくれたー!!?』

 

殺されるところであった村人たちは歓喜の声をあげる。

 

危なかったな……

 

「おいジーさん!ジーさん!」

 

マグナ先輩が倒れていた老人に声をかける。

 

ミモザが心臓に手を当てるがすぐに首を振った。

 

そんな……

 

「許さねぇ……」

 

そして俺の前にグリモワールが現れて新たな一ページが刻まれると俺の意識は闇の中に消えた。

 

・・・・

 

「三秒後に……全員処刑」

 

男がそう呟くと氷塊がマグナたちに向かって飛ばされた。だが……

 

バキィン!

 

アスタたちはおろか男まで驚いた。なぜなら氷塊が何事もなく粉々に砕け散ったからだ。

 

そしてこの場にいる全員が途轍もない波動を感じた。

 

「はぁー……!はぁー……!はぁー……!」

 

そこにはいつもとは雰囲気がまるで違うカイがいた。

 

「カイ……さん……?」

 

ミモザすらもカイのその姿に恐怖を抱いた。

 

そしてカイの黒髪がどんどん緑色になっていく。

 

「ああああああああああ!!!!!」

 

「ぐっ!」

 

男はすぐに次の氷塊を打った。だが再び放たれた波動によって氷塊は粉々になってしまった。

 

そして波動が止むとそこにはいつもでは考えられないような凶悪な目つきをしたカイがいた。

 

「はああああぁぁ……!!!」

 

そして伝説といわれた暴走戦士がこの地に君臨してしまった

 

 

 

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