超時空要塞マクロス~熱気バサラ放浪記〜   作:naomi

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「『コスモワープシステム』ってなんですか千葉さん」

「私が開発中の『時空を越える力』です」

「時空を越える」

「この宇宙には、私達の知らない宇宙がまだまだ沢山あると言われています。それを調査するための装備です、このシステムにはアニマスピリチアやサウンドブースターによる『歌の力』が必要でして全宇宙にバサラさんの歌を届けられるようになるかもしれないとお願いしてみたら。了承してくれたので実験に協力してもらったのです」

「バサラは今どこにいるの」

「えっとVF-19改は今未来ですね」

「はぁ、未来」


EP2 ダイヤモンド クレバス

フロンティア船団内に到着したバサラ

 

「バジュラ…さっきのはそんな名前なのか」

 

ライナーから現状を聞きつつフロンティア船団を案内される。

 

「はい。この銀河に突如現れた生命体で目的もわからない得体の知れない奴らです」

 

「歌が届いた。奴にはハートがある」

 

「一部の者はそう言いますが、確証はありませんよ」

 

「歌…」

 

静かで優しい歌声が響き渡っていた。

 

「あぁ、シェリルですねシェリル・ノーム。『銀河の妖精』と呼ばれているこの銀河のスターです」

 

「あいつ本当に歌えてるのか」

 

「どういう意味ですか」

 

「あいつの居場所わかるか」

 

「いや銀幕のスターですから私には…あっそういえばシェリル・ノームと面識のある民間の軍事組織ならもしかしたら」

 

「そいつらに会わせてくれ」

 

ライナーの紹介でマクロス級戦艦にたどり着くバサラ

 

「俺の知ってるマクロスより随分小せーな」

 

「依頼を聞いたときは驚いたがまさか本物とはな」

 

濃い髭を生やした軍服の男がバサラを出迎えた

 

「私がマクロス級戦艦『マクロス・クゥオーター』艦長ジェフリー・ワイグナーだ」

 

「熱気バサラだ」

 

「要望の件だが、相手方も承諾してくれた。護衛をつけるのでついていってください」

 

「わかった」

 

「なにしてる早く来んか」

 

美形の男が奥で立っていた。

 

「早乙女アルト。彼が案内してくれます」

 

「よろしくな」

 

「…」

 

「まぁいいや、案内よろしくな」

 

「…」

 

「アルトちょっと待った」

 

眼鏡の男がアルトを呼び止める

 

「なんだミシェル」

 

「バサラさんサインを頂けますか」

 

「お前…」

 

「あぁいいぜ」

 

「オズマへと書いてもらえると」

 

「お前宛じゃねーのか」

 

「俺達の隊長貴方の大ファンなんですよ、ただどうも恥ずかしいらしくほらあそこに」

 

ミシェルの指射した方向では窓からイカツイ男がこちらの様子を見ていた

 

「オズマに言っといてくれ、今度ライブに招待してやるよってな」

 

「いやー助かる、サンキューな。アルトあとは頑張れ」

 

「お前他人事みたいに言うな」

 

ミシェルは足早にその場を去っていった。

 

「なあ早く案内してくれよ」

 

「…」

 

アルトの案内のもととある屋敷に着く二人

 

「なんでこんなコソコソと入るんだ」

 

「俺はここを出禁になってるからだ」

 

「おいシェリル連れてきたぞ」

 

襖を開けると桃色の髪をした女性が布団で横になっていた。

 

「レディーの部屋なんだから開ける前に一声かけてくれない。…驚いた本当に熱気バサラなのね」

 

「お前がシェリルか、あの歌はなんだ」

 

「えっ」

 

「町で流れるお前の歌声、良い歌だ。けどなんかお前じゃない感じがした」

 

「どういう意味、私の歌を初めて聞く貴方になにがわかるっていうの」

 

シェリルの顔があからさま不機嫌になる。

 

「『歌』は歌う人の心を正直に魅せる。自信に道溢れた力強い歌声がお前の歌じゃないのか」

 

動揺を隠せず思わず下を向くシェリル

 

「それは…」

 

「お前いい加減にしろよ」

 

アルトがバサラの胸ぐらを掴む。

 

「アルト」

 

「好き勝手やりやがって。何も知らないくせに」

 

「あぁ、知らねーな知らねーけどこれだけはわかる。シェリル・ノームってヤツは歌に魂を込めれる熱いヤツだってな」

 

全てを、悟られたかのような言葉に呆気取られる二人

 

「邪魔したな」

 

言いたい事を言い尽くしたのかその場を去るバサラ

 

「流石熱気バサラ…私の尊敬するアーティスト」

 

「シェリル…」

 

「私、歌うはアルト。周りの意見なんてどうでもいい、この命尽きようとも、私は私が誇れる私でいるために最後まで歌い続けるわ」

 

急いでバサラを追いかけるアルト

 

「おい、熱気バサラ」

 

「やっと話してくれたな早乙女アルト」

 

「頼みがある」

 

「…なんだ」

 

「もう一人助けたい人がいるんだ」

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