超時空要塞マクロス~熱気バサラ放浪記〜   作:naomi

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EP3 ライオン

「これよりフロンティア船団防衛軍はバジュラ本星攻略作戦を決行する」

 

フロンティア船団によるバジュラへの総攻撃が始まった。

 

「早乙女アルト出るぞ」

 

アルトの所属する小隊も出撃した。新統合軍のバルキリーで…

 

「あんた良かったのか一緒に来て」

 

「俺は歌えればそれでいい、どこにいようが俺のやりたいことは変わらねー」

 

「ぶれないなあんた」

 

「お前はいいのか、こんな形で」

 

「…俺はどんな形でもいいから彼女を…ランカを助けたい」

 

「わかった手伝うぜ」

 

とあるマクロス級戦艦の甲板に用意された特設ステージに銀河の妖精が立つ

 

「私の歌を聞けー」

 

「いい歌だ。これがシェリル・ノームか」

 

「シェリル…あぁ行くぞ」

 

シェリルの歌に鼓舞されたフロンティア船団防衛軍がどんどんバジュラの本星に近づく。

 

「行けるこのままなら…!?」

 

突然宇宙に広がる歌声。バジュラがその歌声と共に力を増し反抗を開始する。

 

「今あなたの声が聞こえるここにおいでと~」

 

「この歌はリン・ミンメイの」

 

「ランカ」

 

アルトのバルキリーが隊列を離れランカ・リーの幻影への接近を試みる。

 

「待て、早乙女アルト」

 

「そこをどけ熱気バサラ」

 

「ここは俺に任せてくれ」

 

「なっ。」

 

「お前は作戦に集中しないといけねーだろ」

 

「俺はランカを助けるために…」

 

「…今のお前では届かね」

 

「なんだと」

 

「お前の気持ちは今ブレブレだ、二人とのこと…自分の夢のこと…S.M.Sを離れてここにいることすらお前はまだ迷っている」

 

「…」

 

「そんな中途半端な気持ちじゃ、全てを失うぞ」

 

「俺は…」

 

「時間は俺が稼ぐだからその間だに決意を固めろ」

 

「…。わかった」

 

「…ったく若いのは世話が妬けるぜ」

 

バサラのバルキリーがランカの幻影に近付く。バジュラは大量の群れで行く手を阻んでいる。

 

「さぁ、お前達の気持ち…俺に聞かせてくれ」

 

「#*§£」

 

「俺の歌を聞け~~~~~!!!!!」

 

 

(どうして皆。襲ってくるの…バジュラは只私達について知りたいだけなのに、来ないでバジュラは未知の生物なんかじゃない。心を持った生き物なの)

 

「Let's go突き抜けようぜ~…」

 

(歌…シェリルさん…違う。なにこの純粋で穢れのない歌声は)

 

(よう。ランカって言うんだってなお前)

 

(誰)

 

(俺はバサラ。熱気バサラだ)

 

(なんの用ですか)

 

(お前スゲーな、バジュラと心を通わせるなんて)

 

(!?わかるんですか、バジュラに心があること)

 

(あぁ、俺の歌が届いた。それが何よりの証拠だ。なぁランカ。バジュラには心を開いて正直に話せるのに、なんでアルトには本当のことを話さないんだ)

 

(そっ、それは…。アルト君バジュラのこと心の底から憎んでいるから)

 

(アルトは別にバジュラのことそんな風に見てないと思うぜ)

 

(でも実際に彼は)

 

(ランカがアルトにバジュラのことを話した時、本気でぶつかったか)

 

(えっ)

 

(アルトの一言で諦めちまったんじゃねーか)

 

(そっそれは…)

 

(本気でぶつかれ相手が理解出来るまで。お前にはそれが出来る方法がある)

 

(歌うこと…)

 

(そうだ。どんなヤツでも歌に込めた気持ちを偽ることは出来ない)

 

(私の想い…)

 

(そうだお前の想いを歌に乗せろ)

 

「ランカ」

 

(へっアイツも気持ちの整理が出来たようだな)

 

(バサラさん何処へ)

 

(後はお前達3人の問題だ。俺は俺のやることをするぜ)

 

バサラのバルキリーが戦場に戻る

 

「そこのバルキリー邪魔だどけ」

 

「さて、こいつを試してみるか」

 

バサラはある装備を取り出した。

 

「盾…」

 

「サウンドシールドって言うらしいぜ。俺の歌を聞け~~~!!!」

 

バサラが歌い出すとシールドにエネルギーが収束され始める。

 

「ファイヤー」

 

掛け声と共に光線がバルキリー隊を襲う

 

「バルキリーの機能が停止した」

 

「あれを撃ち落とせ」

 

バサラに攻撃が集中する

 

「おいおい勘弁してくれ」

 

攻撃をシールドで防ぎながらかわすとシールドに当たった攻撃のエネルギーを収束し始める

 

「ボンバー」

 

バサラの掛け声で第2波が飛ぶ。バルキリーの機能が停止し光線を受けたバジュラが大人しくなった

 

「ルカって言ってたな、サウンドブースターに変わる装備…悪くねーぜ」

 

バサラが奮戦していると。どこからか希望に満ちた2人の歌声が宇宙に響き渡る。

 

「私の歌を聞けーーー」

 

「皆抱き締めて銀河の果てまで」

 

「へっ、3人で乗り越えたか…良い歌じゃねーか」

 

バサラが歌声まで近付く

 

「バサラ」

 

「バサラさん」

 

「良い歌だ。俺にも歌わせてくれ~~~!!!」

 

「風はやがて東へ向かうだろ~」

 

3人になった歌声はその場にいた全ての生き物に伝わる

 

「スカル4がクイーンバジュラをコントロールしているグレイス・オコナーを討ったと情報が…」

 

「本気の身体見せつけるまで私眠らない~」

 

バジュラは新たな星を探す旅に、フロンティア船団はバジュラ本星に降り立った。

 

 

「行くのか熱気バサラ」

 

「あぁこの銀河に俺の歌は届けた。俺とシェリルとランカの歌で『コスモワープシステム』のエネルギーも貯まって次の場所へ行けそうだ」

 

「バサラ。貴方には感謝してるわ。またいつかデュエットさせて頂戴」

 

「いいぜシェリル。俺達の歌を響かせようぜ銀河に」

 

「えぇ」

 

「バサラさん。ありがとうございました。私これからもっと頑張ります。歌も…恋も」

 

「あら、ランカちゃんそれは宣戦布告」

 

「シェリルさんそんなのじゃないです。私もバサラさんみたいに自分の想いを真っ直ぐ届けられる歌を目指します」

 

「お前なら出来るぜランカ。頑張れよ」

 

「はい」

 

「じゃあな3人とも、アルトわりーがオズマによろしくな」

 

「あっ、そういえば…わかった」

 

飛び立つVF-19改

 

「行っちゃった」

 

「まさか過去の人間に問題を解決してもらう手助けをされるとはね」

 

「また、会えるかなバサラさんと」

 

「逢えるさ。お前らが歌い続ける限りきっと…」




「さぁ何処へ向かうかね」

(フレイアお前)

(フレイア)

「誰かが自分の歌を歌え無くなってやがる…。決めたそこに行くぜ」

VF-19改がコスモワープシステムを起動させ時空を越えた。
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