淡く、儚く、綺麗な。
燃えていて、何処かで痛んで、留まらなくて。
溢れそうな、解けてしまいそうで、千切れそうな。
想いの糸は、どうしてそう脆いのか。
いつもいつも、緩まないように、きつく固く、縛っておく。
そうやって塞ぎ込む。
だけど、塞ぎ込もうとしても、塞がらずに溢れだしてしまうこの想いは、一体何なのだう。
温もりを感じた。
君の手は、とても暖かくて優しかった。
君の心配そうな顔。
まさか、自分を心配してくれているとは思わなかった。
君が落ち込んでいる。
それでも笑う君の笑顔はどこか悲しさがあった。
君の優しさに触れた。
自分を犠牲にしてまで、どうして?
一瞬、一瞬のアナタは、とても美しくあった。
その一瞬に、どれだけの価値があるか。
微睡んでいた想いが、錆び付いた心が、目覚め始め、動き始めた。
また明日も、次の日も、君と同じ空を眺めていられたなら。
同じように、日々を過ごせたなら。
それだけでも、嬉しい。
だなんて思ってしまうことは確かで、今もそう思う。
同じ時を生きているだなんて、とても素敵だ。
思いにふけ、電車から降り、ホームを1人ツタツタと歩いていく。
ふと、隣を見ると、小学校1年生か、2年生か…まだ幼く小さな体に大きすぎたランドセルを背負い、力いっぱい歩いていて、和んだ。という話。
私も、君も、あんな時代はあって、互いを存在することすら知ることなく同じ時を過ごしていたんだろう。
それから、今現在に至ると、時はとても早く一瞬なのかもしれない。だなんて、思った。
私の人生図を想像してみる。
それは酷くあっけらかんとしていて、少し寂しいものであったと同時に、わかりきった未来すぎて、心苦しかった。
もし、歩いていく旅路、最果てまで、進んでいく最中、貴方が隣にいてくれたとしたら、心苦しさだなんてきっと吹っ飛んでしまうんだろうなぁ。
逢えない時間の方が、君のことを考えている時間が多い。
2ヶ月ほど前に悲惨な目にあったのに。
傷が、まだ癒えずにいる。
そんな中で、また恋心を抱こうとしているのは如何して。
想いが先走っていくのは如何して。
「好き」が、何処かへ歩いていく。
私は、掴み取ろうとして必死に追いかへ、捕まえたら、自分自身ときつく縛る。思い馳せてしまわないように。
そして、緩んでしまわないように、解けてしまわないように、
今日も、明日も、次の日も、君と過ごせる時間の最中
キツく、固く、繋ぎ止めておくんだ。
明日も、また。
あなたに逢えたらいいな。
あなたと話せたらいいな。
「好き」を大事にしよう。