GODZILLA Another stage   作:GZL

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早速アンケート結果の中から怪獣を出します!
それと第2章突入です。


2章 結晶纏う青藍(せいらん)のゴジラ
第8話


地球全体が揺れているのではと思いほどの激震に全ての隊員が固まっていた。身体の全体像を見せたゴジラ・アースは上体を起こし天に向かって雄叫びを上げた。

 

「くっ…!全隊員緊急撤退だ!」

「いや…待て‼︎様子がおかしいぞ⁈」

 

マーティンの言う通り、ゴジラはワタルたちを一瞥はしたものの、すぐに視界から外して曇った空をひたすらに見上げていた。

そして、もう一度その尾を地面に叩きつけると、周囲の空間電位を上げていく。

 

「敵は僕たちじゃない!別の奴だ‼︎」

 

 

 

 

その頃、オラティオ号でも地球にいるゴジラ・アースは見えていた。その圧倒的な巨体に悪魔の叫び声に、カールも足を後ろへと退けてしまい程だった。

 

「なんだ?あのゴジラは…?」

「体高は…推定して300m…。そんな…あんな生物が、地球に…」

「いや、元々だろう」

 

ベルドが部下を連れて操縦室に入ってくる。

 

「元々とは…どういうことだ⁈」

「奴は我々が最初に戦いを挑んだゴジラだ。ワタルが殺したのはその亜種だったのだ」

「亜種…そんなバカな…」

 

カールが頭を抱えていると、不意に母船に警報音が鳴る。

 

「ゴジラ!こちらに向けて熱線を放とうとしています‼︎」

「なにっ⁈」

 

映像でも分かる通り、ゴジラは背びれに電気エネルギーを溜め始めている。しかし、そのチャージが異様な程長い気がした。

すると、更に悪い知らせが船内に響いた。

 

「船体の後ろから未確認物体が接近中!映像、出ます!」

 

画面に映ったのは白い結晶体のものだった。ぐるぐると回転しながらこっちに真っ直ぐと向かってきているのだ。

 

「アレを破壊は⁈」

「無理です‼︎真後ろからでは迎撃出来ません!」

 

どうしようか悩んでいると、不意に目の前が眩しくなるほどの閃光が乗員たちを襲った。それは、ゴジラから放たれた熱線だった。

だがそれを理解出来る者もいなかったし、理解する時間もなかった。ゴジラの熱線は船体の真ん中を貫き、奥から迫ってきている結晶体にぶち当たった。

オラティオ号は激しく爆発を起こし、そのまま宇宙の塵と化すのだった。

 

 

 

 

オラティオ号とのコンタクトが取れなくなったワタルはまさかと思った。ゴジラが狙っていたのは、ワタルたちではなくてオラティオ号だったのでは…と。それを裏付けるように曇り空でも分かるくらい、明るい爆炎が見えた。

 

「くそっ‼︎ゴジラめ…!」

「待つんだ!ゴジラがもう一度熱線を吐こうとしてる」

 

マーティンの言う通り、母船は跡形もなく吹き飛んだにも関わらず、ゴジラはもう一度口元にエネルギーを溜めている。

そこでワタルは上空から何か…赤く炎上しているものがあることに気付いた。

 

「なんだアレは?」

「大佐!今は早く撤退しよう!ここにいては巻き込まれる!」

 

ワタルはマーティンに無理矢理押されながらも、ひとまずフツアの人たちが住んでいる岩穴へと向かうのだった。

ゴジラは新たにエネルギーを溜め、今度は熱線ではなく、分子レベルで破壊する超振動波を放った。これで上空から降ってくる謎の物体を消し去れると、破壊の王は思ったことだろう。だが、それを撃ってもなお、結晶体は壊れることも速度を落とすこともない。

2発も連続で撃ったのに、傷1つ付いていないのだ。ゴジラは青き瞳を大きく見開きながらも、落ちてくる結晶体と激しく衝突するのだった。

ワタルや逃げている隊員たちにもゴジラと結晶体の衝突による衝撃波は飛んできた。凄まじい程の衝撃で遥か彼方へと飛ばされる者もいた。ワタルたちも例外ではなく、一旦は木に掴まったが、すぐに遠くへと飛ばされた。

 

「大佐‼︎」

 

マーティンの叫びも虚しく、ワタルはただただ遠くへとゴロゴロ転がっていく。目が回り、頭を何度も打ち、ワタルは吹き飛ばされている間に気を失ってしまった。

そして、1つの窪みの中に入ってしまう。

その時、カチッと気絶しているワタルの手が何かのボタンを押した。

このボタンは“アレ”が再び再起動し、その力を解放させるものだった。気絶したワタルの傍に人型が形成され、その口からはこう言葉が発された。

 

「我々に3度目のチャンスをくれるとは…君は、ハルオか?」

 

その声はワタルには聞こえていない。

 

 

 

 

リカは衝撃波から逃れて、数名の隊員と小高い丘の上で何が起きたのか確認していた。半径2kmは吹き飛んでいた。

ただ地面が直に見えており、金属質の木々もセルヴァムたちも跡形もなかった。粉塵が未だに立っているせいで、中心がよく見えていない。暫く眺めていると、クレーターの中心に2つの影が見えた。

1つはゴジラと考えて間違いないだろう。

ではもう一つ…ゴジラから少し距離を取って仁王立ちしているアレは何なのか…。誰しもが気になった。

そして、舞っていた粉塵を風が振り払い、ゴジラと会い見えている怪獣の姿が露わになった。

体高はゴジラより少し低い。額には黄色い星の形みたいな角が生えている。身体は黒を含んだ暗い青色。見た目からしてゴジラとなんら変わらないようにも見えたが、決定的に違うのが肩から聳える巨大な結晶だった。その結晶からはバチバチと電気が走っているのが見え、ゴジラと比較しても特徴が明らかに違った。

 

「奴は何?」

「ゴジラ…ですかね?」

「違うように見える」

 

ゴジラに似ていてゴジラでない…。

そんな怪獣が突然宇宙から降ってきたのだ。

ゴジラも青色の瞳で自分の前に立つ奴をジッと見ていたが、やがて威嚇するような咆哮を放ち、熱線を放つ準備に入った。

 

「伏せて‼︎」

 

リカはそう叫んだ。

あの熱線がどこに飛んでくるのか分かったものではないからだ。

相手はゴジラが何かしようとしているのにも関わらず、全く動きを見せなかった。勝負を諦めたのかとも思えたが、それはすぐに間違いだと気付かされる。

ゴジラは鼻先から熱線を放出した。だが、それはいとも簡単に跳ね返された。熱線は真っ直ぐ奴に向かっていくはずが、身体に当たる直前で上空からへと曲がって行ったのだ。

すると今度は奴が動き始めた。2つの巨大結晶に電撃を蓄え、それを口から放出した。ゴジラと同じように黄色い電撃熱線が飛んでくる。

ゴジラはそれをまともに受けて、3万トンはあろうというその巨大な身体を無理矢理後退させられていく。

 

「嘘でしょ⁈あのゴジラが、押されている?」

 

リカは本当に驚く他なかった。昔…人類はたった50mのゴジラを倒すことはおろか、稚拙な作戦で足止めする事しか出来なかったのに、奴はそれをいとも簡単にやってのけている。

奴は電撃熱線を止めて、相手に軽く威嚇するような声を上げる。

ゴジラも負け時と威嚇するが、その雄叫びに覇気はない。

それを感じ取ったのか、奴は肩の結晶を更に増幅させて、空中へと移動する。

空を浮遊したまま、先程の電撃熱線を何度も浴びせる。

ゴジラは以前として耐えてはいるが、長くは持たないだろう。

そして、奴は遂にゴジラの非対称性透過シールドをも破って、ゴジラの身体に直接、電撃熱線を食らわせた。

ゴジラは悲鳴に近い咆哮を上げながら、巨体を大地に倒した。

トドメを刺そうとした奴だったが、不意に電撃熱線の放出を停止させた。チラリと自らの肩の結晶を見て、奴はそのまま何処へと浮遊していった。

ゴジラも巨体を起こして、奴が飛んで行った方向に目を向けた。

その瞳には、リベンジに燃える炎がチラついているようにも見えた。

 

 

 

 

その頃奴は、元丹沢大関門からかなり離れた大地に着陸して、辺りを見回した。ゴツゴツとした大地が見え、奴からすればここでエネルギーを補充するには充分な場所だった。

奴は天に向かって吠える。すると、肩の結晶からまた別の結晶が出来、それらは地面に刺さる。まるで蟻地獄の形をした結晶体がいくつも出来て、そこに入ったセルヴァムは(たちま)ち飲み込まれていく。

奴は勝ち誇ったように、何度も天に吠え続けるのだった。

 

 

 

 

こうして…人類は再びゴジラ…そして更なる脅威である怪獣たちとの激しい死闘を繰り広げる。

これはまだ…その始まりだ。




まさか2日連続で執筆するとは思いませんでした。
よくよく考えたら、今回から出すスペースゴジラもかなりのチート能力持ってるけど、後の怪獣がなんかショボく見えてしまうかもしれない……。
そうならないよう頑張って行きたいと思います。

それとアンケートをもう一回します。
今回は読者がどの怪獣が好きか知りたいだけです。
上位であればあるほど、かなり強くしたり、執筆するときに詳しく書きたくなるかもしれません。

好きな怪獣は?

  • ゴジラ・アース
  • ギドラ
  • モスラ
  • メカゴジラ
  • デストロイア
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