マテリアルズ・ストラトスDetonationIF 「双翼の撃槍 ーウィングビートー 」   作:荒潮提督

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ダクソ3楽しいデス。

さて、今回から一気にクライマックスに向かって進んで行きます。

現れる黒幕、イリスの真実、ディアーチェ達の決断。


リリカルなのはDetonation編もラストスパート、リリカルマジカル頑張ります。


「黒幕、絆」

この世界のディアーチェ達と協力しユーリを止めたレヴィ。

下の川にユーリを抱き抱えたまま墜落したが何とか意識を失わずに持ち堪えてユーリを脇に抱えて水面に出た。

水面に出るとこの世界のディアーチェ達がいた。

 

 

 

「無事であったか」

「なんとかね。ユーリ、起きて」

「・・・ううん。ディアーチェ・・・?シュテル・・・レヴィ・・・!」

「とりあえず岸まで運ぼう。色々話したい事もあるだろうけど今は・・・!?伏せて!」

「なに!?」

 

 

 

何かの殺気を本能で感じ取ったレヴィはバルニフィカスをザンバーにして攻撃を防ぐ。

持ち前の怪力で襲撃者を押し飛ばしたレヴィ。

しかし先ほどのディアーチェの集束砲撃のダメージが響いたのか痛みで顔歪めるレヴィ。

襲撃者は驚いたようで、だが感心していた。

 

 

 

「ほう?その身体で動くか。完全に気配を消していた筈だが?」

「ハァッ・・・ハァッ・・・当たり前だろ・・・!自分の大切な人が傷つける奴から守る事の大切さをボクは知ってるからね・・・!というかお前は・・・!」

「しかし、もう動くのも辛いだろう!だから・・・暫く眠っていると良い!」

「しまっ・・・!?うわぁぁぁ!?」

「おい貴様!おのれマクスウェル!」

「次は君だよ!」

「ディアーチェ!」

「シュテル!?」

 

 

 

レヴィを吹き飛ばしディアーチェの後ろに回った襲撃者・・・マクスウェル所長の攻撃からディアーチェを庇い左腕を切断されるシュテル。

怒りに任せて斬りかかるこの世界のレヴィだが簡単にあしらわれ撃墜される。

再びディアーチェに攻撃しようとしたその時、1本の槍が割って入った。

ブチ切れて怒りの表情を浮かべる一夏だ。

どうやら近くに来たタイミングでシュテルの腕が切断されたシーンを見てしまったらしく完全に頭に血が上ってしまっていてイグナイトモジュールまで起動している。

 

 

 

「黒幕はやっぱりテメェか・・・惑星再生委員会所長、フィル・マクスウェル!!」

「ほう?私がなにをしたか分かったような口振りだね?キミと私は面識がない筈だが?」

『その疑問には俺が答えるぜ』

「キミは確か・・・」

『そうだ、お前が操ってくれた藤木遊矢だよ』

「洗いざらい全部喋ってくれたよ。お前がコイツに催眠をかけて操っていた事、なのはさん達を手駒にしようとしていた事もな」

 

 

 

そう、一夏は出発前に藤木遊矢に事情聴取を依頼していたのだ。

その結果がついさっき届き話を聞きながら向かっていたのだ。

もっとも藤木自身マクスウェルの名前を知らなかったのだが一夏が映像のスクリーンショットを見せるとコイツだと言った為判明したのである。

 

 

 

「ふむ、私と会ったという記憶は消しておくべきだったかな?」

「そんな事しなくてもこの人から話を聞けたさ」

『私の事は覚えているでしょうマクスウェル所長』

「キミは・・・大きくなったねあの頃とは見違えるほどに」

『あの日、何が起きたかアミタ経由で彼女に頼まれて急いで調べていました。そしたら貴方が何を計画していたのか、全て分かりました。貴方はイリスを、彼女を軍事兵器に仕立て上げようとしていたのですね。そして彼女自身を量産、さらにその量産した個体から無限に増えていく・・・貴方は何てことをしようとしているのですか!』

「ふっ、その計画は止められたがこの惑星、地球とユーリがあれば幾らでもやり直せる。それにイリスはいい手駒として動いてくれたよ。それには感謝しているさ。キミ達を倒し、私の計画を再び復活させる」

「させると思うか?テメェはユーリを、イリスを、惑星再生委員会のメンバーの思いを踏みちぎり、傷つけ命を奪った。さらにディアーチェ達まで・・・!許さねぇ!」

「来たまえ、キミも私の子供にしてあげよう!」

「うるせぇ気持ち悪い事言ってんじゃねぇぞ!この腐れド外道!」

 

 

 

ぶつかり合う一夏とマクスウェル。

一夏が黒幕であるマクスウェルと戦っている最中、イリスのアジトで向かい合うキリエ。

キリエから手渡されたタブレットで真実を見て、マクスウェルの会話を聴いたイリスは絶望した。

ユーリに復讐する為に動いて来たのにそれは全て嘘、マクスウェルの描いたシナリオだったのだ。

本当はユーリはマクスウェルの計画を止めようとしていただけ、彼が行った委員会メンバーの虐殺を止めようとして彼女も操られかけたがディアーチェ達により助けられて自らの能力で殺してしまったという事実。

そういえばユーリが何か言おうとしたのを遮ってしまいユーリと戦い、死んでしまったのだ。

 

 

「嘘よ・・・所長が私を利用してたなんて・・・私の復讐も全部嘘だなんて・・・」

「イリス・・・」

「っ!来ないで!」

 

 

近づこうとするキリエにランチャーを向けるイリス。

しかしイリス自身は撃ちたくないのかランチャーを左手で必死に抑えようとしており涙を流していた。

 

 

「私はアンタと初めて会った時から利用しようって考えてた!嘘をついて、騙して、また信用されたって思ってた!アンタなんか最初から私の復讐の為に利用し続けて来たのよ!」

「うん、それでもイリスは私の友達だよ。例え嘘だったとしてもイリスと一緒にいるのは、一緒にお話しするのは楽しかった。私はいつも、イリスに助けられて来た!」

「それが何よ!私はアンタを利用していただけ!道具としか見ていなかった!友達だなんて言われる筋合いはない!分かったならさっさと退きなさいよキリエェ!」

 

 

そう言いランチャーの引き金を引くイリス。

アジトであるタワーの壁が吹き飛び煙が上がる。

しかし、それだけの攻撃を受けてもキリエは立っていた。

傷だらけになっていたがシステム「オルタ」を起動しまっすぐイリスを見る。

大切な友達を助ける為に、マクスウェルの呪縛から解放する為に。

 

 

「だからって泣いている友達を見捨てられるわけないでしょ!弱虫の私はもうお終い、今度は私がイリスを助ける番だ!」

 

 

 

ところ変わって陸橋の上で戦う一夏とマクスウェル。

マクスウェルは銃剣を巧みに操り一夏を追い詰める。

だが一夏も負けてはいない。

自分の全てを出し切りマクスウェルに追従する。

 

 

「やるねキミも。ユーリか、それ以上だ」

「お前に褒められても嬉しくねぇよ・・・!」

「しかし、これ以上キミに付き合っているわけには行かなくてね。悪いが墜ちてくれたまえ。アクセラレイター・オルタ」

「な、消えた・・・!?ぐはっ!?」

「終わりだよ!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

突然視界から消えたマクスウェルに背後から強襲され下の川に叩きつけられる一夏。

トドメと言わんばかりに砲撃も撃ったマクスウェルはユーリを守ろうと立ちはだかったシュテルの腹に銃剣を突き立て、ディアーチェを吹き飛ばす。

そのままユーリを抱えて何処かに飛び去るマクスウェル。

必死に手を伸ばす一夏の思いも届かなかった。

ようやく救護に辿り着いたシャマルは医療スタッフにより回収された一夏達。

だが一夏とレヴィだけは応急処置を断りマクスウェルを追いかけようとしていた。

 

 

「行かなきゃ・・・!こんな所で立ち止まっている場合じゃないんだ・・・!」

「そうだよ・・・!ユーリ、泣いてた。もう家族を傷つけたくないって言ってた。違う世界だったとしてもユーリの涙は見たくないんだ!」

「それでもダメよ!傷を治さなきゃ!貴方達もディアーチェちゃん、も!」

「この程度、問題な・・・!っう!」

「やっぱり無理よ!休まないと!」

「・・・ディアーチェ」

「・・・アイツら」

「・・・シュテル、レヴィ」

「ええ、分かっていますとも」

「ボク達も覚悟を決めたよ」

「・・・あい分かった。汝等の命、我が預かる。おい、貴様達!」

「ディアーチェ?」

「王様?」

「こちらに来い、貴様らに頼みがある」

 

 

そう話すディアーチェに近づく一夏とレヴィ。

2人は嫌な予感がしていた。

まるで自分達の世界で起きたあの事件の時のような覚悟を決めた目をしていたからだ。

 

 

「王様、頼みって?」

「・・・悔しいが我らはもう限界だ。本来であれば我らで解決すべき問題、しかしシュテルもレヴィも重症、我も動けぬ。だから頼む、ユーリを、我らの主人を助けてくれ・・・!」

「・・・何言ってんだよディアーチェ。最初からそのつもりさ」

「ユーリを助けたいのはボクらだって一緒だしね」

「すまぬ・・・!我らの全てを託す。必ず助けてくれ!我らの大切な人を!」

「・・・レヴィ」

「うん、言わなくても分かるよ。やろう、イチカ」

「さんきゅ。ディアーチェ、任せとけ。泣いている子がいるなら最短で、最速で、真っ直ぐに、一直線に助ける。それが俺の「撃槍・ガングニール」だからな」

「ならば、我の手をとれ」

 

 

ディアーチェの手を取り、レヴィを介して残り2人とも手を繋ぐ一夏。

その瞬間、3人の身体が光だし姿が失われていく。

リンカーコアが無くなり元の猫の姿に戻る3匹。

しかし、その場には一夏しかいない。

ディアーチェ達3人のリンカーコア、そしてレヴィとユニゾンを果たし髪が伸びて先端が白くなり、バリアジャケットもディアーチェの物を改良した物になり、左腕にシュテルのブラストクローが装備され背中には3対6枚の蒼、朱、紫の羽展開される。

右手にはバルニフィカスを握り、左腕に3匹の猫を抱いた一夏がそこにいた。

その名は奇跡の形態、「トリニティ・ブラッド」。

 

 

 

「ありがとう、3人の思いと願い。そして精一杯の恩返しは必ず俺がユーリに伝えるから、だから、今はゆっくりと休んでくれ」

 

 

 

一夏はシャマルに猫を預け、飛んでいく。

ユーリの元へと。

彼女を助けるヒカリになるために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、マテリアルズ・ストラトス IF

 

 

 

 

 

「暁の祈り ー 3つの心が繋ぐヒカリ ー」

 

 

 

「ディアーチェ達から受け取った渾身の恩返しだ!受け取れぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!ユーリィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!」




遂に次回、作者が一番書きたかったシーンになります。


その為難産となる事が予想される為時間がかかると思います。


この作品を読んでくださっている皆様、もう暫くお待ち下さい。


作者はマテ娘読みながら頑張って書きます。
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