マテリアルズ・ストラトスDetonationIF 「双翼の撃槍 ーウィングビートー 」   作:荒潮提督

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最近BF4にまたハマりかけてます。


最終話「LAST SHOOTING」

漆黒の空間に浮かぶ衛星砲。

その周囲では白い流星が駆け巡る。

アクセラレイターを起動させた一夏である。

固有型イリスからの砲撃を避けながら両手のフォーミュラバスター、背中のフォーミュラキャノン、腰のフォーミュラヴェスバーを撃ちまくる。

 

 

「(チィッ・・・なんつー正確な砲撃だ。白騎士の予測が無かったら今頃墜ちてたぞ・・・)」

『次!2秒後に前方、来ます!』

「あいよ!」

 

 

白騎士が伝えた直後にブレーキを掛け進路を強引に変える。

刹那、自分が本来通る筈だったルートを蒼白いビームが駆けていく。

反撃とばかりに左腕のフォーミュラバスターを撃ち返す。

しかし、イリスもそれを避け再びランチャーを構えてこちらを撃つ。

 

 

 

「(クソッ・・・時間が無いって言うのに・・・!)白騎士!残りのSEは!?」

『残り30%・・・時間にしてタイムリミットまで残り3分あるかどうか・・・』

「了解・・・!」

 

 

連戦に加えユーリの永遠結晶からろくにエネルギーを補給せずにユニゾンを解除した為、残りのエネルギーが少ないのだ。

早く決めないと宇宙空間に放り出される事になる。

一夏は目を閉じ・・・覚悟を決めた。

 

 

 

「・・・白騎士、合図したら背中のスラスターとディフェンダー以外のパーツをパージしろ」

『正気ですか!?そんな事したらマスターが!?』

「一気に近づくにはコレしかない。・・・頼めるか?」

『・・・あーもう!分かりました!最後まで付き合いますよ!』

「助かる・・・行くぞ」

『はい!』

 

 

 

背中にディフェンダー2基をドッキング。

瞬間、一気に加速する。

アクセラレイターとイグニッションブーストの組み合わせ技である。

当然凄まじいGが一夏を襲うが構わずイリスへと突っ込む。

当然イリス側もランチャーを撃ちまくり弾幕を形成、迎撃する。

あと少し、あと少しで届くといったところで目の前に迫る砲撃。

瞬間、一夏は叫ぶ。

 

 

「白騎士!いまだ!」

『ブレスト、アーム、フロント、リア、サイド、レッグパーツパージ!』

 

 

パージと同時にウイングスラスターを前方に向けてスラスター全開で停止、目の前へと散らばる各パーツ。

散らばったパーツは砲撃から一夏を守る盾となる。

ビームに貫かれたパーツは爆発し煙で一夏を隠す。

イリスも倒したと思ったのかランチャーを下げた・・・しかし、次の瞬間ディフェンダーを展開してウイングスラスター全開でイリスへと突っ込む一夏。

反応が遅れるイリス、それを見逃すほど一夏は甘くない。

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおお!!」

「・・・っ!」

「撃たせるかよぉ!オラァッ!」

 

 

イリスのランチャーを破壊した一夏。

しかし、イリスは右手を手刀にして一夏に襲いかかる。

間一髪で避ける一夏、だがバリアジャケットの胸部分を切り裂かれてしまう。

その時、胸の間から何かが落ちてきた。

 

 

 

 

「アミタさん、貴女から預かったザッパー、使わせてもらいます!ハァァァァァッ!」

「っ!?」

「撃ち抜けぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 

待機モードのヴァリアントザッパーを掴み、ハンドガン形態にしてイリスの胸部にねじ込む。

ありったけの魔力を込めてトリガーを引く。

その一撃はイリスの身体を容易く貫き、衛星砲の中心部を撃ち抜いた。

衛星砲は小規模な爆発を繰り返し、破壊された。

一夏と白騎士は至近距離では無いものの爆風を受けてしまい吹き飛ばされる。

 

 

 

「ハァッ・・・ハァッ・・・白騎士、セイバーハート。状況と状態報告」

『スラスターが先程の爆発で損傷、使用不可です』

『ディフェンダーとヴァリアントザッパーも同様、ザッパーは砕け散っちゃったしディフェンダーも衛星砲の破片から守るのに使っちゃったから大破』

「そうか・・・救難信号出してくれ。それまでは・・・!?」

 

 

一夏が指示を出したその時、後ろから何かが羽交い締めにしてきた。

倒した筈のイリスだった。

頭部の一部が破壊され中身が見えており怪しく点滅し警告音のような物が耳元から聞こえている。

段々と早くなる警告音に一夏はイリスが何をしようとしているのか察した。

振り解こうとするが余りにも強い力で押さえ込まれてしまい振り解く事が出来ない。

イリスが光出した瞬間、一夏はレヴィの事が脳裏に浮かんだが続く爆発で目の前が真っ白になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・イチカ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・スター!マスター!聞こえてますか!?生きてますか!?』

「うぅっ・・・し、しろ・・・き・・・し・・・?セイバーハート・・・?」

『よかっt・・・iしkiはまだありますne・・・』

『爆発の直前、何とか残ったスラスター部のパージは間に合いましたが・・・セイバーハートがマスターを守る為に・・・』

『Waたしはダイじょうbu・・・まスターsaえマもれreば・・・』

「すまねぇ・・・あれ・・・?右腕の感覚が・・・?それに右側が見えねぇ・・・?」

 

 

 

一夏が右腕を見るとそこには肘から先が無い右腕があった。

左腕で左目を隠すと何も見えない、目は開けていた筈なのに。

よく見るとバリアジャケットが破れたりして破損した部分のみに傷があった。

胸のX字型の古傷にも破片が刺さっていたがよく見ると心臓がある部分には傷一つない。

 

 

『何とかそこだけシールドエネルギーを集中させて守りました・・・』

『けドもu生meイ維持shiかでキなさsoう・・・』

「いや、十分だ・・・。まだ希望はあるからな・・・。ほら、聞こえてきただろ?俺の最愛である彼女の声が・・・」

 

 

 

目を地球側に向けると水色の光がこちらに向かって来ていた。

そして聞こえてくる。

最愛の人の声が。

 

 

 

「イチカァァァァァァァァァァァァァ!!!」

「何とか、帰れそうだな」

『ええ、そうですね』

 

 

 

 

 

 

 

次回、マテリアルズ・ストラトスIF

 

 

 

エピローグ




この作品も次回完結。

色々お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
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