黒い龍は幻想で笑う   作:青い灰

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投稿めっちゃ遅れました。
申し訳ありません。



終章 第3話「追う者たち」

 

博麗神社に、異変解決組の魔法使いと巫女、

博麗の祭神、茶屋の元巫女、

そして、龍神が集結していた。

 

 

「嫌よ、めんどくさい」

 

 

その言葉が、博麗神社で言い放たれた巫女の答え。

魔理沙はその言葉に驚愕する。

その他の者たちも目を見開く。

 

 

「またそれかよ!?

  急がないと幻想郷が大変なんだぞ!」

 

「知らないわよ、あと魔理沙」

 

「な、何だよ」

 

「私は朧を止めるのは無理だって言ったの。

 幻想郷の異常気象は知らないけど、この暴れる

 妖獣たちを排除しないといけないでしょうが」

 

 

霊夢が渋々と立ちあげって言った

その言葉に魔理沙は何とも言えない顔になる。

シンギョクが横の霊花に話しかける。

 

 

「霊花、どうしますの?」

 

「………ちょっと待って。

  今、頭の中を整理してるから」

 

「取り敢えず、兄様の家に行きませんか?

 先程言ったように、あそこから

 この黒い雲が発生していると思われますから」

 

「そうよ、まずはこの雲から。

 洗濯物が乾かないじゃないの。面倒な知恵なしの

 妖怪たちもこれに凶暴化されてんでしょ?」

 

 

霊夢が翡翠に同意する。

全員の意見が一致したようで、

朧の家………無縁塚付近へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「吹雪いて来たな………」

 

 

魔理沙が呟く。

幻想郷の急激な気温の低下は、

なんと吹雪を引き起こす程になっていた。

 

魔理沙の隣で空を飛ぶ者たちも防寒をして、

寒さを凌いでいる。

 

そして、そこに辿り着く。

 

 

「…………なに、これ」

 

 

霊花が、全員の気持ちを代弁する。

家は瓦礫となり、崩れ落ちていた。

 

 

「──っ、誰か倒れています!」

 

 

翡翠が叫び、家の側へ向かう。

そこには、倒れている瑠璃とお影の姿が。

身体は傷と血にまみれ、着物も破れている。

 

意識が、ない。

 

脈を翡翠が確認する。

 

 

「生きては、います。

 ですが、すぐに応急処置をしないと」

 

「部屋の一室が無事のようですわ、

  2人はそこに運びましょう」

 

 

シンギョクが確認を終えたようで、

霊花は二人を抱えて部屋へ向かう。

 

そこは、誰も、見たことがない部屋だった。

 

 

「………朧の、部屋か?」

 

 

魔理沙が言う。

部屋の奥、誰も入ったことがない筈の部屋。

そこには、積み上げられた数々の本があった。

それこそ、本棚が殆ど、他は家具が一切ない。

まるで、書斎のような部屋。

 

二人を畳に寝かせ、シンギョク、霊夢、魔理沙が

寝具を探しに瓦礫を漁りに行く。

翡翠が二人に手をかざし、光を当てる。

すると傷が塞がっていった。

 

 

「霊花、この部屋の本ですが……」

 

「一貫性、でしょ?

 よく見たら分かるけど………死者蘇生、よね。

 それも、身体も魂もない状態からのもの」

 

「死者蘇生………

  兄様の目的には、そんなものは……?」

 

 

翡翠は眉を寄せる。

身体も、魂もない状態からの死者蘇生。

それはもう蘇生ではなく、生成。

そして、世界の禁忌で………

 

 

「まさか………いえ、そんな、馬鹿な。

  有り得ない、有り得ては………」

 

「翡翠?どうしたの?」

 

「…………霊花さん、もしかしたら、兄は……」

 

 

轟音が鳴り響く。

 

二人は驚き、部屋から出る。

部屋のすぐ左、黒い何かが噴き上がっていた。

 

 

「「!?」」

 

 

二人は外に出る。

黒い雲が噴き出し、地面が割れていた。

 

 

「な、何事!?」

 

「行きましょう!」

 

 

2人は外に出る。

瞬間────何かに、背中を引っ張られた。

 

 

「暴れないでちょうだいな!」

 

「紫!?」

 

「気をつけて!来るわよ!」

 

 

一度スキマに引きずり込まれ、

そして外に出る。

そこには、巨大な化物がいた。

封印されていた大妖怪たちをも凌駕するような

凄まじい妖力に、その場にいた全員が息を飲む。

 

 

「■■■■■■■!!!!」

 

「こいつは………まさか……!?」

 

 

霊花が驚愕の声と共に目を見開く。

シンギョク、紫、翡翠も苦い顔を見せる。

 

 

「紫、コイツ何なのよ!?」

 

「〝大嶽丸〟!!

 全ての鬼の原点、厄災の尖兵よ!!」

 

 

鬼神の咆哮が、空に響き渡る。

 

 

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