オリキャラ二人が登場!
「なぁ朧、お前の家って
一体どこにあるんだ?」
魔理沙の修行が決定したあと、朧が
紅魔館を後にする事が分かり、ものすごい
渋られた結果、また来るという条件を
付けて紅魔館を出られたのだった。
フランの目をウルウルさせながらの
上目遣いを反則だと朧は思う。
「無縁塚って知ってるか?」
「あぁ、でもあの辺りって
家はなかったはずだぜ?」
「色々払う結界を張ってるからな」
現在、朧と魔理沙は無縁塚へ向かって空を
飛んでいる。
「色々?」
「人、妖怪、神まで払う結界だよ。
張ってるのは俺の式だけどな」
「朧にも式がいたんだな」
「あぁ、優秀な奴らだよ」
その話をした頃、朧が空中で止まる。
「ここだ。ちょっと待ってくれ」
「…?ここに結界があるのか?」
「あぁ、よっと」
朧は地面に降り、霊力を空に向かって放った。
魔理沙には、朧が何をしているのか
分からなかったがーー
「うおっ!?」
少女らしからぬ声を上げた魔理沙の
目の前には、大きめの屋敷があった。
「急に出てきたな…つーか
家って言うか、屋敷だろこれ」
「…返す言葉もないよ」
朧も苦笑いを返す。
すると彼と魔理沙の前に一人の少女ーー
否、深い青毛の妖狐が現れる。
「おう、主はん。お帰り~」
「あぁ、今戻ったよ。瑠璃(るり)、
わざわざ出迎えてくれたのか?」
「そうや、何処かの誰かが
勝手にどっか行ってな?心配して
探しに行こう思うたら、という訳や」
「うっ…悪かったよ、今日の晩、
油揚げ料理を作ってやるから許してくれ」
「その程度で許すと思うとるん?」
「…要求は何だ」
「今度、うちの尻尾9本、
全部手入れしてもらうで~♪」
瑠璃と呼ばれた狐。
魔理沙は瑠璃の毛を興味深げに見つめる。
「へぇ~青毛の狐なんて初めて見るぜ」
「そらそうや、青いのはうちだけや」
「仕方ない、二人とも、行くぞ?」
「あ、主はん。今、リアはんが家におるで」
「…また勝手に入り込んだのか、
ーーーあの腹ペコ魔女め」
朧は、魔理沙も見たことがあるリボンを
懐から取り出し、スキマを開き手を入れる。
すると、「んー!?」という声を
魔理沙は聞き、朧は手をスキマから
手を引き抜いた。
スキマから出てきて地面に
叩きつけられたのは、白髪の少女、
というか童女だった。
「いったぁー…」
「おい、リア。お前また
勝手に家の菓子を食ったな?」
「うん?ヤバい逃げよーー」「逃がすか」
朧が童女ーーリアの服を後ろから掴み上げると
腕が紫色に光る。
「んほぉぅ!?まッ魔力がぁぁぁー…」
「相変わらずやねぇー」
「はぁ…魔理沙、残念だがこいつが
お前に魔法を教える駄魔女だ」
「お、おう…」
「ざっ、残念とは何ですかぁぁぁー
魔力がぁぁぁー…」
白髪の残念童女魔女、
リアが気を失う。
それを見て魔理沙は、割と本気で
自分が強くなれるのか心配したのだった。
関西弁の青狐、瑠璃と
腹ペコ駄魔女、リアの登場でした。
次回、「朧の家」です。