えーき様のお説教は読み飛ばし可ですよー。
「ねぇ、貴方はお団子嫌いかしら」
唐突に、そんな事を聞かれた。
「いや、実は甘い物が好物でな。
ここのみたらし団子は本当に好きなんだ」
懐かしい、それでいて鮮明な、記憶。
「そうなんだ、私も大好き
なのよね!ねぇ、貴方、名前は?」
「俺は朧、お前は?」
「私はね、
博麗ーーー」
「……夢か」
朧は、目を覚まし腹の上で寝ている
魔理沙に目を向ける。
場所は朧の家の縁側。
確か、昼飯を終えて茶を飲んでいたはずだ。
皆寝てしまったようで、
朧は柱に寄りかかり、
魔理沙は自分の腹の上で、
瑠璃は小さな青狐の姿で座布団の上、
リアは…地面に落ちていた。
「…人里に行かないとな」
朧は魔理沙を起こす。
「んー?」
「魔理沙、少し出掛けて来る。
どいてもらっていいか?」
「んあぁ、悪かったぜ
でもなんか凄い寝心地が良かったなー」
「ふぁぁっ、どしたん二人共?」
狐の姿の瑠璃が目を覚ます。
「悪い、起こしたか?」
「んーん、大丈夫やで。
主はん、出掛けるん?」
「あぁ、人里に食糧を買いにな」
「そんなら、うちも行くわ」
「分かった、魔理沙はどうする?」
「私は博麗神社に行くぜ。
霊夢に呼ばれてるからな」
「それじゃ行くか」
リアは放置されたまま朧と瑠璃は
人里に向かった。
「人里に来るのも久しぶりだなぁ」
「主はんはそうやったねぇ、
うちはちょこちょこ来とるんよ」
瑠璃はたびたび家にやって来る客や、
食事の為に人里にやって来ていた。
その為、妖怪の姿でも大丈夫だった。
「む、朧!?朧じゃないか!」
「ん?うおっ!?」
「なぁっ!?藍!?主はんから放れろや!!」
八百屋に向かっていた朧は、声と共に
九尾の狐ーー藍に正面から抱きつかれた。
それを見て瑠璃は敵意を丸出しに
藍を引き剥がす。
「この淫狐!まだ生きとったんか!」
「なんだと!?貴様こそまだ
くたばっていなかったとはな!」
「二人共落ち着け」
朧が二人を落ち着けるが意味はなく、
周囲の人々も掴み合う二人に目を向けるが
掴み合い激しい争いを繰り広げる妖怪の様子を
見て青ざめながら逃げていった。
するとーーー
「そこまでです」
朧に救世主が現れ、
バシッ、とそんな音が辺りに響いた。
「いっ!?」 「あたっ!?」
「一体人里の真ん中で
何をやっているのですか?」
「助かったよ、映姫」
「!? べっ、別に貴方の為に
止めた訳ではありません!この二人が
騒がしかったから止めたのです!///」
「あぁ、それでも結果的に
助かったからな。ありがとう、映姫」
映姫は顔を真っ赤に染める。
「ッ!///」
「どうした?」
「コホン、何でもありません。
しかし、問題はそこの二人です」
「「ひいっ!?」」
落ち着いた映姫が二人を睨む。
「まず藍さんですが貴女は礼儀を知っています
よねさらに貴女はこの幻想郷の管理者八雲紫
の式ですこの幻想郷の管理者の式とあろうも
のが久しぶりに会う人に興奮するのは分かり
ますが抱きつくのは有り得ません次に瑠璃さ
んですが貴女も悪いです貴女は朧さんの式で
すよね朧さんが式を自由にさせているのも知
っていますが道の真ん中で罵声を飛ばしさら
に掴みかかるのは自由にも程があるとは思い
ませんでしたか最後に二人に言いたいのです
が貴女達は式という事を覚えていますよね式
というのは主を助ける者ですその二人が主の
顔に泥を塗るような事をしてはいけませんよ
ねどうでしょうか二人共」
「本当にすいませんでした」
閻魔様の説教が瑠璃と藍に
襲い掛かったのだった。
えーき様登場です。
次回、「小町と朧思い出の団子屋」
気分転換に別の作品を書いてみようと
考えています。
それと
感想、誤字、どちらも受け付けております。
ですが、この作品を否定するような言葉は
お辞めください。心が折れます。