黒い龍は幻想で笑う   作:青い灰

23 / 105
  もう20話か……

  !? UA4500!?
  皆さんありがとうございます。


20話

  勝負は、拮抗していた。

  いやむしろ相手はまだ余裕がある。

 

 

  「はぁっ、はぁっ、不味いわね……」

 

  「くそ、攻撃が激し過ぎるぞ…」

 

 

  霊夢と魔理沙は息が上がっていた。

  それもそうだ。戦いが始まって既に

  三時間が経過していた。

 

 

  「フフッ、何だか調子がすごくいいわぁ♪」

 

  「くっそ、魔力がそろそろ不味いぜ…」

 

  「……奇遇ね、私もよ」

 

  「……私たち詰んでねぇか?」

 

  「…」

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  朧が飛翔し、冥界に突入する少し前、

  朧は追いかけてきた瑠璃と、霊花、紫と

  会った。

 

  霊花は、冬に飽きたらしく、

  瑠璃は、何か嫌な予感がすると、

  紫は、霊夢たちが危険な事を伝えに来た

  ということだった。

 

 

  「瑠璃、その嫌な予感当たってるぞ」

 

  「西行妖の妖力……

    十中八九、幽々子でしょうね」

 

  「やったらやばいで、春度が

   集まったのなら、最悪、幻想郷が終わるで」

 

  

  西行妖、元々は冥界の深部に自生する、

  生物全てを死に誘う、化物桜である。

 

  そして、西行寺家の一族を死に誘い続け、

  西行妖はとんでもない妖力を

  手にしてしまった。

 

  それは、紫に匹敵するほどだった。

 

 

  「私が、幽々子を止められていたら……」

 

  「お前のせいではないよ、

   紫、今回ばかりは嫌でも協力するぞ」

 

  「主はんがこう言うとるんや、

    うちも協力させてもらうで」

 

  「私もやらせてもらうわ。

     元、博麗の巫女としてね」

 

  「……! ありがとう、四人共」

 

 

  幻想郷最強の二人と、その式、

  幻想の管理者が、冥界に突入した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「! 妖夢!起きなさい!」

 

  「うぅ……、みょん!?ゆっ、紫様!?」

 

  「何だ、みょんて」

 

  「幽々子が…皆が危険よ、手伝って」

 

  「は、はい?」

 

  

  銀髪の少女を連れて、朧たちは冥界の

  屋敷、白玉楼へ向かう。

 

 

  「これで終わりね、おやすみなさい♪」

 

  「瑠璃!!」

 

  「了解や主はん!六重結界!!」

 

  

  幽々子の攻撃が、結界に防がれる。

 

 

  「あら、朧?」

 

  「! これは……」

 

 

  朧は気付く。

  幽々子は、操られていた。

  西行妖から凄まじい妖力が幽々子に

  流れ込んでいる。

  そしてここで、西行妖が、動く。

 

 

  「きゃっ!?」

  

  「なんだこれっ!?」

 

  「くっ!?」

 

  「紫! 霊夢たちが死に誘われた!

   自我の境界を弄って止めろ!!」

 

  「分かったわ!」

 

 

  自ら首を締め出す霊夢、魔理沙、妖夢に

  紫が対応する。

 

 

  「フフッ、今なら

   あなたたちも倒せる気がするわ~♪」

 

  「霊花!幽々子を止めろ!!

      西行妖は俺が潰す!」

 

  「了解よ!」

 

 

  霊花が体に光を纏って飛び上がる。

 

 

  「瑠璃!紫たちを守れ!」

 

  「了解や!」

 

 

  瑠璃が再び結界を張り巡らせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

  「さて、西行妖、お前に意志が

     あるのかどうかは知らんが……」

 

 

  西行妖が、朧へと鋭く尖った枝を伸ばす。

 

 

  「その行動……意志があるって事だよな?」

 

 

  朧に近付いた枝が一瞬で切り裂かれる。

 

 

  「幽々子は友達なんだよ、これは、昔、

    彼女を守れなかった俺なりの贖罪だ」

 

 

  朧は、静かに…怒る。

 

 

  「竜の逆鱗に触れたらどうなるか、教えてやる」

 

 





  朧さん怒りモードです。

  次回、「竜の逆鱗」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。