黒い龍は幻想で笑う   作:青い灰

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  25話、宴会の始まりです。
 
  貪食ドラゴン倒しました。
  呪術の火を強化してから
  クラーナさんに会いに行きます。

  そういえば何故にダクソの
  途中経過を前書きに書いてるんだっけ?


25話

  「これで全員いるか?」

 

  「そうみたいね」

 

  「…紫か、家の中にいたのか」

 

  「あれ?もしかして私忘れられてた!?」

 

 

  畳張の大広間には予定の時間より前にも

  来ていた者もいる。

  文、幽香、紫、藍と橙、アリス等。

 

  鬼神のレン、天魔の天津がいるので、

  勇儀に萃香、椛の三人も来ている。

 

  そして地底と地上の関わりを断ったという

  条約は一体どこへ行ったのだろうか。

 

 

  「…まずレンと天津が来ている時点で

     地底と天狗の里は大丈夫なのか?」

 

  「大丈夫だよ朧ぉ~

    勇儀と萃香には言ったからぁ~」

 

  「二人共来てんじゃねぇか、

   そしてまだ酔ってるよな、お前」

 

  「私は止められたので排除してきました」

 

  「武力行使するなよ…」

 

  

  レンは何時もの事なのでともかく、

  天津はかなり予想外である。

 

  大人しい筈の彼女が一体どうしたのだろうか。

 

 

  「すみません、私は

    止めたのですが、どうしてもと…」

 

  「椛、お前は悪くない」

 

  「大丈夫ですよ、止めてきた

   全員に仕事を押し付けただけですので」

 

  「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「ともあれ、誰が仕切るか決めるぞ」

 

  

  朧がそう言った瞬間、全員に「は?」

  と言うような視線を向ける。

 

  

  「何言ってるんだぜ?」

 

  「朧が仕切るんでしょ?」

 

  「……分かった」

 

 

  全員に視線を送られ、朧は渋々了承する。

  慣れていない。

 

 

  「あー、何だ、

   とりあえず、皆よく集まってくれた。

 

   久しぶりの奴も居れば、異変なんかで

   初めて顔を合わせた奴も居る。

 

   二つの異変の解決、そして

   この幻想郷での出会いにーー乾杯!!」

 

  

  「「「「かんぱーい!!!!!」」」」

 

 

 

  こうして、騒がしい宴会が始まった。  

 

 

  「慣れない……」

 

  「主はん、かなり良かったと思うで?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「朧!どうだ?私の愛情がこもった油揚げは?」

 

  「アホ!それうちが作ったんや!」

 

  「何だと!?それは私が作った筈だ!」

 

  「旨いから二人共落ち着け」

 

  「おやおや?

   これはこれはすくーぷですねぇ~」

 

  「「黙れ(や)!!」」

 

  「酷っ!?」

 

 

 

 

  

  「ねぇねぇ魔理沙-!それ何ー?」

 

  「ん?箸だよ、知らないのか?」

 

  「ハシ?それで食べるの?」

 

  「およ?吸血鬼ですか?

   久しぶりに見ましたねー!」

 

  「貴女が魔理沙の師匠かしら?」

 

  「そうですよ?あれ、あなた

   もしかしてヴラドさんの

   所の娘さんじゃないですかね?」

 

  「ぶはっ!?」

 

  「お姉様!?」

 

 

  

 

  

  「あら、もう無くなっちゃったの?

   妖夢、おかわり~!」

 

  「幽々子様早いですよ!?」

 

  「少しお待ち下さいね、どうぞ」

 

  「あら、ありがとう~」

 

  「咲夜さんも早っ!?」

 

  「ふふっ」

 

 

 

  

 

  「おー!あんた達人間の癖によく飲むね!」

 

  「あら、勇儀に萃香じゃない?久しぶりー」

 

  「霊花!?あんた生きてたのかい?」

 

  「フフフ、久しぶりに飲み比べでもする?」

 

  「今度こそ酔い潰してやるか!やるよ勇儀!」

 

  

  

 

  

 

  「ありぃ?幽香~!もっと飲みなよぉ~///」

 

  「もう…無理……」

 

  「だらしないねぇ~、

    霊夢だっけ?あんたすごいねー///」

 

  「あんたは飲み過ぎよ…」

 

  「紫も潰れたからねぇ~

   もっと酒出して欲しかったなー///」

 

  「きゅー……」

 

  「紫しゃま!?」

 

 

 

  

  「お影さ~ん!

   私の仕事が多いんですよぉ……」

 

  「はいはい、何時もお疲れ様です天津さん」

 

  「私も今度から手伝いますから

     天魔様、泣かないで下さい!?」

 

  「あははっ、たいへーん!」

 

  「常闇ぃ!!貴女にも手伝わせますよ!!」

 

  「嫌でーす!あははっ」

 

 

 

  

  「あら、久しぶりねアリス」

 

  「お久しぶりですー」

 

  「ええ、久しぶりパチュリー、小悪魔」

 

  「貴女もお酒飲まないの?」

 

  「実は酒に弱いのよ、匂いも結構キツくて」

 

  「じゃあ縁側で話でもどう?」

 

  「そうね、そうしましょうか」

 

 

 

 

  

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  数時間後、

  瑠璃と藍を酒で潰してきた朧は

  屋根の上に座り、星空を眺めていた。

 

  既にアリスとパチュリーも

  縁側には居なかった。

 

 

  「……お前とも随分久しぶりだな」

 

 

  その言葉に、朧の横の少女は微笑む。

 

 

  「300年ですもん、

   会いたくて来てしまいました」

 

  「……変わらないな、

   お前もまた勝手に出てきたんだろう」

 

  「ええ、でも天魔と違って

   仕事は終わらせましたよ?褒めて下さい」

 

  「はいはい、よくやった」

 

  「むぅ、何か釈然としませんね……」

 

 

  適当に返す朧に、少女は頬を膨らませる。

 

 

  「でも、良かったですね」

 

  「何がだ?」

 

  「霊花さんですよ」

 

  「…煩いのが帰ってきたな」

 

  「…はぁ、まぁ、彼女については

    何故あぁなったか私も調べたんです」

 

  

  ため息をつく少女は、顔を険しくする。

 

 

  「で?どうだったんだ」

 

  「……封印が、解けかけています。

     三年後には、解けるかと思います」

 

  「!!」

 

  「しかし、今度は犠牲は出しません。

   秘策を用意したので、二日程刀を借ります」

 

  「…分かった」

 

  「それと、一応気を付けて下さい。

       もう一つの封印も危険です」

 

  「大妖怪、か」

 

  「そちらは一年、持たない位です」

 

  「異変解決者達をぶつけるのも、

   また一興……か」

 

 

  話題を完全に変えようとした朧に、

  少女は尋ねる。

 

 

  「まだ、あの方の事を…

     思って居るのですか?」

 

  「……………この黒がその証、

 

        そして俺の、罪だから」

 

  「……」

 

  「忘れられない、忘れることなど出来ない」

 

 

  罪は、消えない。

  それ故に、彼は黒を背負い続ける。

 

 

  「奴は……俺が殺す」

 

  「…私にも少しは背負わせて下さい、兄様」

 

  「ありがとう、ごめんな、

   こんな兄で。ーーー翡翠(ひすい)」

 

  「いえ……兄様だからこそ、

    私は妹で居られるのです」

 

  「そうか……ありがとな」

 

  「では、私は行きます。お休みなさい」

 

  「あぁ、お休み」

 

 

  龍神である彼女はかなり多忙だ。

  刀を預けると、翡翠は消えてしまう。

 

  朧は、星を、否、その上……天上を見上げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「師匠……俺は…必ず……っ!」

 

 

  一人、涙を流す龍の言葉は、

  静かに空に消えていった。

 




  はい、
  朧の妹、名前の通り翡翠色の髪をした龍神、
  翡翠様の登場です。

  謎を増やしました。
  黒とは、朧の罪とは?
  物語の加速は既に始まっています
  (大きな進展があるとは言ってない)。

  次回、「オリキャラ紹介2」です。

  ドラクエは少し凍結します。
  申し訳ありません。勇者君に斬られるなこれ。
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