UA10000突破ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
皆さんこんな駄文を読んで下さり
ありがとうございます!
これからも黒い龍をよろしくお願いします!
キノコパンチ強ッ!!
体力半分削られて、落下死!
(深夜テンション)
「幽香、いるか?」
「あら、朧じゃない。
朝からどうしたの?」
「……少し、聞きたいことがあってな」
「そう、良いわよ。上がっていって」
「ありがとう」
秋もそろそろ終わる頃、
早朝に、朧は幽香の元を訪れた。
「はい、ハーブティーよ」
「すまないな、本題に入るが……」
「ええ、花言葉でも聞きに来たの?」
「……クハハ、お見通しか?」
「あら、当たったのね。
何の花を探してるのかしら?」
朧は、ハーブティーを口に含み、
飲み込む。
一息おいて、少し笑い、問う。
「謝罪をする為の花、それと、
死者への弔いの花とか、あるか?」
「!?」
「驚かせたか?かなり昔の奴だよ」
当たり前だ。幽香は目を見開く。
彼が、誰かを死なせたなど、
考えられないから。
「……ごめんなさい、取り乱したわ。
貴方が弔いなんて考えなかったから」
「俺にも守りたくても
守れなかったものがあるということだ」
「……失言ね、質問の答えだけど、あるわ」
「そうか、何の花だ?」
「謝罪は、季節が違うけど紫のヒヤシンス、
弔いは、白い菊よ」
白菊の花言葉は、
"ご冥福をお祈りします"。
紫のヒヤシンスは
"許してください"。
「成る程、それを頂けないか?」
「良いわ、だけど一本じゃ寂しいわね、
何本か持って行って良いわよ」
「そうか、ありがとう。なら、
白菊を幾つかと、紅色の菊を、
ヒヤシンスは、紫と……青を頂けるか」
「そう、タダにしてあげるわ」
朧は花を受け取り、出口へと向かう。
「もう行くの?」
「ああ、ありがとう幽香、助かった」
「ううん。気をつけて」
朧は微笑み、丘から飛ぶ。
まだ暗い大空へと向かって。
「紅色の菊に青いヒヤシンス……ね」
「龍の直感か、
それとも知っていてなのか……」
幽香は、知ることはない。
朧は、丘から飛び、
雲を抜けて天界へとたどり着く。
天界は、竜の住んでいた竜界への
入口が存在する。
朧は無言で、飛翔した。
「………着いたか」
朧は、天界を抜けて、竜界へと到着する。
竜界は、廃墟だった。
ボロボロの苔むした廃墟が建ち並び、
生物の気配は全く無い。
「変わらないな、
いや、変わる訳が、ないか」
朧は廃墟地帯を徒歩で移動する。
竜界は、幻想郷と同じような、
鬱蒼とした森も、流れる川も、
大きな山も存在する。
只々、生命の存在が無い。
無機質な、死の世界。
朧は、廃墟地帯を抜け、広場に到着する。
広場には、水場があり、腰掛けがあり、
そして、大量の骨が存在した。
竜の、骨。頭蓋骨、肋骨、背骨、
骨、骨、骨が、山のようにそびえていた。
「何度来ても、慣れないもんだな」
朧は、その骸の山を迂回して、
さらに奥地へと進んで行く。
骸の山を進み、朧は廃墟の町を出る。
その先には大きな森があり、
朧はその森を進む。
森を数分進み、朧は木の生えていない
広場へとたどり着く。
「………ふぅ」
朧は息を吐き、そして右腕に霊力を
纏わせ、そしてその腕を横へ薙ぐ。
すると、広場の空間が光り、
小さな家が現れる。
「こうやって隠す意味も、無いのにな」
朧は呟き、家へと入る。
家の中は、テーブル、椅子、洗面台等
があり、生活感があった。そして、
奥には畳まれた3つの布団があった。
その全てに埃が積もっていた。
「………」
朧は、家の床扉を開け、中へと入る。
床扉の先は、月夜のように薄暗く、
広い、広い平原が広がっていた。
平原は森に囲まれ、朧の脛辺りまでの
草が生えており、外と同様、小川も
音を立てて流れていた。
朧は無表情で、その空間を進む。
平原の真ん中には、墓があった。
墓には、こう、刻まれていた。
--------椿、此処に永久に眠る
どうか安らかに---------
朧は、その墓に花束を添える。
そして、墓の傍においてある柄杓を使い、
小川から水を汲み、墓へ流す。
「……一年、戻って来なくて悪かった」
墓に語りかけ、朧は墓の前に腰を下ろす。
「紫の幻想郷が楽しくてな、
貴女が居れば、そんなことを考えてしまう」
「それとも貴女は、俺を恨んでいるか?」
「………貴女だけは、救いたかった」
「俺は……無力だ」
朧は、立ち上がり、頭を下げる。
そして、頭を上げる。
「だが、師匠、貴女を………想い続けよう」
紅色の菊と、青のヒヤシンスが風に揺れ、
朧はその場から姿を消した。
朧の謎に迫る回でした。
次回、番外編「外の世界へ行こう」
まんまです。