黒い龍は幻想で笑う   作:青い灰

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  43話ですね。

  38話を誤字修正しました。
  報告してくれた方、細かい所まで
  見て下さり、ありがとうございます。

  ギャグ回みたいになりました。



43話

  

  「ふふふ、流石は朧ですね」

 

  「そうだねぇ、朧の声は

    何回聞いても安心するよ」

 

  「彼の凄いところですね」

 

  

  びちゃっ、と音が続くなか、

  二人はそれぞれの得物を構え、霧の中を進む。

 

  誘導しているのだ。

  万が一、びしゃがつくが人里へ

  向かうことがあれば大変な事になる。

 

  ぶっちゃけ、二人とも人間の事など

  どうでもいいのだが、霊花や、

  朧が人間との交流をしているから

  守っているだけだ。

 

 

  「この辺で良いんじゃない?」

 

  「そうですね、戦闘開始といきましょうか」

 

 

  そう言うと、二人は振り向き、

  まずはレンが霧を消し飛ばす。

  続いて天津がびしゃがつくの攻撃を弾く。

 

 

  「びしゃぁぁぁッ!!」

 

  「久しぶりだねぇ、びしゃがつく!」

 

  「ええ、レン下がってても良いですよ?」

 

 

  珍しく天津がレンを挑発する。

  かなりやる気のようだ。

 

 

  「やだねっ!!」

 

  「ふふ、そうですかっ!!」

 

  

  二人が飛び出し、びしゃがつくに

  攻撃を始める。

 

 

  「びしゃぁぁッ!」

 

  「そらぁッ!!」

 

 

  びしゃがつくの触手による攻撃を

  避け、時には大鉈で斬り落とし、

  レンが猛攻を仕掛ける。

 

 

  「びしゃぁぁぁぁ!!」

 

  「ハハハハッ!!」

 

 

  レンは笑う。体中に闘気を滾らせ、

  びしゃがつくの触手を斬り刻んでいく。

 

 

  「はぁッ!!」

 

  「あぁッ!?邪魔すんじゃないよ天津!」

 

  「そちらだけ楽しそうだったのでつい」

 

  「びしゃぁぁぁ!?」

 

 

  びしゃがつくの下の地面が隆起し、

  打ち上げられた所へ雷が落ち、追撃。

  びしゃがつくを地面に叩き付ける。

  

  大自然を操る天津にしか出来ない芸当だ。

 

 

  「びしゃぁぁッ!!」

 

  「おっと」

 

  「ふん!」

 

 

  びしゃがつくが触手で攻撃するが、

  天津は軽く回避し、レンは大鉈で薙ぎ払う。

 

 

  「びしゃぁぁぁ!!」

 

  「あ?」

 

  「は?」

 

 

  攻撃をし、全てを無効化された

  びしゃがつくが怒り、体の形が変わる。

 

  触手だったのは明確に大量の腕の形をとり、

  足の様にも変わる。

  人間という形で見れば胸であろう

  部分には巨大な口がある。

 

  

  「うわぁ、これ朧が見たら吐くね……」

 

  「熱が覚めましたね………」

 

 

  びしゃがつくの変形により、

  二人は完全に落ち着き、口を押さえる。

 

  そう、かなり気持ち悪いのだ。

  朧なら吐くレベルで。

 

 

  「ビシャァァッ!!」

 

  「うぉわ!?」

 

  「っ!?」

 

 

  二人は触手──もとい、腕をギリギリで

  回避する。

 

  

  「攻撃速度が上がってますね」

 

  「声も気持ち悪さ5割増しだよ……」

 

  「レン」

 

  「なんだい?」

 

 

  天津が真剣な顔でレンを見る。

  何だろうか。

 

  

  「やっぱり協力しましょう。

   私、今の奴は生理的に無理です」

 

  「私も吐きそうになってきたし、

   協力して奴を倒そうか、一欠片も残さず」

 

  「はい、殺りましょう。一分一秒でも早く」

 

 

  二人は頷き合い、得物を構え直す。

 

 

  「ビシャァァッ!!」

 

  「「煩せぇぇぇぇッ!!」」

 

 

  二人は同時に飛び出し、

  大量の腕を刈り取っていく。

 

 

  「レン!打ち上げますよ!!」

 

  「おっけぇっ!!」

 

  「ビシャァァッ!?」

 

 

  天津の上昇気流に乗り、レンが空を舞う。

  そして大きなダウンバーストが起こり、

  レンが大鉈を構え、暴風を纏って、

  びしゃがつくを叩き潰す。

 

 

  「「"天鬼・豪風山滅"ッ!!!」」

 

 

  名前の通り、天魔と鬼神の能力を使った

  山すらも滅する一撃。

 

 

  「ビシャァァァァァァッ!!?」

 

  「ぶっ飛べぇぇッ!!」

 

 

  びしゃがつくが爆散する。

  先ほど言っていた通り、

  レンの能力によって一欠片も

  残さず消え去る。

 

  

  「はぁ、終わりましたね」

 

  「あぁ気持ち悪かったぁ、

   早く帰って酒飲みたいよ」

  

  「そうですね、私も

   ゆっくり水浴びしたい気分です」

  

 

  二人はなんと無傷で

  封印妖怪を倒したのだった。

 




  なんか前回に引き続き、
  びしゃがつく可哀想ですね。

  変形びしゃがつくは、某神隠し映画の
  カエル食べたカ○ナシの腕がいっぱい
  あるのを想像してください。

  某死に戻りアニメの暴走ペテル○ウス
  の顔が無いのでも良いと思います。

  作者はどっちも好き。
  
  
  次回、「紫、幽々子の戦い」
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