黒い龍は幻想で笑う   作:青い灰

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  はい、47話ですね。

  学校行きたくないなぁ……
  前回も言いましたね。

  学校が好きな人いるんですかね?



47話

  「翡翠、頼みたいことがある」

 

  「はい、何でしょう」

 

 

  日が昇り、空が明るくなり始める。

 

 

  「キメラの強さがおかしい、

   咲夜と妖夢なら無傷でも倒せる筈」

 

  「二人が油断するとは思えないですね、

   わかりました、少し探ってみます」

 

  「頼んだ、そろそろ時間か?」

 

  「はい、もう行かなければ。

   兄様、お気をつけ下さい、

   混沌が動きを見せ始めています」

 

  「………分かった、俺も魔法の森に

   行って何かないか探ることにする」

 

  「わかりました、それでは」

 

 

  そう言って、翡翠は消える。

  朧は屋根から降り、瑠璃を探す。

 

 

  「瑠璃、いるか?」

 

  「ん、どうしたん主はん?」

 

  「少し、魔法の森へ向かう。

   寝ている霊夢たちを頼んだぞ」

 

  「………気を付けなあかんで、

    なんか嫌な予感がするわ」

 

  「あぁ」

 

 

  朧は、魔法の森へ全速力で飛んだ。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「ついたか」

 

 

  朧は魔法の森の奥地へとたどり着く。

  キメラの火玉により所々の地面が焦げている。

 

 

  「…………」

 

 

  血を見つける。

  おそらく咲夜がやられた所だろう。

 

 

  「………こりゃあ、不味いかもな」

 

 

  感じとった気配。

  数十はあるだろうか。

 

 

  「グルルルァッ!!」

 

  「邪魔だ」

 

 

  飛び掛かって来たそれを朧は斬り捨てる。

 

 

  「ガァッ!」

 

  「グルァッ!!」

 

  「凍ってろ」

 

 

  朧は絶対零度の冷気を放ち、

  辺り一帯が凍土と化す。

  

  飛び掛かって来た数十のキメラと共に。

 

 

  「成る程な、これが正体か」

 

 

  朧は地面に落ちていた、

  それを拾い上げる。

 

 

  「"瘴気玉"……これがキメラの強化の正体か」

 

 

  瘴気玉は、自然物だ。

  魔法の森では瘴気と呼ばれる霧が充満し、

  人の体は瘴気に耐えきれず、

  体に障害が起きる。

 

  これはあまり知られていないが、

  瘴気があるのは魔法の森の奥地が魔界に 

  繋がっているからだ。

 

  瘴気玉と言うのは、濃くなった瘴気が

  固形物となった物であり、

  これは、自然の生物の能力強化を促し、

  その生物の姿を醜く変える危険物だ。

 

 

  「だが、瘴気玉は1000年に

    一度出来るか出来ないか」

 

  

  偶然時期が重なり、キメラが発生した?

  朧は封印したのだ。300年前に。

 

 

  「皆に瘴気への耐性を

   つけておいて正解だったな」

 

 

  何はともあれ、朧は玉を砕く。

  修行に瘴気耐性のものを頼んで正解だった。

 

 

  「キメラの発生は魔界だな。

     だが、瘴気玉はおかしい」

 

 

  おそらく、

  何者かが瘴気玉を作った?

 

  ではそれは何か。

 

 

  「お前だろうが、混沌の僕」

 

 

  朧の目の前には、瘴気を纏う、獣が、

  獣の様なものがいた。

 

 

  「娜邇麼盧攤」

 

  

  鈍く輝く瞳に四足の脚、見た目は狼だ。

  だが、体は腐り、骨が見えている。

 

  聞こえる聞き取れない声。

  あってはならない、歪な生物。

 

 

  「餬髏鬆」

 

  「醜い」

 

 

  獣が飛び掛かり、朧は右手で

  脚を掴んで地面に叩き付ける。

 

 

  「譌簸!!?」

 

  「全く、強化されたキメラ相手に

   咲夜と妖夢は良くやったものだ」

 

 

  朧は獣を上へ投げ、左手で龍喰を抜く。

 

 

  「"天剣・燐光"」

 

 

  黒く龍喰が輝き、突く。

  黒い光が獣を貫き光が爆発する。

 

 

  「消滅したか」

 

 

  意外と脆い。

  だが、最初の飛び掛かり。

  あれは予想以上に速かった。

 

 

  「翡翠へ言っておかないとな」

 

 

  朧は飛び上がり、凍てついた

  魔法の森の奥地を後にした。

 




  獣の声ですが、
  あれは平仮名にすれば分かります。

  喋ってます。一応。翻訳しておきます。

  「なにものだ」 「ころす」 「がは」

  です。


  次回、「宴会」
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