外伝については0かと思ってまして、
0では無かったので前向きに検討しております。
「霊夢、だらしないわよ」
霊花の右脚の蹴りが霊夢を吹き飛ばし、
博麗神社の木に叩きつけられる。
「ぐっ!」
「霊花、少しやり過ぎじゃないか?」
「最近休みを与え過ぎたのは朧でしょ?
なまり過ぎなのよ」
ごもっとも、である。
封戦異変後から休暇で1ヶ月も与えたのは
間違いだったかもしれないと朧は苦笑いする。
「私の師匠は違って良かったぜ」
「霊夢の次は貴女よ、魔理沙」
「なん……だと……?」
朧と縁側に座る魔理沙が
絶望したような顔をする。
霊花の修行だが、4人の
師匠の内一番辛いと評判である。
と、ここで神社の本殿の
屋根に1人の少女が現れる。
長い赤髪赤目、4本の角が頭にある。
「あら、霊花じゃない。
貴女、生きていたの。全くしぶとい」
「やっとお目覚めかしら、お寝坊な神様」
「誰よ、あんた?うちの神社の、
しかも本殿に立ってるなんて度胸知らずね」
「今代の博麗の巫女は随分と口が悪いこと、
あら、朧もいるのね。会いたかったわ」
「……アイツはなんだ、朧」
朧は苦笑いを深める。
「一応、博麗神社の祀られている神。
名前はシンギョク、だ」
「あ、そういやここ神社だったな」
「忘れてたわ」
「そうね、ここ神社だったわ」
「一応とか、ここ神社ってこと忘れてたとか、
ぶん殴りますわよ!?」
「全く、祀り神を忘れる
なんて、不敬極まりないですわ」
「良いじゃない、私あんたと初対面よ」
「しょうがないことよ、寝てたんですもの」
「寝坊助な神様は祀る価値なんてないわ」
普通の巫女が見たら卒倒するだろう、
2人の巫女が祀り神を罵倒する光景である。
「……分かった、分かったわよ貴女たち、
今すぐ体に神様の力を刻んでやりますわ」
「私はやんないわ、霊夢、やりなさい」
「良いわよ、日々の修行の鬱憤を見せてやるわ」
2人が空へ飛び上がり、
霊夢が陰陽玉を取り出し、
シンギョクが杖を構える。
「いくわよ、″霊符・夢想封印″ッ!!」
虹色の7つの弾幕がシンギョクへ迫る。
だが、
「ふん。″失せなさい、陰陽・陰″」
その一言で、弾幕が消え去った。
「うそだろ!?」
「ふむ、霊夢にとっては分が悪い相手だな」
魔理沙が驚愕する。
鍛えられた夢想封印が一言で消されたのだ。
「こうやるのよ、″夢想封印″というのは!」
「はぁっ!?」
シンギョクが杖を振り上げると、
霊夢の夢想封印とそっくりの弾幕が生成される。
否、それは夢想封印そのものである。
段違いの速度で霊夢へ弾幕が迫る。
「速い……っ」
「″陰陽・集束″」
シンギョクは杖を霊夢へ向けると、
霊夢の避けていた弾幕が動きを一瞬止め、
一つに集束し、白い光の爆発を起こした。
「ぐぅっ!?このッ!」
「接近戦かしら、しかも御幣……甘いですわ」
霊夢が御幣を取り出し、
シンギョクへ横薙ぎを放つ。
だが、
「ッ!?すり抜けて……」
「神具が神に通じるわけがないでしょう?」
御幣がシンギョクをすり抜ける。
シンギョクは短杖を横に振る。
「″引き離せ、陰陽・衝″」
「きゃっ!?」
シンギョクが透明な衝撃波を放ち、
霊夢は大きく後ろへ飛ばされる。
そして、
「終わりですわ」
「く……」
シンギョクの短杖が霊夢の首を捉えていた。
投稿遅くなりました。すみません。
シンギョクの説明ですが、
見た目は女シンギョクさんです。
男になったり陰陽玉になったりはしません。
基本的に大体の陰陽関係の攻撃が無効で、
近距離戦闘手段がありませんが、
常に夢想天生状態。つまり攻撃が効きません。
チート過ぎるので
大体の登場キャラには
夢想天生に対抗手段を用意してあります。
そしてシンギョクさんの口調ですが
完全にオリジナルです。