黒い龍は幻想で笑う   作:青い灰

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どうも、投稿少し遅くなりました。
風邪?が治らない………


61話

 

妖怪の山の頂上、

そこに新しい神社が突如出現した。

 

その情報は妖怪の間では瞬く間に広がっていき、

今や妖怪の山では論争が始まっていた。

 

曰く、新しい神社は博麗神社と同じように

妖怪退治をし始めるから今の内に潰すべきだ。

曰く、妖怪の山に出現したのだから

妖怪の味方になってくれる。

曰く、あの鬼巫女が増える。

 

 

 

「などなど、本当に意見は様々なんですよね」

 

「クハハ、既にそこまで情報があるのは

  流石は最速の天狗と言った所か?」

 

「あやや!分かってらっしゃいますね!」

 

「朧さん、あまり調子に乗らせてはいけませんよ」

 

 

朧、鴉天狗の射命丸 文、天魔の天津は

妖怪の山の山頂を目指して飛んでいる。

 

天狗の里は山の中腹にあるため、

少し飛ぶ必要があるのだ。

 

椛は哨戒に戻り、天津は仕事の為に

山頂へ向かうことになる。朧も同行している。

途中で山の近くを飛ぶ文と合流し、今に至る。

 

 

「良いじゃないですか天魔様ー、

  私の新聞、最近は人気なんですよ?」

 

「はぁ、その新聞を人里に廃棄するのを

 辞めて頂けますか?

 人里からも苦情が来るんですよ」

 

「あや!?あれは廃棄ではなく宣伝の為に

 ばらまいているのですよ!?」

 

「文、人間たちから見れば廃棄だ」

 

「あやや……」

 

 

そんな話をしている内に神社へとたどり着く。

鳥居にはニ柱の神が鎮座していた。

片方が立ち上がり、神力を放ってくる。

 

 

「待ちな、天狗ども!!」

 

「あや!?何ですかあれは!?」

 

「あれは、山神?

  しかもあの注連縄、どこかで……………?」

 

「あれ、神奈子。

 一人天狗じゃな…………あ"」

 

「ふむ、2ヶ月振りか?

 もう忘れられるとは悲しいものだな。神奈子」

 

 

朧の一言で、戦闘体勢を

とっていた神が凍りつく。

 

 

「………………」

 

「あや?」

 

「むぅ、思い出せないですね………」

 

「あーあ、やっちゃった」

 

 

朧がニヤリと笑い、神力を放って

凍る神の駄々漏れの神力を押し返し、掻き消す。

 

 

「ふむ、一度殴れば思い出すか?」

 

「すいませんでしたぁぁぁぁ!!!!」

 

 

凍っていた神、八坂 神奈子が

物凄い勢いで土下座したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クハハハハッ!悪かったよ、冗談だ!」

 

「馬鹿だねぇ神奈子、

 ごめんね、お客さんに迷惑かけて」

 

「いえ、貴女とも、どこかで会ったような……?」

 

「あやや……朧さんの凄さが改めて分かりましたよ」

 

 

凍りつき、動かなくなった神奈子を

もう一柱の蛙の帽子を被った神、

洩矢 諏訪子が引きずっていく。

 

 

「朧は知ってると思うけど、

 私はここの守矢神社の祭神の洩矢 諏訪子。

 こっちが同じく祭神の八坂 神奈子だよ」

 

「天狗の新聞記者、

 清く正しい射命丸 文と申します!」

 

「天津といいます。あっ!!」

 

「ん、思い出したか?」

 

「諏訪子さん!?お久しぶりです!」

 

「ん、天津って天魔の!?久しぶりだね!」

 

 

そう、この二人、守矢神社が諏訪子のみを

祭っていた時からの酒飲み友達である。

 

 

「あや?天魔様、お知り合いですか?」

 

「ええ、酒飲み仲間です。

  また会えて嬉しいですね」

 

「そうだね!今度も家に来なよ、酒飲もう!」

 

「是非とも!」

 

「良かったな、二人とも」

 

 

神社へ着くと、一人の巫女服の少女が出てくる。

 

 

「あれ、またお客さんで………朧さん!?」

 

「クハハ、久しぶりだな、早苗」

 

「お久しぶりです!

  やって来ました!幻想郷!」

 

「ああ、幻想郷へようこそ、

  守矢神社の巫女、ニ柱の神よ」

 

 

この守矢神社、

これから沢山の騒動を起こすことになる。

 

また、幻想郷が騒がしくなるな、と

朧は楽しそうに笑った。

 

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