黒い龍は幻想で笑う   作:青い灰

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あり得たかもしれない終わり。
その2。
BAD ENDが1つだと誰が決めた。

覚悟を決めることをオススメします。
忘却。

(紫、かわいそう)















覚悟はいいか。これは終わり。
これは終幕。

誰も幸福にはなれず、全てが彼を忘却する。
全てが彼を、否定した世界での終わり。



番外編 終幕 忘却の黒龍

「…………本当に、これで良かったの?」

 

「………問題ない、ありがとう、紫」

 

「………でも、これはあんまりじゃない………」

 

「クハハ、いらぬ心配より、

  忘却の方が、俺は幸せだと思うがね」

 

 

そう言って、朧はマヨヒガの紫の家を去っていく。

時間がないことは、紫も知っている。

 

 

「…………私は、忘れたくないよ………!」

 

 

紫は、消える記憶の中で、彼を忘れまいと、

必死に記憶の欠片を集めては、消えるを繰り返す。

 

 

これは、その数日後の話。

 

 

龍の記憶は焼却され、消える。

楽園から、龍は消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白玉楼~

 

 

 

「………?」

 

「妖夢、どうしたの?

  何だかいつもより剣が鈍ってるわよ~?」

 

「い、いえ、何だか、

 大切なことを忘れているような………?」

 

「あら、貴女も?」

 

「も、って幽々子様もですか?」

 

「えぇ、何だったかしら…………」

 

「私は今日、博麗神社で予定があった気が

 するのですが………特に何も無いって霊夢さんが」

 

「んー………まぁ、思い出せないなら

  そこまで大切な事でもないんじゃない?」

 

「………そう、でしょうか?

  何か、とても大切なことだったような……」

 

「そう、だったかしら………?

  あー、考えてたらお腹空いてきちゃった」

 

「またですか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~紅魔館~

 

 

 

「………………」

 

「あら、美鈴。

  起きてるなんて珍しいわね」

 

「………………」

 

「美鈴?」

 

「…………はっ、咲夜さん!?私は寝てませんよ!」

 

「え、えぇ、分かってるわ」

 

「そうですか、あの、咲夜さん」

 

「何?」

 

「何か、忘れてるような気がしません?

  どうしても、考えると頭がぼぅっとして」

 

「………貴女も?」

 

「え?」

 

「実はね、私や、お嬢様、妹様、

  パチュリー様、小悪魔もなのよ」

 

「みんなじゃないですか」

 

「えぇ、お嬢様が能力で探ってるらしいけど、

  何か黒いものが見えるだけ、としか」

 

「黒いもの?………うーん、何だったかな」

 

「私も、何故か紅魔館のお菓子が多かったのよ。

  まるで、誰かに差し入れするみたいな」

 

「差し入れ……、あぁ駄目です、頭が痛い」

 

「………なんなのかしら、確か今日は、

 博麗神社で………あら、何だったかしら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~妖怪の山~

 

 

「あぁ……仕事終わらない」

 

「毎日毎日ご苦労なことだねぇ~///」

 

「貴女も手伝ってくれてもいいんですよ?」

 

「やだぁ~///」

 

「はぁ、それより聞きたいことがあります」

 

「ん?どしたのぉ~?」

 

「私、何か忘れてるような気がするのですが、

 心当たりはありませんか?」

 

「そりゃこっちが聞きたいよぉ~?

 なぁんか、頭の中から抜け落ちたみたいな……」

 

「………貴女、この酒ですが、

 貴女が置いていったものですか?」

 

「私が酒を置いてくとでも思ってるのかい?」

 

「ですよね、ならこの酒は何でしょうか?

  とても美味しかったですが、

  こんな名酒は聞いたことがないのですが」

 

「へぇー私も飲みたいなぁ~、

  その酒の名前は何だい?地底のかもねぇ」

 

「″竜酒″ですね、知ってますか?」

 

「………聞いたことないけど、

 何だか懐かしい響きだねぇ、一緒に飲まない?」

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社~

 

 

「霊夢~差し入れ持ってきたわよー」

 

「ん、霊花師匠か?」

 

「あら、珍しいわね」

 

「そうかしら、まぁいいわ。

  お団子作ってきたのよ、食べましょ」

 

「やったぜー!」

 

「…………あれ?」

 

「どうしたの、霊夢」

 

「何か、足りないような気がするのよね………」

 

「不味かったのか?」

 

「まだ食べてないわよ、

  そうじゃなくて………何かしら」

 

「………確かに、何かモヤモヤするわね」

 

「そう言えば、ホントだな。

  何か足りないような感じがするんだぜ」

 

「っ!?」

 

「な、なんだ!?」

 

「空が、光ってる!?」

 

「何が起きたの!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢たちは、空の光が消えると、

何かが、森へ落ちたのを見る。

 

急いで、そこに向かう。

 

そこには────────

 

 

「が………はっ、っ!?」

 

「……誰だ?───おい、大丈夫か!?」

 

「………これ、は、夢……?」

 

「酷い傷………早く永遠亭へ連れて行かないと!」

 

「必要、ない……もう………死ぬ……」

 

「馬鹿!いいから連れて───!」

 

「ゲホッ、最後に、夢、を見ら、れた、

  もう、十分だ…………………」

 

「ま、待って!貴方は………!」

 

 

 

 

その黒い男の手が、霊花へと伸びた。

 

そして、頬を撫でる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、いい夢だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘却の黒龍 ~BAD END~

 

 

 




感想に、「原作をやってないのに主人公最強とか」
と言うような感想がありましたが、
やった方がいいのでしょうか。

私は1学生ですので、パソコンをやる
暇がないのですが、ソフトも無いですし……

不快にさせてしまった方、申し訳ありません。
ソフトを入手出来次第、やらせて頂きます。
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