4人の公王、白竜シース、4人羽織を倒しました。
絶好調です。
Fgoではスカディ、
プロトアーサーが出てくれました。
スカディはともかく、
オジマンが欲しかったとは言えない。
「何だか騒がしいですね。
何かあったのでしょうか」
「本当だな」
人里へと辿り着いた朧とお影は、
騒がしい人里の様子に気が付く。
そこへ、誰かが駆け寄ってくる。
「あら、朧にお影さんじゃない。こんにちは」
「霊花ですか、こんにちは」
「霊花、何かあったのか?」
「あぁ、能楽よ」
能楽、とはなんだったか。
朧は詳しく聞く。
「能楽というのは………」
「大雑把に言えば踊りね。着いて来て」
霊花に連れられ、朧とお影は
人里の広場へと向かう。
そこには沢山の人が集まっていた。
「ここね、見えるかしら」
「あれは………」
人里の広場で能楽を披露していたのは、
薄い桃色の髪にお面をつけた少女だった。
「あぁ、見えた。あれは………付喪神か。
なんともまぁ、魅力的な踊りよな」
「「!?」」
「どうした」
「み、魅力的って言った?」
「そうだが、どうした?」
「い、いえ、珍しいと思いまして」
本気で驚くお影と霊花。
「俺でも美しいと思えばそう口に出すぞ」
「嘘ぉ、冗談でしょ?」
「冗談ですよね」
「お前たちは俺を何だと思ってるんだ」
そんな話をしている内に、能楽は終わったようで
人々が去っていく。
付喪神の少女は誰かと話している。
「あら、阿求もいたのね。珍しい」
「阿求?誰ですか?」
「稗田の一族よ。貴方たちも知ってるでしょ?
ほら、幻想郷縁起を書いてる一族よ」
あぁ、と朧とお影は頷く。
幻想郷縁起は幻想郷の妖怪について記されている
稗田の一族が書いている書物だ。
転生の秘術を使って引き継いでいるのだとか。
人里の領主として動いてもいた筈だ。
朧たちも何度か彼女に、
転生前の彼女に会っている。
「そうそう、後で付喪神はうちの店に来るわよ」
「そうか、ちょうどいいな。
後で行かせてもらってもいいか?」
「どうぞ、お金あるんでしょ?」
「ありますよ、全く貴女は守銭奴ですね」
「お金の大切さを知ってるのよ」
実際、彼女は博麗の巫女時代に
貧乏生活は経験している。
というか、博麗の巫女は代々貧乏になる
呪いにでもかかっているのだろうか…………
朧はそんなことを考えてしまう。
「さて、買い物を済ませようか」
「分かりました」
買い物を終え、朧たちは霊花の店へ向かうと、
そこには先ほどの付喪神がいた。
「あら、来たわね」
「ん、誰だ?」
「朧だ、先ほどは素晴らしい舞だった」
「あぁ、ありがとう」
「影と申します。
こちらの主の式をやっています」
「隣、いいか?」
「いいぞ、私は秦野こころだ。よろしく」
こころ、と名乗った少女は、
面の付喪神らしく、面霊気と呼ばれているらしい。
「よろしく。私は能楽が趣味兼特技でな。
色々なところを回っているんだ」
「そうですか。
確かにあれは目を惹くものがありました」
「そうね、今度は博麗神社とかでもどう?」
「確かにそうだな、
今度はそこに向かうとしよう………ん?」
唐突に、こころが顔を歪める。
その顔は、朧に向けられていた。
「………なんだ?」
「お前、
「──ッ!」「待ってくれ、お影」
こころの言葉に、
お影が背の太刀に手を添えるが
朧がそれを手で制する。
「なるほど、感情操作系統の能力か」
「あぁ、なんだお前は?
いや、もはやお前という表現も正しくないか?」
「貴女……!」
「待てと言った」
「ですが………!!」
霊花は黙り、お影は憤慨し、
こころは顔を不快そうに歪める。
「済まないな、気を悪くしたか」
そう言うと、朧から闇が溢れ、
朧の体を薄く包み込み、消える。
すると、こころが顔を元に戻す。
「………いや、私も悪かった。済まない」
「何を………!」
「お影、落ち着いてくれ。
今回ばかりは俺が悪かった」
「言っとくけど、店壊したら弁償よ」
朧と霊花がお影を嗜めると、
お影は刀から手を放し、戦闘態勢をとく。
「しかし、あれだけの狂気を持ちながら、
よくあそこまで平然を保っていられるな……」
こころは、小さな声でそう呟いた。
誰にも聞こえないほどの声で。