聚楽第、その天守。
カルデアのマスター 藤丸立香、サーヴァント 燕青。そして、山姥切国広が一人の女性と対峙していた。
「燕青でしたっけ。今でしたら、そちらは見逃してあげますよ。
ですが、そこの付喪神とカルデアのマスターは別です。今度こそ、私の糸で操って御覧に見せましょう!」
美しい女性は嫋やかに微笑んだ。
長く艶やかな髪が特徴的で黒いゴスロリ調の服を纏っている。それだけ見れば、カルデア図書館の女史と同じだが、全体的な顔立ちが西洋人であること。そして、最も違う点は彼女の白い腕よりも遥かに太くて黒々とした鉤爪のような八本の足が覗いている。
「生憎、主人を見捨てる従者はいないものでね」
燕青は不敵に笑いかえす。
「俺の情報に照らし合わせれば、あんたの真名は『アラクネ』だな」
「アラクネ?」
立香は自分の情報と照らし合わせる。
アラクネ。
ギリシャ神話に出てくる機織りの女性だ。
「たしか、アテナと機織り勝負することになったとか……」
「あの神は高慢よね。自分がポセイドンとの覇権争いに勝った場面を織り込んだの」
アラクネは鼻を鳴らす。
そのときのことを思い出すだけで忌々しいのか、赤く塗られた唇を噛みしめていた。
「でもね、自信満々に織り上げたタペストリーが私の足元にも及ばないと分かった瞬間、私の作品を壊した挙句、私を蜘蛛に変えたのよ。酷いと思わない?」
アラクネの投げかけに、立香は頷きかける。
まったくもって、その通りである。
素直に負けを認めればいいのに、理不尽な報復をした女神が悪い。
「えっと……でも、あなたもアテナのお父さんの浮気癖を揶揄したタペストリーを織ったとか」
立香は自分の知識を引っ張り上げた。
立香は少し前から、ケイローン先生からギリシャの神話や歴史に関する教えを乞うていた。
人理を修復したとはいえ、まだカルデアに残り、魔神柱の残党を倒していく以上、これからもサーヴァントを新たな召喚し続けることになる。
その結果、こちらが新たなサーヴァントの背景を知らずに因縁のある者と引き合わせてしまったら、カルデアが最悪破壊されかねない。
事実、アルジュナを召喚した際、
『インド系サーヴァントは二人目なんだ。カルナ、アルジュナのことを案内して』
と、因縁の相手を気軽に呼んでしまったせいで、ちょっとした騒ぎになった。
それ以降、いろいろサーヴァントの交友関係や因縁を注意している。
たとえば、ペンテシレイアがカルデアに来たら、「アキレウス絶対殺す!」と暴れまわり、カルデアが半壊しかねないので、最大限に注意する必要がある。
他にも、イアソンを召喚したら、メディアたちが彼を抹殺しにかかりそうだ。イアソンを保護しなくてはいけない……いや、保護に乗り気はしないが、せっかく召喚したのに仲間内で一方的に殺されて消滅するのは、ちょっと可哀そうだ。
このように、神話や歴史を学んでおいて損はない。
特に、ギリシャ神話は英雄が多い。
アルテミスとオリオンやゴルゴーン姉妹から始まり、イアソン率いるアルゴーノーツの面々など、英雄伝説に限りがない。
だから、今後もギリシャ系サーヴァントが増えると見越して、ちょこちょこ勉強をしていたのである。
勉強の成果を活かすことができて嬉しいが、立香の問いかけは彼女の気持ちを逆なでしてしまったらしい。
「私は事実を織り込んだだけ。あの女神が逆上しただに過ぎないわ」
アラクネは目を細めると、ゆったり手を持ち上げた。
「私は神が嫌い。神は人に幸福を与えず、理不尽な運命を押し付けてくる……ええ、心の底から大っ嫌い。
だから、ここで完膚なきまでに叩き潰して、私の人形にしてあげる!!」
アラクネは最後まで言い切る前に、手から糸を伸ばしてきた。
幾重にも別れた糸は主に山姥切を狙っているが、立香にも多分に伸ばされていた。
「主!」
燕青がすかさず立香を抱きかかえると、網目状に張られた糸を軽々と避けていく。
「山姥切さん!」
立香は白い布を被った付喪神に向かって叫んだ。
神が嫌いという宣言通り、山姥切国広めがけて蜘蛛の糸が濁流のように押し寄せている。白い糸の川に山姥切の姿は飲み込まれてしまう。
「そんな……」
「大丈夫だ、主」
燕青が口の端を持ち上げる。
そのときだった。
「その目、気に入らないな」
刀の残像が白い川に走り、山姥切が姿を現す。彼の刀は、糸をすべて切り落としていた。
「俺を狙う理由は分かった。だが、2つ分からないことがある」
山姥切は刀を払うと、青い瞳を細めた。
「1つ目だ。何故、藤丸を狙う?
藤丸はただの人間だ」
「人間? ええ、そうね。人間だわ」
アラクネは立香を蔑視した。
「あの小娘を絶望させること。それが、アレの命令だもの。アレの言う通りにしないと、いろいろと面倒だから」
「アレ……?」
「もっとも、私個人としても気に入らない。
それだけでも冥界に叩き落としたいくらい大っ嫌いで反吐が出る!
しかも、私は神のせいで蜘蛛にされたのに、あなたは神を従えている! どの神からも好かれている! 私の方が、ずっとずっと優れているのに!」
アラクネの目に怒りの炎が燃えあがる。
こちらまで火傷しそうな怒りに対し、立香は比較的冷静に答えることができた。
「いや、そんなことはない」
神霊サーヴァントは、みんな個性が非常に強い。
特に、ステンノとエウリュアレは人理修復がなければ絶対に協力してくれないはずだし、珍しい玩具として扱われている。
いや、珍しいと付けば御の字で、普通の人間より毛が一本生えた程度に思われていれば良いなーという願望だ。
同じことが、神霊サーヴァントのイシュタルにも言える。
召喚当初、イシュタルから「からかいがいのある玩具」として、ころころ遊ばれ踊らされていた。いまだに「宝石や金を探し当てるための労働力」として見られている。
前提として、ただの一般人が、数多の神はもちろん、古今東西の英霊たちを従えるなど土台無理な話なのだ。
「私は知識もないし魔術が使えるわけじゃない。貴方みたいに突出した特技もない。
私にできることは、彼らの在り方を尊重することだけだった」
英霊たちの生き方、在り方を尊重する。
それぞれの信念のもとに生き抜いた在り方だ。生涯をかけて培った価値観、出自などに侮辱や偏見を向けたり軽々しく否定したりするのは、絶対に間違っているし、彼らの人生に対する侮辱以外の何物でもない。
でも、藤丸立香はマスターとして彼らを統率・使役し、戦わないといけない。
「だから、私は彼らと話し合ったり一緒に戦ったり遊んだり……その積み重ねが、たぶん……彼らから『一緒に戦っても良いかな』って思われるようになったのかもしれない」
現に、イシュタルの態度はかなり軟化している。
「人間に何も求めていないから、せいぜい、私が飽きないように踊りなさい」と言っていたが、いまでは「貴方の勝利の女神になってあげるから、もう逃げようと首根っこ離さないから!」と協力的な態度を見せてくれている。
きっと、召喚当初のイシュタルに向かって、
『つべこべ言わず、私がマスターだから大人しく従え』
とか、言っていた日には、結局溝が深まるばかりで、協力してくれるどころか、座に還っていたかもしれない。
「最初から友好的だった人の方が稀で、少しずつ交流して、絆を深めて、ようやく……」
「噓よ!」
アラクネは激怒する。
「神から弄ばれることは有れど、絆を結ぶなんて!
その程度の理由で……そんな人間臭すぎる理由で……凡夫の英雄ならともかく、魔術王との戦いに神が馳せ参じるわけないじゃない!!」
アラクネは激怒しながら、両手を頭上にかざした。両手に挟まれた空間に白い糸が急速に絡み合い、毛糸玉のように固まり始める。立香はそれを睨みつけながら、さきほどから思っていた疑問をぶつけた。
「あなたは、魔神柱と関わりがあるの?」
ゲーティアのことを知る者はいない。
カルデアで観測していた者たちか逃げ出した魔神柱しか知りえぬ情報だ。
「あなたには関係ないわ。それに、私は氏政様のサーヴァント!! あんな神の言いなりになんて、なるものですか!!」
アラクネは激昂すると、毛糸玉を弾丸のような速度で投げつけてきた。即座に燕青が立香を抱えて避けようとするが、その心配は無用だった。立香の目の前に、白い布が翻ったのだ。
「藤丸、話は終わったか?」
山姥切国広が毛糸玉を一閃する。
立香は頷いて返す。
話は終わっていないが、だいたいのことは分かった。
アラクネの言い方からして、裏には魔神柱が控えているが、アラクネ本人は気に入っていない……のだろう。どっちにしろ、アラクネを撃退し、北条氏政と魔神柱を探す必要がある。
アラクネから北条氏政の居場所を聞き出したいが、最初に質問を投げかけていたのは、山姥切国広だ。山姥切が疑問を解決してからでも、きっと遅くない。
山姥切は立香を一瞥すると、まっすぐアラクネに向き合った。
「次の質問だ。
…………なぜ、俺を洗脳しなかった?」
「え?」
立香は山姥切の背中をまじまじと見つめる。
彼の言っていることが分からないでいると、山姥切が補足するように語り始める。
「大和守安定はお前の手に落ちていた。お前の力を使えば、刀剣男士も洗脳できる。
だが、お前は俺を洗脳しなかった。
俺は一人で聚楽第に落ち、天草四郎たちに捕らえられた。順当に考えれば、そこの男のように洗脳されていたはずだ」
「………」
アラクネの眉がピクリを動く。
「そうだ。どうして、山姥切さんだけ……?」
立香が二条第に捕らえられていた理由は、「まだ時期じゃないから」だった。
だが、他のサーヴァントや刀剣男士たちは違う。
一人でも捕らえて洗脳しようと躍起になっていた。牛若丸を生かして捕らえたように、山姥切国広も同じ末路を辿ったかもしれないのだ。
そうなれば、立香はここまで辿り着けなかった。
一人で階段を登ろうとし、燕青に捕らえられていたに違いない。
「アラクネ。お前は『今度こそ』と言った。つまり、一回目は洗脳できなかった……もしくは、洗脳することを――」
「黙れ!」
アラクネの声が広間を貫いた。
「そんなこと、今さら知って何になる! これから! 私の手に落ちる! お前たちに!!」
アラクネの周囲に高密度の魔力が集まっていく。
彼女の髪が揺れ、周囲に張り巡らされていた糸が急速に宙に浮きあがり、ゆらゆらと揺れ始めた。さきほどまでと明らかに周囲の雰囲気が違う。
「宝具!?」
「まずいな、山姥切の旦那! こっちに来い!」
燕青が立香を抱いて一気に後退する。
山姥切も後ろへ下がろうとしたが、床を這うように伸びてきた糸に足を絡まれてしまった。
「しまった!?」
「逃さない! 今度こそ、絶対に逃さない!」
アラクネの目は爛々と輝き、忌々しく噛みしめるように一語一語を口にする。
日は昇っているというのに部屋が夜のように黒く染まっていた。外では雷のような音が鳴り響き、蜘蛛の巣のように床に張り巡らされた白い糸と山姥切国広の白布だけがハッキリと浮き上がって見えた。
「我が縦糸は過去から未来を紡ぎ、我が横糸は数多の世界を織り込む」
アラクネが呪いのように言葉を呟くと、山姥切を白い糸で覆っていく。彼は最初こそ刀で断ち切ろうとしていたが、地面から突き破るように現れた糸に右手を封じられ、続いて左手まで奪われてしまう。山姥切国広の全身は白糸に覆われ、巨大な繭のように包まれてしまった。
「さあ、思い知りなさい……『
アラクネが山姥切の方へ手を向け、強く拳を握り込む。
白い繭は大きく揺れたが、それっきりだった。山姥切が繭の内側から抵抗する様子は外から見えず、繭は石のように固まったまま微動だにしない。
「山姥切の旦那……?」
「これが、私の宝具よ」
アラクネは白い手で口元を隠しながら、上品そうに笑った。
「あの付喪神は、繭の中で真実と向き合っている。そして、生まれ変わるのよ……私の人形にね」
「生まれ変わる? 洗脳の間違いだろ」
燕青が吐き捨てると、アラクネはころころ笑った。
「あら、酷い言い方。
私の織物は真実を見せるだけ。あの繭の内側に過去未来平行世界を織り込んだ可能性を見せるだけよ」
「つまり、シェイクスピアの宝具の織物版ってことね」
立夏は拳を握りしめながら、アラクネを睨み付けた。
「山姥切さんの精神に働きかけて、トラウマを想起させて、戦意をへし折ろうとしてる」
「シェイクスピア……ああ、小さな島国の凡流作家の宝具と一緒にしないで欲しいわ。
私は可能性を見せるだけ。それを見て、何を判断するのかは……その人の自由よ」
「自由」と口にしていたが、アラクネには勝算があるらしい。
手の隙間から覗き見える口元は、にたりと歪んだ笑みを浮かべていた。
「そっか……その宝具で復讐心を引き出していたんだ」
五条大橋での出来事を思い出す。
牛若丸は第七特異点の時のように、この世界を憎んでいた。
ケイオスタイドの沼に沈められ、黒化したときのような有様に近いが、今回は身体の芯まで黒く染まっていなかった。
聖杯の泥は身体や霊基その物を作り替える。
だが、アラクネの宝具は違う。
「こいつは、あの繭の中で復讐心や絶望を見せてくる」
燕青が眉間にしわを寄せ、アラクネを鋭く見据えた。
「つまるところ、サーヴァントの価値観を変える宝具ってことか」
「ええ。私は真実を見せるだけ。ゼウスの浮気現場とその不実さ公にするように、様々な可能性と、その真実を見せるだけ。
私の完璧な
アラクネの顔は恍惚に輝いていた。
「貴方を抱えている従者もそうよ。
私は真実を見せた。その結果、氏政様に忠誠を誓う者へと生まれ変わらせた」
「それを洗脳って言うんだよ」
燕青が叫ぶが、アラクネは表情を変えない。
「私は見たいわ。
ここまで共に攻め込んできた付喪神が氏政様の魅力に気づき、お前に剣を向ける姿が。お前の絶望顔が見たい。
絶望でもがき苦しんだ後、ゆっくりと時間をかけて、私の
艶やかな唇が言葉を紡ぐと、白い繭が揺れる。
燕青の立香を抱える手が強くなり、肌を刺すような緊張感を放っていた。
だが、どうしてだろう?
「……でも、真実を見せるだけなんだよね?」
立香の心は冬の湖面のように静かだった。
「聖杯の泥のように、霊基ごと作り替えるわけじゃない」
「ええ、でも、私の織物で真実を見て、心を入れ替えるのよ!」
「うん。だけど、真実を見ても心が揺らがないこともある」
岡田以蔵、牛若丸、大和守安定、燕青、そして、既に倒したサーヴァントたちは前情報なしに宝具に飲み込まれていた。
心構えがないので一層、この宝具の餌食になってしまった可能性がある。
ましては、体力が衰え、気力だけで立っているような状況だった場合、シェイクスピアの宝具のように心をへし折られ、アラクネの望む方向性に歪められることは大いにありえる。
しかしながら、今回は違う。
山姥切国広の疲労度は薄い。
さらに、アラクネの能力をおおよそ理解したうえで戦っている。
この二点が大きい。
そして、さらに言うのであれば……
「山姥切さんなら、きっと揺るがない」
立香は断言した。
「寝言は寝ている時に言うのよ、小娘」
アラクネは嘲笑う。
「私は人の過去を読むこともできる。あらゆる可能性を見せることができる。
私の力で、屈しない者などいない」
アラクネは高らかに宣言する。
立香は黙って待つことしかできない。歪められた歴史云々は気になったが、繭が解れていくことの方に意識を割く。
「それでも、私は信じている」
いつもそうだ。
藤丸立香は無力だ。
魔術は礼装頼みだし、三画の令呪だって使いこなせない。七つの特異点を経て、ゲーティアを倒し、人理を修復したが、かけがえのない人を犠牲にしてしまった。
マシュや英霊たちがいなかったら、最初の特異点Fで呆気なく死んでいたはずだし、今回だって最初に山姥切に助けられなかったら、この京都が自分の墓場になっていた。
故に、藤丸立香は信じることしかできない。
誰かを信じ、その強さが逆境をはねのけて道を作ることを祈るしかできないのだ。
時としてそれが歯がゆく、なにもできない自分を噛みしめることになる。
けれど、それが事実。
ならば、やっぱり、信じることしかできないのだ。
それに……
「山姥切さんの主さんが、彼を部隊長に送り出したんだ。審神者さんも山姥切さんのことを絶対に信じている。
山姥切さんなら、絶対に大丈夫だって!」
「信じることが力になる?
現実は現実だ。何も変わりはしない!」
アラクネの言葉に呼応するように、繭が解れていく。
眩しいほど白い糸が揺れ、黒く染まり切った内側があらわになった。
アラクネのマテリアル
[元ネタ]ギリシャ神話
[CLASS]アサシン
[真名] アラクネ
[身長・体重] 190cm・90kg
[属性]混沌・悪
[ステータス]筋力D 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運E
[クラス別スキル] 気配遮断 C
[保有スキル]
・無辜の怪物 A
もとは普通の女性だった。
しかし、アテナ神の怒りをかい毒蜘蛛に変身させられてしまった伝説に加え、ダンテの『神曲』に登場するイメージから、下半身が蜘蛛の姿になってしまっている。
また、世に出回っている『アラクネ』のイメージのせいで、指や口から蜘蛛の糸を紡ぎ出し、蜘蛛を操ることもできる。
なお、「蜘蛛は、こそこそ部屋の隅を這っている」とのイメージのせいで、アラクネ自身に暗殺した逸話がないにもかかわらず、アサシンのクラスで召喚されている。
・真名看破(偽)E
本来はルーラーの固有スキルだが、疑似的に会得している。
アラクネが織物で浮気や不実を暴いて晒した逸話から、自分や蜘蛛が見てきたことをもとに機を織ることで、真名を看破することができる。
ただし、あくまで「偽」である。
対象者の思想や個人的事情はもとより、自分本来の知識外の真名は看破できない。
今回は日本で召喚され、日本のサーヴァントについての知識を集めていたため、織田信勝などの真名を看破することができたが、基本的にギリシャ神話周辺の人物しか看破することができない。
それ以外の人物についてを看破するためには、宝具を使用する必要がある。
・弱体化(毒・神性) B
トリカブトの毒によって蜘蛛に変えられたため、毒への耐性が低い。
また、神罰によって姿を変えられたため、神性持ちサーヴァントからの攻撃への耐性が低い。
[宝具]
『
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜5人 最大捕捉:?
蜘蛛の糸で相手を包み、繭の中に閉じ込める。
繭のなかで対象者の記憶に干渉し、そこから導き出される過去未来平行世界の可能性を織物のように映し出し、対象者の心理をアラクネ好みの思考へ誘導していく。
その加減具合で敵の戦意を折り、アラクネの
しかし、アラクネにできるのは「思考を誘導する」ことだけに留まる。
宝具の効果を事前に知り心構えができている者の思考を自分好みに変えること難しい。
対魔力A以上のサーヴァントは精神に干渉することが困難なため、この宝具自体を防ぐことも可能。
今回、アラクネが天草四郎時貞を完全に支配できなかったのは、対魔力と精神力が大いに関係していた。