東方特撮戦記   作:クレナイハルハ

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第39話『竹中半兵衛』

――ハルハside――

僕は今、美濃に来ているのだが

「うっめー!!」

料理屋で飯を食べていた

「どうしたんだよハルハ、お前も食え!俺の奢りだ」

「ありがとう、だけどそろそろ犬千代ちゃんにも説明したら?」

「井ノ口にきたのは食べるため?」

「ふふ、これも作戦なのだ犬千代、ともかく今は食おうぜ」

そう言って二人は食事を開始する

僕は皿のアユを少し切り分けて肩に乗っているミミッキュのミミにあげる

「はい、ミミ食べな」

《ミミッ!キュッ!》

そう言って食べるミミを見ながらアユを食べる

中々上手いな、うちの定食にもだそうかな

僕は肩にミミの乗ってない法にはスターソードガンを入れたギターケースを持っている

これを着けていると僕のライブに来てる人は僕だとわかるのだ

「失敬」

声のした法を見ると昨日、女の子を探していた武士のひとがいた

「お若いの、竹中半兵衛に士官しに参られたのかな」

「おう、俺は天下の素浪人相良良晴、そしてこっちがお供の犬千代、そしてこっちは俺の友」

「紅ハルハです、よろしく」

「おお!その入れ物、まさかそなたが美しき歌を歌う旅人か」

「たぶん僕ですね、あなたは?」

「わっちは安藤守就、明日が半兵衛の城への初出仕のため直属の家臣が必要でな」

「前日に募集するなんて、今まで誰もいなかったのかよ?

「うむ、竹中半兵衛は日本随一の陰陽師ゆえ、強大な力を恐れて中々家臣が寄り付かぬのよ」

ここまでは原作通りだが、問題はこのあとだな

「また所、腕の立つ侍を連れておるし、銭の力を心得ておるようじゃ、お主たちが望むなら雇うぞ」

「おっしゃ!」

「やったね、良晴くん」

「あぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから僕らは半兵衛の屋敷に来ていた

話は良晴くん達に任せて僕は中庭で座っていた

安藤守就さんには許可は取ってあるのだ

それにしても

「ミミ、よく大人しくしてたな偉いぞ」

そう言ってミミを撫でる

《ミミッ!》

そして獅子折神も解放する

《ガオガオ!》

そう言ってじゃれてくるのを撫でて落ち着かせ僕はスターソードガンを出す

そして歌わず、ただただ引く

引くのはアイドルマスターシンデレラガールズの『輝く世界の魔法』を引く

するとミミッキュと獅子折神は大人しく聞いていた

やはり音楽はいいな、と思った

「あの」

「え?」

そこにはいつも歌を聞きに来る女の子が

「君は」

「どうしてあなたが?」

「竹中半兵衛さんに士官する人の付き添い見たいな物かな」

「えっ!私に!」

「君が竹中半兵衛なの?」

「はい、あなたは?」

「そう言えば自己紹介まだだね、僕は紅ハルハ、この子はミミッキュのミミ」

《ミミッ!キュッ!》

「可愛いですね」

「ところで、士官するため人の所にいかなくていいの?」

「はい、前鬼さんに頼んで相手して貰ってます」

少し不味いな、原作とはちがう展開だ

その時だった

『コォーーーーン』

奥の部屋から狐の様な鳴き声が聞こえた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳴き声が聞こえた部屋に入ると、頭を抱えている良晴くん、狐の妖怪?の様な人に槍を刺している犬千代、そして険しい顔で考え事をしている浅井長政

「なんかデジャブ?」

 

 

 

 

 

――――少年理解中――――

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと僕らは安藤守就さんと話しているのだか

「あぅぅ~」

僕のとなりで半兵衛が僕の服の袖を掴みながら震えているのだが

「まさか、ハルハ殿と半兵衛に面識があったとはな」

「ハルハ、お前と半兵衛知り合いだったのかよ」

「僕も驚いたよ、彼女が半兵衛だったとは」

「彼は歌うことしかできない、ここは私一人を雇うのはいかがでしょう」

「おい!さりげなく自分を売り込んでんじゃねえ!」

「彼は一度、半兵衛を助けてくれたらしいからな」

「は、はい」

「くっ」

浅井長政、あんたのことは知ってる、でももう俺は暴走しない

「半兵衛から聞くに実に素晴らしい歌を歌うと言う、是非とも聞かせてくれないだろうか?」

「まぁ、大丈夫ですよ」

そう言ってスターソードガンを出す

そう言って演奏を始める

流れるのは少し疾走感があるように始まる

「死にたいなんて言うなよ」

「諦めないで生きろよ」

ここまでならいい歌詞だと思うだろう、が

「そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。」

「な!?」

長政と良晴くん、そして安藤さんたちが驚愕している

「……」

「実際自分は死んでもよくて

  周りが死んだら悲しくて

  『それが嫌だから』っていうエゴなんです。」

それは命を表した音

「他人が生きてもどうでもよくて

    誰かを嫌うこともファッションで」

「それでも『平和に生きよう』なんて

         素敵なことでしょう」

「画面の先では誰かが死んで

       それを嘆いて誰かが歌って」

その場にいるみんなが聞き入っていた

戦国の時代だからこそ伝わる命の素晴らしさ

「それに感化された少年が

      ナイフを持って走った。」

それを変えるような歌だから

「僕らは命に嫌われている。」

ここからは皆に伝えるかのように叫ぶかのように歌う

「価値観もエゴも押し付けて

    いつも誰かを殺したい歌を

          簡単に電波で流した」

「僕らは命に嫌われている

    軽々しく死にたいだとか」

「軽々しく命を見てる。僕らは

          命に嫌われている」

そこで演奏を辞め、一息つく

「どうでしたか」

「中々だが、少し物思いに更ける歌だな」

「まぁ、そうですね」

「ともかく、ここにいる六人で頼もうと思うが」

「私は、ハルハさんなら任せられます、この方々に頼もうと思います」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと城についたのだが、入り口の罠で半兵衛ちゃんが暴走してしまい、現在は城を乗っ取っている状態だ

安藤守就は長政と酒を取りに向かい

犬千代と半兵衛は着替えに行った

「なぁハルハ」

「なんだい良晴くん」

「お前は異世界から来たんだよな」

「うん」

「お前はあとどのくらいこの世界にいれるんだ?」

「……もうそろそろ帰らなきゃいけないから一週間内には」

「俺さ、もとの世界に帰らずこのまま暮らそうと思うんだ」

「そっか、それが良晴くんの決めたことなら僕は止めないよ」

このあと少しして半兵衛ちゃんと犬千代ちゃんが戻ってきた

「しかし、稲葉山城がこんな形で手に入ったのは幸運だな、半兵衛ちゃんがいれば義龍軍はが来ても抵抗できるし」

「そ、そうゆうわけにはいきません、護符には数に限りがありますし」

話を聞くに、先ほど陰陽師でつかう札を使いきってしまったらしく、それは京都の神社と近江でないと補充出来ないらしい

「ハルハ、お前の魔法でどうにか出来ないか?」

「悪いけど、テレポートリングは自分の行ったことの有るところにしか使えないから」

「そっか、そういや安藤のおっさんどこ行った?」

「確か、お酒を取りに行ったきり、犬千代が探してくる」

「俺もいくよ、ハルハ半兵衛ちゃんを頼む」

「うんわかった」

そう言って二人が出て行って少し半兵衛ちゃんが口を開いた

「あの、ハルハさん達には申上げにくいのですが、私は浅井にも織田にも付くつもりはないんです、このお城も義龍様にお返しするつもりです」

「うん」

「それに織田信奈殿と蝮殿は怖いです、お味方するなんて絶対無理ですっ」

「確かにあの二人は少し怖いかもね、でもそれは良晴くんに話してみてよ、僕は彼らに味方してるけど織田軍じゃない」

「違うんですか?」

「うん、僕は――」

「ハルハ!」

その時、部屋に犬千代と良晴くんが入ってきた

「良晴くんどうしたの!」

「半兵衛ちゃん宛に手紙が」

半兵衛ちゃんがそれを読む

長政は安藤さんをさらい、助けたからば墨俣まで半兵衛一人で来いとのことだった

 

 

 

やはり人間はっ!

あのときと同じように僕は心に破壊の心が生まれる

突如として肩にいたミミッキュが地面におり光だし、そこには大きなフードを被った女の子がいた

そしてその子は僕の手を握った

まるで落ち着かせるかのように

「落ち着いて」

そう言って抱きついてくる

「ありがとう、ミミだよな」

彼女は頷くと普通のミミッキュに戻った

すると手紙を読んでいた半兵衛からノイズの様なものが漏れ始める

「叔父様が」

そう言って倒れると同時に半兵衛の体からある怪物が出てくる

「!?なんだよこいつら!」

「あやかし、切る」

「なんでバグスターウイルスが!」

この世界で半兵衛が体の弱かったのは彼女がゲーム病に掛かっていたからだったのか!

こんなにも紛れ込んでいたんだな

「とにかく助ける」

僕は腰にゲーマードライバーをつける

「速攻で決める」

【マイティーブラザーズΧΧ】

「大変身!」

【ダブルガシャット ガッチャーン!レベルアップ!】

ガシャットを刺してすぐにレベルアップする

【俺がお前で!お前が俺で!(We're!)マイティ!マイティ!ブラザーズ(Hey!)ХХ】

「えぇーーー!」

「…増えた?」

「超協力プレイでクリアしてやるぜ!」

「超協力プレイでクリアしてやるぜ!」

そう言って二人の連携で一気に怪物を追い込む

ガシャコンキースラッシャーを交換しつつ使いさらに追い込む

そして怪物がとうとう膝を付く

「フィニッシュは」

「必殺技で決まりだよね」

【ガッチャーン決め技!】

そして二人同時にジャンプする

マイティーブラザーズクリティカルフィニッシュ

二人で怪物を何度も蹴り、最後に二人でキックすると、怪物が爆発し消滅する

【ガッシューン】

僕はガシャットを抜き変身を解除する

そのあと、半兵衛ちゃんを布団に寝かせ、僕と良晴くんも取り敢えず休憩を取った

 

 

 

 

 

 




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思ったのですが、皆さんは僕の小説でどれが好きですか?人気の奴を優先で書きます!あとまた新作書きます

  • 東方特撮戦記
  • ヒートスクールD×D~目覚める龍の騎士~
  • 蒼き光の戦士の転生章
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