ウイングダイバーでも艦娘になれますか? 作:魚介(改)貧弱卿
「提督、、提督、、起きて」
ん??私は提督なんかじゃなくEDF2本カントー支部……あぁうんまて違う、全体的に違う
現状をを再確認しよう
私は
日本関東圏防衛基地所属、降下翼兵ウイングダイバー、ウイング5DASH、現役大学生19歳の鉋狩翼で、、うん提督だ
残念ながら今は私が提督だ
ついでにこの少女の声は
響、暁型駆逐艦 二番艦と言う割に建造順では四番の末っ子系姉で、全体的に大人びた銀髪の少女
確か史実では大戦後にロシアに嫁に出されて、ヴェールヌイ(だっけ?)に改名したあと、数年後にデカブリストに再改名、、日本にいた頃よりロシアで過ごした時間の方が長い艦だったはず
うん、よし全部覚えてる
私の気づいていない記憶欠損がなければ全部
「起きた、起きたよ」
体を起こす
提督になってから今日で五日
最後の日だ
さぁ、
「time to play」
今日も、演技を始めよう
執務室へスニーク移動し、急いで変装
午前六時に間に合わせる
「ぁぁ、、あえいうえおあお
よし、問題なし」
声のセットも良好と、ここ四日で十分に提督っぽく動けるようになってきた
もはや私に負けはない!
二十分程後、、
「提督、失礼します」
執務室に入ってきたのは
加賀さんだった
なんというかさん付けが似合う
赤城は赤城さんより赤城なのに、加賀さんは加賀さんなのだ、わかるよね?
「どうした?」
「ボーキサイトが計算上の量より少ないくなっております、貯蔵庫の方にもなかったので、流失の可能性ありと考えて報告に参りました」
「なるほど……何故?」
考えよう、まずボーキサイトの消費は何故起きる?
艦載機の製造に使う、艦載機を使うのは空母、空母以外は基本食べない
犯人が艦娘なら空母の可能性が極めて高い
加賀がボーキサイトの量を確認していた理由は?倉庫の番は各担当艦娘が責任を負っているし、空母艦は一航戦赤城、二航戦蒼龍が担当している
加賀は記憶力と計算力がいいのを活かして作戦の立案と海域の状態予測などを担当しているはず、、まさか
「はぁ、、まず加賀は何故ボーキサイトの貯蔵庫に入った?」
「そっ、、それは」
「つまみ食いでもしようとしたか?いやまさか誇り高き一航戦の、一等空母であるはずの加賀がそんなことをするはずは無いよな、泥棒なんぞという非国民の所業に走るはずが無いよ
疑ったりして悪かったな
さて、、犯人は誰だろうな
食われたわけでないのならもしや深海棲艦の侵入か?だとすれば昨日の管理艦娘の赤城に責任が及ぶんだが」
「すみませんでした」
「ん?何故加賀が謝るんだい?
それは赤城の立場だろ?」
勝ったな(ゲス顔)
大方の予想では、加賀がつまみ食いしていたか、赤城達が管理をサボった、つまみ食いしていた。この三択だ
「私は……赤城さんの代わりに貯蔵庫の代わりを行なっていました」
やはり予想通りか?
「で?それは誰が悪いのかな?」
「………提督の歯ブラシにつられた私が悪いです」
ん?ぶっ飛んでないか?
「提督の歯ブラシ、、」
「怒るよ?流石に」
「お願いします、歯ブラシは
歯ブラシだけは!」
「没収です」
それを告げた瞬間、加賀の顔が真っ白になった、表情が抜け落ちて、ただあるだけの顔になったあと、全身が急に脱力して
恥も外聞も無く崩れ落ちた
「歯ブラシ…私の…歯ブラシ」
うわごとでも言っているのかな?
「失礼します、ここに加賀…」
控え目なノックと共に入ってきたのは
「赤城、何か弁明はあるか?」
赤城だ
「赤城さん…」「加賀さん…」
加賀さんが死んだ目で赤城を見ると同時に赤城は察したらしい
「提督の歯ブラシ……没収」
「加賀さん……提督、せめて提督の歯ブラシくらい許してあげ」「没収ね」
加賀が泣きそうになっている
「こうなったら……提督を全部貰っちゃえばいいんですよ…歯ブラシなんていらなかった
私が提督の全部をもらえば…」
「一航戦としては大賛成です
一緒に提督を二人じめしましょう」
あれ?急に病んだ。
「さぁ、、二人一緒に…提督、貰います!」
取り出したのは艤装……ではなくナイフ?
赤城はサバイバルナイフ
加賀さんは小型のククリ(片手曲剣)
「何故空母が刃物を…」
「提督…お忘れですか?私たちはもともと戦艦として設計された艦ですよ」
加賀さんが私の方にゆらりと歩み寄ってくる
遠距離戦を得意とするはずの空母に似合わない近距離格闘戦を前提とした剣の動き
それを認識した瞬間、私は失敗を悟った
「ふふっ、、提督の血の味を…教えて」
「それは永遠の謎にしといてくれ」
振り下ろされるククリナイフを椅子を蹴飛ばして下がることで回避
続く赤城の横薙ぎをプラズマアーク刃で弾く
「二人とも…ごめんな」
赤城のナイフは瞬間的に溶断されて崩れ落ち
それと同時に赤城は気絶する
それを確認した私は
肩にナイフを突込まれる痛みで頭をあげ
「シャアあっ!」
ゼロレンジへ飛び込み
右肩から腕を使わずに加賀を投げ飛ばす
執務室が騒がしくなるが
それは響がなんとかしてくれるだろう
投げられた加賀は頭を打ったらしく意識が薄くなっていた
その目の前でククリナイフを叩き折り
加賀さんにキスをする
「ごめんね加賀さん、今は
こわばっていた眼力が消え去り
優しい目に戻ったと同時に
加賀さんも意識を失った
しかし、
バレた可能性が高い
これ以上隠蔽は無理か
「提督っ!ご無事ですか!」
執務室に新たに入ってきたのは大淀さん
秘書さんが似合う艦6年連続No1な美人秘書である
スケベなスカートが視線を誘う
「この二人は…そう、
提督の邪魔をするなんて
解体ね」
砕いたばかりのククリナイフの刃を拾った大淀は何かに取り憑かれたような動きで加賀にそれを突き刺そうとする
「止めろ!」
パシッと音を立てて大淀の腕を掴む
それと同時に、大淀の表情が歪み、驚愕、そして激怒へと変化する
「どけ…偽物!」
「残念ながら退くわけにはいかない」
大淀も秘書専任な筈なのに無茶苦茶に早く動いて
天井に張り付く
「そんなヤモリみたいな!」
「専用執務室潜入装備『
どうも正しかったようだ
「二十四時間三百六十五日
提督監視守護装備、
第2?つまりそういう装備が
過去にもあったのか?
「偽物にはもったいないものですが」
後ろを取られた?無音で高速機動されても反応に困るが
「死ね」
「無理っ!」
もう演技をする必要はない
着装…は無理だとしても
プラズマアーク刃の1本や2本くらいは持ち込める
「レイピアとパワーランスの二本持ち、、単純に『紫電蒼刃』」
エネルギー消費が増えるけど
攻撃力はピカイチだ
20センチ砲による砲撃でもプラズマアーク刃を抜ける前に焼却分解できる
「徹底抗戦!」
「消えろ!
大淀さんつよくね?