ウイングダイバーでも艦娘になれますか?   作:魚介(改)貧弱卿

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艦これ要素ないのはわかってる

すいっ、、しーん!

 

 

って、、はやすぎぃぃい!

あっという間に空中、地上を立体的に移動する隊列を追い抜き、最前線へ飛び出す

背中を押されながら走るって

飛ぶより早いんだな!

 

滑走しながら減速し、、足を休める

 

ふぅ、、ん?うわ、、

 

 

「巨大アリ、、?キモッ!」

あんなのと接近戦なんてやれない

ってかやらない!

 

私はずっと遠距離からチクチクやって生きて行く!

アリ多くない?

 

「こちらウイング1我、先頭領域に突入!支援に入る!」

 

おっと、後ろから他のウイングダイバー達が合流してきた

 

「ストーム1了解した!」

「レンジャー2了解!」

「レンジャー3了解、、ぅゎあぁぁ!」

「たっ、隊長おおぉ!」

「畜生!隊長がやられた!」

 

了解の無線と同時に3隊長がやられたらしい

隊員達が混乱に陥る前に行かないと!

 

「梁上先生!レンジャー3隊のレスキュー許可を!」

「今は隊長とよべ!許可する、ウイング3とともにレスキューへ向かえ!」

 

私も陸上移動なら速いと分かったのか

ウイングダイバーとして普通の動きが可能な一部隊と一緒なら許可を出してくれた

つまり、

 

「ウイング5DASH突撃します!ウイング3援護求む!」

救助に行ける

 

私のコードはウイング5

ただし訓練兵故にDASHコード

 

「DASHって!ムリでしょう!下がって!」

 

「後ろだ!」

ウイング3の隊員が私を制止するが

彼女の後ろからアリが襲い掛かる

翼の展開には間に合わない

 

「えっ、、きゃあぁぁあ!」

「ふぅっつ!」

 

私は加速突撃を掛け、道中で拾ったレンジャー兵装のショットガンを発砲

アリは気色の悪い体液を撒きながら死んだ

 

おそらく持ち主を殺した個体だろう

前足と牙?に血が付着している

 

供養になれば良いが

 

「ひぃっ」

 

「動かないなら無理をしないでくださいね

武装が勿体無いので、私は行きます!」

 

声の温度を急激に下げながら走る

先程から無線の応答がないレンジャー3を救助しなくては

 

加速!

 

なんとも表現し難い音と共に

私の羽は思いに応えて、私に推力を与える、もっと、もっとだ!もっと速く!もっと速く!

 

地面を蹴る足が速度に追い付かなくなる寸前まで加速し、ブーストを切る、そして

「だぁぁぁぁ!」

 

自前の足で、走る

大きく跳躍するように後ろに足を出し

できるだけ速度を減らさないように

全力で走る

 

これなら!

 

15秒で戦場を走り抜け

レンジャー3部隊が展開していた場所まで到達する

 

そこには

 

大量のアリと血を撒きながら倒れている隊員がいた

「しねぇぇえ!」

 

ウイングを展開しながら突っ込み

突撃斉射

ショットガンがアリの群れを吹き飛ばす

 

八匹を殺し、残り二匹を

蹴り飛ばす

対ショック機能が私の足へのダメージを受けるがアリにそんなアーマーはない

ベガジャッ!とも聞こえる音と共に

アリの甲殻を突き破り

その内側の肉に深く足が突き刺さる

 

ゼロ距離で、私はウイングダイバーの武装

レイピアを起動、発射する

 

射程は短いけど、、威力はそれなり以上

ペイルウイングと呼ばれていた頃の部隊から所属していた先輩から教えてもらった情報だけどこの手の武器は命中させるのが難しい代わりに

 

取り回しが楽

 

死んだアリから足を抜き

後ろから忍びやっていた最後のアリを振り向きざまに貫く

 

翼で一瞬だけ推力を作りアリの死体から離れ

レンジャー隊員の元へ移動する

 

「貴女 、は、無事か」

 

「しゃべらないで、傷に障る

エイドキットが落ちてる筈だから

それ持ってくるまで生き延びて」

 

「もう、、無理だ、、俺も

隊長も、、みんなやられた」

 

「黙りなさい!とにかく体力を温存して!」

 

「俺の武器はくれてやる、

貴女も、はやく、撤退しろ」

 

私はそれ以上聞かずに飛ぶ

そこらの死骸や明確に死んでいるのがわかるレンジャー達の亡骸からアイテムを引き出す

 

アーマー、アーマー、ウエポン、、アーマー

エイドキット、あった!

 

よしっ

 

「レンジャー隊、エイドキット使用だ」

缶の蓋を開けて

共通規格の装甲にリキッドを注ぐ

 

このリキッドかアーマーの機能を発揮する触媒なんだとか

ちょっと詳しい理屈は分からないけど

取り敢えず生命維持装置は機能を取り戻す筈

 

武装を放棄していたレンジャーは

 

「ぐっ、、貴女は無理をする、、どうして足の無い(たたかえない)隊員になど構う」

 

「仕方ないでしょ!救援に来たんだから!生きてるなら助ける!何か間違ってる!?」

 

「強いて言うなら、、タイミングだな」

 

後ろにいたアリを

私の拾ったショットガンが撃ち殺しながら

彼は笑った

 

「どのみち俺は固定砲台、せいぜい撃ちまくるさ」

 

「だぁぁぁぁ!!それじゃ意味ないでしょ!」

「ウイング3、ウイング5DASHとレンジャー3残存隊員を発見!」

 

先輩方が見つけてくれたようだ

 

「ん?ウイング隊か、DASHって貴女は訓練生だったのか!」

「今は緊急!ほら下がるわよ」

 

私が彼を抱えて走ろうとするが

「俺にもレンジャーの意地があるんだ、

最後は戦場で死ぬと決めた」

「その人は置いていくわよ」

 

レンジャー隊員はそれを拒否し

ウイング隊員は撤退を優先した

 

「なんでよ!今戦力をすり減らせる余裕はないでしょ!」

「すまん、これは意地の問題だ」

 

「はぁ、、男ってみんなそうよね

ペイル隊だった頃もそうやって死んでいく人何人も見たわ、貴女は脱出しなさい、私も追うわ」

 

「ウイング3」

「これは命令よ!」

 

「貴女は生き延びろ、俺は死地を決めたんだ」

彼は無い足を気にせずに無理やりに歩き

隊長らしき亡骸に敬礼して

その装備を取る

 

「俺が隊長になったら

くれるんでしたよね、AF19X-B3(これ)

ありがたく、使わせてもらいます」

 

私は彼を見送ることもできず、撤退した

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